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  • 新しいメディアが誕生するとしばらくコンテンツは長くなっていく

    2014-08-23 15:391

    大きく長くなっていく

    新しいメディアが登場すると、最初は大きく長くなるという法則があります。その後、ほとんどの人間が快適だと思う長さに集約されていきます。

    映画やら書籍やら、だいたいそういう感じですから、今回は明治の小説(講談速記本)を題材にして、長くなっていく過程を見ていきましょう。

    今後新しいメディアが登場した際には参考になると思いますよ。

    石川一口の場合

    創作の世界には時折化け物みたいなのが出現し、圧倒的に素晴しい作品を作り上げてしまう。そういう作品は当然後の世に残ります。それを読んだ人々は、当時の水準をはるかに超えた作品を、当時の平均的なものだと考えてしまいがちです。その結果、時代のイメージが狂ってしまうという問題がままあります。

    そんなわけで、今回は一人の才能控えめな作家『石川一口』に絞り、物語の長さの変化を見ていくことにします。ちなみに誰も知らないと思うので軽く紹介しておくと、石川一口というのは、明治の二〇年代から大正時代にかけて、講談速記本界でそこそこ活躍した講談師です。

    一口の初期作品『勧善曽我富士の面影』は一八九一年に出版されました。この作品の長さは、八七ページ、文字数は三万文字弱に止まります。今と比べるとかなり短かいですね。

    ただしこれは当時の平均からしても、比較的短い作品です。他作品を見るに平均して一八〇ページ程度あったようです。事実、翌年に一口は、『駿河細工有田の色笠』二一三ページ、『眼三升舞台当芸』224ページ、『積雪操松枝』203ページと、二倍以上の長さの作品を出しています。

    一口に限らず明治のこの時期、徐々に物語は長くなっていきます。講談速記本も小説も同じです。

    なぜなら印刷や製紙の技術が向上し、物語を作製するための技法が発達し、より長い物語の生産が可能になっていくからです。自然に読者たちの間に、長くて分厚い本を買うほうがお得であるという感覚が広がっていきます。

    ところで石川一口という人は、もともと雑誌で活躍していた人で、あまり長い作品を作るのは得意ではなかったようです。そもそも短かい作品もあまり面白くないんですけど、とにかく短編が得意な一口も、時代の流れには逆らうことは出来ず、作品の長さが徐々に伸びて行きます。

    1892年『血池地獄』340ページが書かれ、明治の二七(一八九四)年に、『木食上人』が出版されます。この作品は上巻二〇二ページ下巻一六〇ページと、二巻本で出版されています。上下巻に分けたのは、コストと製本技術、そして商売上の事情があったのでしょう。

    この長編二作品を書き上げた後、一口はしばらく一巻本を書き続けますが、一九〇一年に『久松桃太郎 加賀騒動』(二二二ページ )『久松桃太郎後日談 加賀騒動』(二一五ページ)『長谷部国太郎』(ページ数不明)という三部作を書き上げ、その勢いで石川一口史上最低の駄作『後藤又兵衛』4部作に着手します。

    これは一九〇八年から一九一〇年の二年に渡って書き続けられた作品で、後藤又兵衛』のページ総数は八一〇ページ、文字数にすると約三〇万文字にも及ぶ大作で『勧善曽我富士の面影』と比べると十倍の長さになっています。二〇年で十倍の長さになっているわけなんだけど、残念ながら石川一口の物語を作る技術はほとんど向上していない。ですから面白さが十倍に薄められてしまい、常人では読破することが難しい作品になっています。

    それだけでなく『後藤又兵衛』と同時期に『勤王名士』シリーズ3部作、『薄田隼人』3部作なども制作されています。その忙しさは想像できるわけですけど、より荒く雑に、そして面白い要素は皆無の大駄作が生産されることになり、読むと絶対に損した気分になるという奇書が連発されることになってしまいました。

    例えば『勤王名士』シリーズの坂本龍馬では、私が知る限り三本の指に入る最下等の文章が書かれることになります。



    良いところがひとつもないという実にすごい文章なんですけど、石川一口の酷さは今回のテーマじゃないので話を戻しましょう。

    ジャンルの限界、そして延命

    ここで講談速記本の長さの変化を、グラフにして掲載しておきましょう。



    実は講談速記本というジャンルの長さというのは、明治40年辺りが限界です。もちろん太閤記や徳川十五代記などの例外はありますが、ひとつの塊として認識できる物語としては、このあたりで打ち止めでしょう。ジャンルの限界ギリギリの作品を幾つも作っていたわけですから、一口作品に限らず、駄作が登場してしまうのも当然です。

    その一方で大衆小説の世界では、大長編が伸び続けます。一九二四年から一九二七年にかけて新聞紙上に1100回に渡って連載され続けた白井喬二の『富士に立つ影』(文庫10冊分)や、一九一三年から一九四四年の間に書かれた中里介山による5000ページ以上もある『大菩薩峠』など、超傑作大衆小説が生産され続けます。

    この時期、講談速記本の長さは一気に減ってしまいます。なぜなら講談速記本の世界で生き抜こうと決心した優秀な講談師と速記者(というより三流小説家)たちが、革命を起したからです。

    彼らは文庫という形態に目を付け、三巻、四巻という作品を二〇〇ページ前後に圧縮し、文庫化してしまいます。一口でいうと一八九一年あたりの長さに戻っているわけですね。当然ながら薄まった面白さが濃縮されますから、まあまあ読める作品が仕上ります。

    この革命により死んだかと思われた講談速記本は、戦後あたりまで生き残ることとなります。しかしながら二〇〇ページ程度になってしまった講談速記本は、その後は新たな革新もないまま衰退し続け、今では跡形も残っていません。思わず長さが集約されてしまうと、そのメディアが成長する余地は残っていないとしてしまいたくなってしまいます。

    しかしながら映画やドラマなんかは一定の時間になっていますが、今もずっと続いています。この辺りの理由はよく分かりませんが、石川一口はページ数を稼ぐために延々と人名を並べて誤魔化すというテクニックを多用し、本当に人をウンザリさせる。



    一口の作品は二度と読みたくない。
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  • 折り畳み座椅子の導入

    2014-08-17 13:39

    世の中には少し値段の高いワーキングチェアっていう製品が存在し、長時間座りながら仕事したり遊んだりするために設計されている。

    これが良いものであることは確かなんだけど、ずっと座っていると飽きるという問題点がある。飽きてくると違う座り方をしたくなるので、形の違う椅子が必要、だから俺は折り畳み式の座椅子を導入した

    俺が買ったのはこのメーカーの商品でわりあい実用的だと思う。

    http://www.aandf.co.jp/brands/crazy_creek

    アウトドア用の製品なので、かなり小さく畳むことが出来る。大きさについてはハンコケースを参考にしてください。



    平べったくすると下の写真みたいな感じ、製品の雰囲気としては左右のグラスファイバーの棒に丈夫な布っぽいのを貼り付けてあり、ヒモとかプラスチックバックルなんかが左右に埋め込んである。



    そしてこれが椅子化した布とかヒモとか棒の姿です。



    なんとかギリギリ座椅子になっている。

    座り心地はあまり良くない。2時間くらいで腰とか尻が痛くなる。痛くなったら普通の椅子に座るみたいな運用です。

    さらに座りながらノートパソコンを使うと、腕がナイロンのヒモ部分に当って痛いという弱点もある。これは体格にもよると思う。

    物質というのは使ってない時には必要だけど、使ってない時は邪魔、だから小型に出来るところは良い。

    床はあるけど椅子がない場所へ運搬することも可能、だから職場に持ち込んで普通の椅子に飽きたら座椅子に座るみたいなことも出来るが、普通の椅子をみんなが使っているのに一人だけ座椅子に座ってたら違和感が出る。それでも座椅子に座りたいから俺は職場に座椅子持ち込むみたいな考え方もありだけど、一人だけ地面に座ってる奴とかいたら馬鹿丸出しで見苦しいし、職場の調和が乱れる。こういう人間は座椅子禁止にされたら、座布団ならば良いのですかとか言い出してウザい。俺は絶対に職場に座椅子を持ち込む人間とは一緒に仕事をしたくないし、誰だって職場に座椅子を持ち込む人間とは一緒に仕事をしたくない。そんな事情がありますので、職場に座椅子を持ち込むようなクソバカそのものの人材を、面接の際に落すための具体的な対策を講じることが急務とされているのである。


  • Mac OSX のアプリケーションをフルスクリーンで使うためのショートカット

    2014-08-15 15:24

    MacBook Air 11inch の解像度は1,366 x 768ピクセルしかない。だから1ピクセルも無駄に出来ないし、常にフルスクリーンで使うしかない。

    そんなわけでフルスクリーンで使うと便利なショートカットをまとめておきます。

    Control + Command + F = フルスクリーンに切替え

    これでフルスクリーンになる。

    Command + 左右カーソル = フルスクリーンアプリケーション間を移動

    HyperSwitch などのソフトを使っても良いと思う。ただ OSX のフルスクリーンは XQuartz やら古いアプリケーションと一緒に使うと、おかしくなることがたまにある。なのでなるべく標準の環境でなんとかしたいので俺は使っていない。

    Option + Command + 8 = ズームの切替え

    システム環境設定→アクセシビリティ→ズーム機能 でキーボードショートカットを使ってズームにチェックする。


    下の様な段組の書籍を読むのは11inchだと辛い。




    ズーム機能を使うと、読み難い文字がある場合だけズームとか出来る。ただしボヤけるからあんまり意味ない。たまに使う。

    まとめ

    多分だけど時間を計測したら、マウスでのほうが速い操作が、いくつもあるような気がするというか、そういう調査をどっかで見たことがある。個人的にはショートカット使うメリットは、操作を間違えにくいってことくらいだと思う。