刑事司法システムの高潔性は、犯罪現場の証拠分析の信用性と密接に結びついている。容疑者の有罪や無罪を証明するための誠実な取り組みがなければ、刑事司法システムの存在そのものが根底から覆されてしまう。にもかかわらず、誠意のない杜撰な捜査により、故意的な情報改ざん、情報操作が組織的に行われ、有罪が無罪となり、無罪が有罪となる場合がある。
ここでは、FBI捜査官、スコットランドヤード、ニューヨーク警察、検視官、科学捜査班などが関与した杜撰で悪質な犯罪捜査10つのケースを見ていくことにしよう。
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10. 暴行殺人事件について13年間無責任に嘘をつき続けた検視官
フレッド・ザインの学歴を見ると、ビーカーをうまく扱う人間とはとても思えない。ましてやその彼が法医学研究所で働くなどとんでもないことのはずだ。ザインはウェストヴァージニア州立大学の卒業生だが、やっとのことで化学過程をパスしただけで、ほかの教科はことごとく落第している。こんなに適性が低いザインがなぜウェストバージニア州警察所属の化学者として、物的証拠チームのチーフの仕事に就くことができたのかはまったくの謎だ。
こうしたザインのバックグラウンドを知っていれば、在職中に常習的にラボの分析結果を改ざんし、法廷で虚偽の証言をして有罪をでっちあげていたのも想像に難くない。
なにしろこの一件ではなんと13年もの長い期間、2つの州の検察官がえせ専門家であるザインの意見に耳を傾け続け、でっちあげられた証拠にこれっぽっちも疑問を持たなかったのだ。そしてこれらの証拠は絶対であり、ほかのラボも手出しができなかった。
ザインの能力を鵜呑みにしたおかげで、数えきれないほどの無実の人間がおもに暴行殺人の罪を着せられて刑務所送りになった。うち何人かは容疑が晴れたものの、ザインのでっちあげた証拠のせいで事件に巻き込まれた人の正確な人数はもうわからない。
わかっているだけでも、ザインの不正はとてつもない数にのぼるのは明らかだ。ウェストバージニア州だけでも、ザインの不正行為は182件になり、テキサス州の犯罪ラボに加えて、ほかの10の州でも法医学の顧問をしていたため、何百という暴行殺人の公判で虚偽の証言をしていた可能性がある。こうした不正一掃のための費用は天文学的な数字になる。ザインの不正によって有罪になった無実の人たちへの賠償金は、ウェストバージニアだけで650万ドル、テキサス州は85万ドルにもなった。だがザインにこれらの責任を取らせることは叶わなかった。彼は無効審理がなくなり、再審が始まる前にガンで亡くなってしまったのだ。
9. 繰り返し証拠を盗み、報告を怠ったFBI捜査官
ポップカルチャーにおけるFBIの扱いは比較的好意的だ。FBIは地元警察の能力を超えた力をもち、犯罪の世界の大物を電気椅子送りにしてきた。数々の実績によりその信頼性は高いものがあるが、その評判がガタ落ちになった事件がある。マシュー・ロウリーという捜査官が、FBIの犯罪ラボから盗んだヘロインでハイになっているところを現行犯逮捕されたのである。
日曜学校の先生の息子で、長い間警察に勤務し、FBIアカデミーを優秀な成績で卒業したはずのロウリーには、ドラッグにはまるイメージはまったくなかった。だが、FBI捜査官としてワシントンで活動していた5年の間にFBIの車両でドラッグをやっていたのがばれてしまった。彼は少なくとも28人のドラッグ犯罪者の訴追を単独で妨害したと言われており、彼がかばった罪人の多くは危険なギャングのメンバーと考えられている。さらに150件もの事件を示談にしたと言われている。全ては薬物におぼれたせいだ。
ロウリーの犯罪のせいで、FBIラボで証拠として保管されていたドラッグのチェックが必要になった。ロウリーはFBIの捜査の間に13万ドル相当の押収物の抜き取りに関わっていたらしいとされている。ロウリーが犯した最大の罪は、多くの汚職事件同様、アメリカの法律書には存在しないものだったことかもしれない。
FBIの厳しい薬物検査方針があるにもかかわらず、ロウリーの軽率な行動はノーチェックですり抜けてしまった。そして彼が証拠を抱え込んでいた長い間、なぜまったく問題にならなかったのかという疑問の声が多数上がったため、最終的にはFBIも無責任な関係者として引き合いに出されることになってしまったのだ。
8. 検察側が気に入るように殺人現場の証拠を改ざんした科学捜査班
ハイテク技術を駆使して科学捜査をするCSI(科学捜査班)という省略語は、今ではなじみのある言葉になった。しかし、ネブラスカ州ダグラス郡の住民にとって、この3つのアルファベットは、面汚しのデヴィッド・コフォードのおかげで“犯罪ごまかし捜査”の意味になってしまった。CSIチーフだったコフォードが、一連の殺人事件に関するDNAの証拠を意図的に改ざんして、使い物にならなくしてしまったのだ。
コフォードの最初で最大の悪行は、男女2名を殺害した容疑をかけられたニコラス・サンプソンとマット・リヴァースを巡る事件だった。地元警察は11時間以上に渡る審問の中で、圧力をかけたり脅しを繰り返すことにより、精神障害のあるリヴァースから無理やり虚偽の自白を引き出した。警察の告発を支えるために、コフォードは犯罪現場に容疑者につながる血痕を故意に残し、法廷で有罪判決を確実なものにした。しかし、のちに出てきた追加の証拠のおかげで真犯人がわかり、コフォードのごまかしが明らかになったのだ。
かくしてそのつけは高くつくことになる。冤罪で2年間も刑務所に入っていた被害者への賠償金に加え、サンプトンとリヴァースの人生をもてあそんだ罪でコフォードは告訴された。民事裁判所は原告にトータルで650万ドル(7億7千万円)を支払うよう命じたが、実質的にはコフォードの支払い能力をはるかに上回ることを考えると、これは現実的ではなく象徴的なジェスチャーだったといえる。
のちにコフォードが扱ったほかの事件を調査すると、新たなごまかしが明らかになった。2003年には4歳のブレンダン・ゴンザレスの殺人の犯人としてイヴァン・ヘンクがはめられていた。これは血液サンプルを捏造によるもので、ヘンクはすぐに逮捕され、結果として有罪答弁をさせられていた。
2006年には、DNA証拠物件を改ざんして、ジェシカ・オグラディーの殺人を“解決”するのに利用した。改ざんされた証拠に基にすれば、容疑者であるクリストファー・エドワーズの有罪判決を覆すのに間に合う法的根拠ができる可能性もある。コフォードのせいで、無実だったはずのエドワーズの有罪は決定的になり、真犯人が野放しになったのだ。
7. 12件以上の暴行事件の証拠を改ざん、無視した性犯罪捜査官
スコットランドヤードは犯罪捜査において優秀だと思われている。サファイアの性犯罪捜査課も例外ではない。だがこの事件の捜査では70人以上の女性を襲ったレイプ魔を野放しにしてしまい、痛烈な批判にさらされることになってしまう。実際は犠牲者の数は102人にものぼるというが、サファイアの捜査当局が事件を間違って分類し、意図的に未解決の性犯罪の件数を減らそうとしたのだ。
2010年の捜査によると、1人の刑事と2人の新米刑事が生き延びた暴行被害者の供述を書き変えたという。このあくどい報告書の改ざんは、暴行事件の解決率を上げるためのサファイア捜査課幹部による組織ぐるみの所業だ。
法を平然と無視した非道な悪行は明らかであり、サファイア捜査課の3人は成績改善のために犠牲者の正義を否定し、残虐な犯人を野放しにしたのだ。だが、醜聞は彼らだけに留まらなかった。
同捜査課の刑事であるライアン・コールマン=ファローは、2007年から2010年の間、暴行被害にあった少なくとも12人の女性の報告を無視し、その調査を怠っていた。この3年間、容疑者に尋問しなかっただけでなく、被害者の供述をでっちあげ、ビデオの証拠にも手をつけず、法医学的な証拠を適切なルートで処理しなかった。その結果、11人の容疑者に対する訴訟はお蔵入りになり、未解決のままになった。
結局、スコットランドヤードの性犯罪捜査官によるお粗末な捜査のおかげで、この組織に劇的なメスが入ることになった。サファイアの捜査課はのちにメトロポリタン警察の児童虐待課と合併された。
6. 検挙ノルマをこなすために無実の人にドラッグの罪をなすりつけたニューヨーク警察
2008年、没収したドラッグを横流ししていたブルックリンの警官が逮捕された。当局は、このドラッグは“崇高な汚職”の渦中にあった大物逮捕に関する情報を得るため密告者に渡されるものだったと弁明した。しかし3年後、ニューヨーク市民は警官が無実の人々を意図的に逮捕していた、というとんでもないニュースに驚くことになる。
警察の業績は逮捕件数で評価されるため、犯罪者の検挙に失敗した警官は捜査から外されるリスクを負っている。このたくらみに関わっていた警官のスティーブ・アンダーソンによると、検挙数の少ない捜査官が、麻薬捜査のおとり捜査官から秘密工作で買ったドラッグを受け取った原因はそこにあったという。検挙数というプレッシャーのため、余分なドラッグが無実の人たちをはめるのに使われることになってしまったのだ。
違法な証拠をでっちあげているというアンダーソンの供述は、無実の人たちをはめて逮捕数を水増ししたすべての疑わしい捜査官を有罪にするのには不十分だ。しかし、400件の麻薬事件を無効にして、麻薬がらみで間違って逮捕された24人以上の人たちを解放するのには十分だった。政府は冤罪の対象者には、誤って監禁された時間によってそれぞれ1000ドル賠償することを了承した。
この一件で失ったものは計り知れないだろう。ブルックリン警察の評判は地に落ちてしまった。自分たちのメンツのために無実の人々を何年も逮捕していただけでなく、実際に悪事を働いた警官を大義のための悪役とみなし、隠蔽しようとしたために自らの威信を二重に失う結果を招いたのだ。
5. 10年近くもの間、指紋の証拠を捏造していたニューヨーク州警察
1989年、ニューヨーク州ドライデンに住むハリス家は、残忍な殺人事件の犠牲者となってしまった。家族4人は縛りあげられてさるぐつわをかまされ、15歳の娘は暴行・拷問された。全員が頭を撃ち抜かれて殺され、家には火がかけられた。マイケル・キンゲとその母親シャーリーが有罪判決を受けて、刑務所に収監された。
しかし、強盗と放火の罪で懲役17年から44年の刑を受け、刑務所に入ってから2年がたったとき、シャーリーが釈放された。放火に使われたガソリン缶に付着していたとして証拠に回されたシャーリーの指紋が、ニューヨーク州警察によって故意につけられたものだったというのだ。
でっちあげられた証拠で有罪になってしまったシャーリーのケースは、少なくとも36件はあるとされるニューヨーク州警察C課のメンバーが行った悪行の一例にすぎない。1984年から1992年の間に、C課のメンバーとF課の一人は、指紋やほかの証拠を組織的に捏造していた。この8年間、彼らはこんなふうにニューヨークじゅうの多くの重罪の“解決”を手助けしていた。
スキャンダルの中心は、C課の5人の法医学捜査官だった。彼らはたるんだ風潮、暗黙の共謀、見落としなどの文化に慣れ切っていた。彼らと長い間知り合いだったF課の警官は、その犯罪になんの気なしに加担していた。
C課の救いようのない堕落や見過ごしは、元警官のデイヴィッド・ハーディングまでもが承知していた。ハーディングはCIAとの面談の中で、秘密工作を行う自分の能力のひとつとして、証拠のでっちあげの偉業を大げさに吹聴していた。彼は一連の重大犯罪のせいで政府と厄介なことになるかもしれないなんてことは理解していなかったのだ。
のちの調査により、6人の有罪答弁が行われたが、もっとも重要な成果は、指紋の証拠の確認をより厳重にするようルールが変わったことだろう。
4. ずさんな捜査や盗みなど何千という怠慢を見て見ぬふりをしたデラウェアの麻薬ラボ
2014年1月、デラウェアの検察官は、法の悪夢に直面した。麻薬ディーラーの容疑者の公判で、没収したはずのドラッグが紛失し、心臓病の薬に置き換えられていることが裁判所で見つかったからだ。それから数ヶ月で、デラウェアのラボの不正行為のパターンと、刑事訴訟の手順を損なうというプロにあるまじき行為が捜査員によって明かされた。
2010年から2012年の間、検察医オフィスで50以上の窃盗事件があった。盗まれたものが証拠に置き換えられることもあった。だが、ラボはそのはるか以前から腐敗しきっていた。この問題の大部分は、検視局長のリチャード・カレリーにあったといえるだろう。
麻薬ラボで20年近く舵取りをやってきたカレリーは、多くの無責任な雇用を仕切り、プロとして失格だった。麻薬の窃盗犯のひとりであるジェームズ・ウッドソンは、デラウェアのニューカッスル警察署から証拠を盗んだ疑いがあるにもかかわらず採用されていた。2006年にも、ラボは以前データを改竄した疑いで辞職した法医学の分析官を雇っていた。また、必要な能力テストをしくじった化学者をクビにしなかった。
犯罪者と無能な人材で運営されたチームだったため、必然的に恥知らずな違法行為が起こった。14年もの間、ラボは機能不全の機器に頼っていた。その機器に入力された証拠データの日付は1970年1月1日だったのだ。さらに、退職した前職員が6年間も証拠保管庫のキーをひとりじめしていた。ラボの法医学データのいくつかは改ざんされたものと思われていたうえに、数えきれないほどの証拠のずさんな管理によって、すでに200の麻薬事件が却下され、60以上が減刑されるという結果を招いた。だがそれは始まりにすぎず、さらに500の有罪判決に異議が申し立てられている。
3. マフィアの組織のようなフィラデルフィア警察麻薬課
どの町にも不名誉な歴史はあるものだ。フィラデルフィアの場合、それは39分署の警官たちにあたる。彼らは誤認逮捕、証拠の改ざん、暴力、果ては窃盗などのあらゆる罪を犯し、フィラデルフィアの住民にショックを与えたのだ。
特にジョン・ベアードの残酷な悪行、とりわけ黒人に対する彼の扱いは目に余るものがあった。54歳のベティー・パターソンは、虚偽の証拠をつきつけられて、コカインを売ったという疑いをかけられ、3年も刑務所で過ごした。14年のキャリアの中で、警察権力を悪用したベアードは、その残虐な行いによって24件近くの不服を正式に申し立てられていた。
しかし、警察のおぞましい職権濫用を目撃した者がいた場合でも、ベアードやほかの警官に向けられた告発は根拠がないとして常に却下された。結局フィラデルフィアの捜査局が本格的に彼らを追及し始めたのは、1991年に入ってからだった。90年代半ば、39分署の悪行はついに新聞の見出しを飾り、翌年には1400件以上の事件が見直され、多数の有罪判決がくつがえった。被害者たちには500万ドルの賠償金が支払われた。
しかし、警官の汚職を根絶しようとした努力にもかかわらず、やはり腐敗ははびこっていた。2014年にも警官のグループが誘拐、恐喝などで捕まり、古い習慣はなかなかなくならないようだ。
2. ずさんな仕事ぶりと偏見にまみれた長い歴史をもつヒューストン犯罪ラボ
テキサス州には死刑制度があるため、被告にとって法医学分析は終身刑か死かどちらかの行方を決める重要な要素だ。その責任は重いはずなのに、ヒューストン警察の犯罪ラボが、誤ったDNA分析を頼りに虚偽の証言をしたことで損なわれた事件は少なくとも5000件から1万件にのぼるという。
法医学分析官のジェイムズ・ボールディングは、血液サンプルの分析基礎さえ理解していなかったため、法廷で虚偽の証言をして、無実の人たちを有罪にした。ジョージ・ロドリゲスはやってもいないレイプの罪で17年も服役し、ジョシュア・サットンは4年も投獄された。
数百もの事件を示談にしたボールディングは、不適格者ばかりのヒューストン犯罪ラボの象徴のような存在だった。このラボには信頼のおけない分析を故意に行う文化がはびこっていた。無秩序が蔓延し、改ざんなど日常茶飯事。サンプルはたいてい汚染されてしまっていた。
腐敗の歴史は1980年代にさかのぼる。強制的に2度、活動休止に追い込まれたラボは、2002年にもずさんな仕事ぶりに閉鎖され、2008年には内紛で検定試験をごまかしたことが発覚、2度目の閉鎖に追い込まれた。2014年には、別の法医学分析官がラボのやり方や公的記録改ざんにはもう耐えられないと告白して辞職した。このおかげで、180件もの事件が疑わしくなった。ラボの不正行為の割合はあまりにも多すぎて、正確に確認することはできないかもしれない。
1. 6万もの薬物サンプル分析を偽造したマサチューセッツの犯罪ラボ
9年間、マサチューセッツの犯罪ラボで、犯罪事件の薬物検査をする化学者として働いていたアニー・ドックハンは、6万件の分析を行い、およそ1万1000件の有罪判決の責任を担うことになった。ドックハンは同僚よりも迅速に作業をこなし、一見優秀に見えたが、持っていると主張していた博士号も実際はなく、年に数千件の割合で検査結果をでっちあげる結果となった。実際、超人的に分析の数をこなし、証言も確信に満ちたもので、誰も彼女が証拠サンプルにときどきコカインを混ぜて、有罪判決の結果につなげているとは疑いもしなかった。
こうした改ざんが明るみに出てから、1100件の犯罪事件が却下され、ドックハンがでっちあげたラボの大量データの釈明には少なくとも850万ドルが費やされた。嘘の証拠によって有罪になった人たちの数は明らかにされていないが、かなりの数の麻薬犯罪者が釈放された。おかげで犯罪率が上がり、再逮捕するという無駄な時間が費やされた。ドックハンは、偽証、正義の妨害、証拠改ざんの罪で、3年から5年の懲役と保護観察期間2年という判決を受けた。彼女によって引き起こされた法的、道徳的、財政的な混乱を考えると、多くの人々がこの刑罰は軽すぎると思うかもしれない。
via:listverse・原文翻訳:konohazuku
こういった不祥事となると、アメリカが特に目立つように見えるが、それだけ事件が多いというだけでなく、真相を暴こうという浄化作用も働いているわけで、また、そういった事件を一般に情報公開しているという点もあるだろう。不正や不祥事が決して明るみになることなく、国民は何一つ知ることができずそのまま隠ぺいされていたら、不祥事が少ないわけではなく、明るみになっていないというだけなのだから。
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コメント
1. 匿名処理班
冤罪作りに関しては日本も大概っちゃ大概なんだよねぇ
ただ、日本の場合は容疑者を思い込みと勘だけで決めつけてそれに有利な誤った証拠を集めるパターンが多いけど、アメリカは証拠の信頼性を損なうことで容疑者を罪に陥れようとする、っていう点が逆っぽい気がする
……どっちにしても、冤罪に巻き込まれる方は溜まったものじゃないよね
2. 匿名処理班
日本の警察・検察の中に、どれだけ、これらの悪行を他山の石とすることが出来る人がいるか
3. 匿名処理班
顛末を読んでると、海外ではこういった被害者にはきちんと賠償がされているんだね
日本では明らかに司法側のミスでも賠償されてない例が多すぎるように思う
アメコミ「ウォッチメン」で有名になったフレーズだけど、
「しかし、誰が見張りを見張るのか?」っていうのは
本当、切実な問題だよね
4. 匿名処理班
挙げられた10の警察による犯罪行為って日本の警察・検察も当たり前の様にやってるよな
富山の冤罪事件なんて冤罪発覚後に冤罪被害者を呼びつけて恫喝してるぐらいだし
5. 匿名処理班
警察イコール正義
てのが怖いよね
何の根拠があってそうなるのか?
正義の根拠や証拠はあるのか?
公平かつ平等な裁きはおこなえるのか?
一般大衆はまず第一に疑いを持つことが
欠如してるような気がしてならない
本や歌の売り上げランキングが改ざんされていたら?
大手格付け会社の格付けが不正捜査されていたら?
他者の評価が正しいのか?
リーマンショックが良い例だよね
自殺者も出てるわけだから・・・
この場合殺人は適用されないよね
戦争もそう
その時に何が悪で何が正義なのか
良く自分の中で考えないとダメなのかもね
6. 匿名処理班
ちょw日本の全警察ディスるのやめてくれませんかねw
7. 匿名処理班
日本じゃ冤罪を犯した警察が悪いんじゃなくて、そうさせた真犯人が悪い。って理論だもんな。
確かにそうなんだが、思い込みと間違った捜査した責任は警察にあるだろう!
8. 匿名処理班
確かに冤罪はあるが、日本人の警察に対する信頼度は世界で発表された指標では結構低かったことに衝撃を受けたわ。
7割にも届かなかったじゃなかったっけ?
明らかに自分が悪いのに逆恨みで警察を悪く言う輩がいることも忘れずに。
9. 匿名処理班
※14
そんなんどの国も一緒だろ
警察が信頼損なうことばっかしてる事実から目をそむけちゃならんよ
10. 匿名処理班
なんか極端なコメント多すぎ。一部の記事だけで警察官全員糾弾するのっておかしくね?
11. 匿名処理班
昨今ではネット上の「優秀な警察官」の跋扈により
あらぬ冤罪を「極めて安全な位置から」対象者に掛ける様になったよね。
12. 匿名処理班
「高知白バイ衝突死事故」とか「戸部署事件」とか、日本の警察も結構怖いね
13. 匿名処理班
パソコン遠隔操作事件でもロクに保障されてなかった
(拘束した日数を金額に換算した保障だけでそれによって失った社会的な地位などは保障外だったはず)
14. 匿名処理班
たしかに全幅の信頼をよせられるほどでもないけど、
システム上仕方のない部分もあると思います。
ミスや欠陥においては、医療だって結構ままならんものです。
日本の警察はよく訓練され、粘りのあるほうではないでしょうか…。
15. 匿名処理班
もう少ししたら警察類の給料下がったらマズイ系の公務員の給料も下がって
下げられた給料を補う為の収賄や押収品横流しとか行われるようになるよ
乞うご期待
16. 匿名処理班
警察は権力を持っているからね。
なにかあったら叩かれるのはやむなし。
ただまあ、だからこそ隠そう隠そうと
いう方向にいってしまうワケでもあるか
17. 匿名処理班
監視カメラ設置はよ。
警察と学校には必須でしょ
18. 空缶
きちんと設置されているシステムを
ヒューマンヴィヘイバーで駄目にしちまうから、
システム自体がおかしいんじゃないかという極論になる。
19. 匿名処理班
警察官ネコババ事件を最近知った
20. 匿名処理班
「俺がそう思うから奴が犯人なんだ」とデカい声上げればいい
そんな刑事も居る(居た)んだよね現実には。
21. 匿名処理班
農薬ワイン、砒素カレー、酒鬼薔薇なんかも冤罪の可能性があるって言われてるよね
どんなに証拠がなくても自白させれば勝ちという日本の司法システムの問題もあるんだろうけど
22. 匿名処理班
日本も警察がキチンと情報を開示したり、取り調べを公開したら、こんくらい出てきそうだよなあ
23. 匿名処理班
ほとんどの事例がさもありなんて感じで、意外に驚かないね。日本でもこのくらいやってるだろうなって思っちゃうし。本当はそんなことではダメなんだろうけど。
シリアルキラーみたいな、信じがたい犯罪が起こるのも、犯人が狡猾だからではなくて、実は警察がきちんと機能していないことが原因だったりするんだよね。アンドレイ・チカティロの犯罪についての本読んだ時、そう思った。
24. 匿名処理班
正義の味方ヅラしてあくどいから救いようがないな!
25. 匿名処理班
※20
あと、山形のひき逃げもね。
26. 匿名処理班
アメリカの刑事物ではおなじみのガラス張りの部屋で弁護士同伴の取り調べ。
捜査の透明化のためであるが、
未だに日本では密室で被疑者が刑事に取り囲まれて孤軍奮闘を余儀なくされる。
こういう所の改善はなされる気配もなく、冤罪事件が減らない要因となっている。
27. 匿名処理班
つまり公的権力に携わる者は秩序が維持されて税金が入ってくれば何でもいいわけよ
正義も悪も関係ない
自浄作用なんてのは大多数の市民を法治するための方便だしねw
28. 匿名処理班
日本も例外ではありません。むしろ有罪率99%なんて世界的に見ても異常事態。痴漢冤罪など物的証拠がなくても自称被害者の証言さえあれば問答無用で有罪。反訴しても裁判は何年もかかるから有罪を認めて示談にしろとまで言い出す警官と弁護士。恐ろしい国ですよ、日本は。地獄が直ぐ隣で口を開けて待っているような状態。ご用心。
29. 匿名処理班
『 御殿場事件 』
非常に経緯が複雑だが、強姦事件の自称被害者が「現場に居なかった(別の場所でデート中だった)」が、容疑者10名が全員有罪となったままの事件。
なんてのが未だに放置されている。(経緯が複雑で誤解している人も多いが、御殿場事件には容疑者を犯人と出来る証拠が存在しない。しかも裁判は容疑者を二組に分けて行われ前半の組は「被害者が現場に居なかった日時の犯行で有罪」と成ったままであり確実に冤罪である)
30. 匿名処理班
※16
警官が犯罪を犯しても名前を公表されず、警察を監督し捜査する機関もなく
冤罪被害者には何ら保証もされず、自浄作用もないような状態では
組織の一部分の問題というよりは組織全体の問題ととられてもしょうがないと思うが
31. 匿名処理班
人間誰でもミスをすることはあるけど故意に隠ぺい捏造して
無実の人の人生を台無しにする奴は同じ苦しみを味わうべきだ!
32. 匿名処理班
※28
ヒューマンヴィヘイバーを織り込んでシステム構築すればいいんだけど、
なかなか認めたがらない奴らが多いからね
33. 匿名処理班
※6
疑うこと=悪 信じること=美徳 と脊髄反射する人が多いよね。
34. 匿名処理班
※20
冤罪じゃないけどこの前の大阪府警の殺人事件とか・・・
事件の日の大阪府警の公式ツイートが全く何も意識してなくて恐ろしい
35. 匿名処理班
警官にばかり気軽に文句を言うが、無責任に「犯罪者にはとにかく厳刑をあたえろ」と唱える人々も根っこの部分で同罪ではなかろうか
36. 匿名処理班
日本にも悪徳刑事はいるだろう。
そして日本は取調中に弁護士の立ち会いが認められていない……。
37. 匿名処理班
3みたいなおそらく犯罪者も裁いているであろう汚職が嫌だなあ
映画のトレーニングデイみたいな
38. 匿名処理班
警察、検察、司法関係者を性悪説に則って監視、管理するシステムを構築し、運用すべき。
39. 匿名処理班
日本はアメリカ以上にヒドイかも…取り調べの際に録画録音を頑なに行おうとしないところが 絶対に不誠実な事をしていると思わざる得ない。
40. 匿名処理班α
すいませんどなたか『ヒューマンヴィヘイバー』の説明をお願いいたします……
41. 匿名処理班
アメリカの警察監査委員会は独立性と執行力を持った法律家や学識者の集まりだからまだ救いがある。日本でこれに相当する事になっているのは公安委員会だけど、実務に当たるのは現職警察官、委員は警察OB(退職5年で天下り)や単なる地元の名士、所在地は警察署の中、捜査権も任免権も懲戒権も持っていない、定例会議は警察幹部が出した動議を承認するだけ、これで何かの役に立つとは思えないし、役に立った話も聞かない。
42. 匿名処理班
冤罪や隠蔽ともに、絶対あってはならない事だが、市民を助ける立場の警察が誤認逮捕なんかのため信じられなきゃ市民はいったい誰を信じればいいんだ。こんなんだから、法曹の世界には、いくら弁護士の不祥事が頻発したとしてもこういう状態じゃ益々仕事ができる有能で勿論誠実な弁護士の出現が世間から期待されると思う。
43. 匿名処理班
※6
警察は法の番人として組織されているわけだから「正義でなくてはならない」んだよ。どちらにしたって彼らは命を張って職務を全うしていて、殉職した警官も大勢いるんだから。
むしろ検挙数を競わせたりするシステムがおかしいんだとおもう。
44. 匿名処理班
「証拠」とは、作り出すことができる。
だから、「証拠は見つかっている!!」というような言葉に、まわりも、惑わされないようにしていただきたい。
45. 匿名処理班
最近ですと あおり運転の事件が
ハイ終わりっていってのではなくて
そのあとにだいじょうか 大丈夫か という声も入っていたようですねえ
あおり運転自体はしていたので ねつ造ではないですけど
あきらか意図的にきりはりしたのは まずいでしょ
これからもよろしくおねがいします をきりとって こ ろ す
とか 作るようなもので ねつ造といえばねつ造ですかねえ