磁気健康器具の預託商法を展開した「ジャパンライフ」(JL)の巨額詐欺事件で、顧客から計約1億6500万円をだまし取ったとして詐欺罪に問われた元会長の山口隆祥被告(79)は22日、東京地裁(浅香竜太裁判長)の初公判で、起訴内容について「全部認める」と述べた。
検察側は冒頭陳述で、JLは2003年ごろから、磁気治療器を購入した顧客が「オーナー」となり、別の客に治療器を貸し出して収入を得る仕組みを展開したと説明。オーナーの獲得を優先し、資金繰りが行き詰まったと指摘した。
被告は用意したメモを手に「創立当初からお客をだます詐欺商法が目的ではなかった」と話した。
(共同通信社)
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