万能!オロナインの恐るべき効果 ロングセラーには理由がある!

万能!オロナインの恐るべき効果 ロングセラーには理由がある!

皆さんの自宅には、救急箱がありますか?
常備薬というものはありますか。
頭痛薬や風邪薬、絆創膏や傷薬、やけどとちょっとした時に使える、常備薬が置いてあるのではないでしょうか。
その中で、やけどにも傷薬としても、虫刺されにも使える薬があるのをご存知でしょうか。
戦後からずっと使い続ける家庭も多い、万能薬「オロナイン」です。
それでは、万能薬オロナインとは一体どんな薬なのか、ご紹介しましょう。

オロナインとは?

容器に入ったクリームを指ですくった様子

オロナインの効能・効果

頬に吹き出物ができたのか指を指して悲しい表情をする女性

市販されているオロナインの成分

アロエと透明なボールに入った白い物体

添加物としてラウロマクロゴール、ポリソルベート80、硫酸Al/K、マクロゴール、グリセリン、オリブ油、ステアリルアルコール、サラシミツロウ、ワセリン、自己乳化型ステアリン酸グリセリル、香料、精製水を含有します。
(引用元:大塚製薬オロナイン公式サイト)

オリブ油は、オリーブオイルのことになります。
ワセリンは保湿のために他のハンドクリームの中にも、使われていることがあります。
添加物は、商品を使いやすくするためのものや保存のため、主成分のベンザルコニウム塩化物が、オロナインの効能の元になると言えます。

ベンザルコニウム塩化物とは?

なぜ、オロナインはそんなにも色々な効能があるのでしょうか。
オロナインの成分、ベンザルコニウム塩化物とは、一体どんなものなのでしょうか。
オロナインの効果の成分となる、ベンザルコニウム塩化物についてご紹介しましょう。
ベンザルコニウム塩化物の一番の効能は「殺菌・消毒」になります。
消毒薬として利用度が高い薬品です。
ベンザルコニウム塩化物は、陽イオン界面活性剤になります。
陽イオン界面活性剤は、細菌の細胞膜組織のタンパク質を変化させることで、細胞の形そのものを維持できなくさせます。
それにより、細菌が滅せられるということです。
身近な消毒薬として、コンタクトレンズ用の防腐液に、ベンザルコニウム塩化物が含まれています。
特にどんな菌やウイルスに効果があるかというと「真菌」「エンベロープ」というヘルペスや白癬菌による皮膚病に一部有効であるようです。
そのため、白癬菌が原因の水虫や、いんきんたむし、しらくもという皮膚病に効果があるということになります。
口元にできるヘルペスは真菌が原因となる皮膚病です。
このほかにも、ニキビの原因と言われるアクネ菌も真菌になるため、オロナインはにきびや吹出物にも効能がある、ということです。
そして、オロナインは、ベンザルコニウム塩化物の殺菌・消毒効果で傷を殺菌消毒し、添加されたワセリンで傷口をふさぐ、という働きをしています。
ハンドクリームを塗っている様子

オロナインの副作用と効果がない場合

オロナインは第二類医薬品になるため、重度のケガや傷、やけど、皮膚の病気には効果がありません。
重度になると、菌そのものを強い力で滅することが必要となり、症状によっては抗生物質を使うことになります。
オロナインは、あくまでも軽度の傷ややけど、皮膚症状の緩和として使います。
また、使用の用法を守らず、過信してしまうと副作用を起こすこともあります。
特に、患部がすでに化膿してしまっている場合は、抗生物質が含まれた軟膏や、医師の診療が必要です。
また、オロナインの副作用としては「湿疹、かぶれ、腫れ」といったことが考えられています。
体質的に合わない、添加物の中にアレルギーを起こす成分が含まれている、ということもありますので、使ったことでいつもと違う症状が出た場合は、すぐに使用を中止し、医師に相談をしましょう。

まとめ

オロナインは、1952年から60年以上続くロングセラー商品です。
オロナインをはじめとするロングセラー商品は、時代や世代、年代を超えて愛されているものばかりです。
流行に乗ってヒットしてもすぐに消えない、という商品にはそれだけの理由があります。
今まで、ドラッグストアで新商品を手にとっては、すぐに違うものに変えていたあなた、ぜひ、一家に1つオロナインH軟膏を用意してみてはいかがでしょうか。

関連記事

人気の記事