砥沢砥石採掘跡(明治・大正・昭和虎砥採石場)





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前回は江戸時代の採掘跡に訪れた。
今回は明治から昭和に掛けての採掘跡を探索した。






写真の矢印の位置が今回メインに散策した場所。
ちなみに他の赤印も軽く歩いたが、目ぼしい遺構は見つからなかった。
GPSを持ってくるのを忘れたので詳しい位置は不明。





砥沢の荒れた林道を進み、大きい段差がある場所に車を停める。
最初の地図だとこの辺りが採掘場跡と思われる。





駐車した場所から沢を見上げる。
左岸から(写真だと沢の右から)奥へ入る。





沢を登り平場へ着くと残骸を発見!!
テンション上がって来た!!
ドラム缶や細かい金属片などが落ちてた。





うーん・・。
これはなんだろうなぁ・・。
何の残骸がは分からないが、当時この地で操業されていたと思うとワクワクしてくる。





廃鉱山恒例の一升瓶。
酒は鉱夫に付き物、どこの鉱山に行っても転がっている。
他の鉱山では坑道の最深部に転がってたりしてビックリする。





丸ノコの刃。
誰かやったんだか知らないが、木に引っ掛けてあってなんか面白い。





沢の上部に出た。
写真で分かるように左岸に道跡が見える。
道跡を辿れば比較的簡単にここまで来れる。





そしてすぐ近くに採掘跡発見!!
露天掘りの手掘りで掘ったような感じ。





さすがは砥石の産地。
砥石がそこら中に転がっている。
持って帰ろうかと思ったが特に使い道が無いので放置。
ここで採れる砥石は「虎砥」と呼ばれ、虎みたいな模様が見える。
前回行った江戸時代の採掘場の砥石より目が細かく、幾分上等に思える。
砥石が欲しくなったらここまで来ればゲット出来ます!(買った方が早いけど)





周りには砥石以外にも変わった鉱石を発見。
砥石の鉱脈と繋がってるが、途中で炭化したかのように黒くなっている。
触るとボロボロ崩れる。
私は鉱石マニアじゃないので分からないが、とても気になる。
砥石以外にも何か採れたのか・・。





更に奥に進むとまたまた砥石の露頭を発見。
たぶんここも採掘場。





おお~
美しい。





近くには南牧村らしく、石垣が積まれていた。
南牧村の石垣にしては雑な気もするが・・。





周辺をぶらぶらしていると黒っぽい露頭が出てきた。
場所的に採掘場所ではないと思う。
砥石っぽくないが、なんだろう。





露頭に近づくと、さっき見た炭化したような岩だった。
うーん、これはなんだろう、分からん。





ちょっと戻って沢の右岸側へ。





うっひょい!!
レールだい!!





レールいっぱいある!!!


とまあ、そんな感じにかつて栄えた南牧村の様子を思い浮かべながら鉱山の名残を感じるのであった。




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