「月面着陸は捏造、私が撮影した」スタンリー・キューブリック死後15年目の告白動画が話題！ やはりＮＡＳＡは月の秘密を隠している？

■月面着陸を“しなければならなかった”事情

　月面着陸捏造説がささやかれたのには、時代背景もあった。当時、ソ連とアメリカは宇宙に進出することで宇宙開発競争を繰り広げており、ソ連がアメリカよりも一歩進んでいた。ロケットとミサイルは、技術的には似ているので、ロケット開発が進んでいるということはミサイル開発の発展にも繋がるのだ。

　その上、キューバにソ連のミサイル基地建設の計画が発覚、このことに抗議したアメリカとソ連の対立が激化する。あやうく両国間で核戦争が勃発しそうな緊張状態に陥った。

　アメリカはソ連に遅れを取っていたので非常に焦っていた。何が何でもソ連よりも先に月に降り立つ必要があったのだ。

　1961年大統領に就任したばかりのケネディは演説でアポロ計画を発表した。「私は、今後10年以内に人間を月に着陸させ安全に地球に帰還させる」と意気込んでいたものの、彼は1963年に暗殺される。しかし、「月へ降り立つことはケネディの悲願だ」と理由づけすることで、政府は月に飛ばすロケットへ巨額の資金を投じることをアメリカ国民に納得させた。

　またベトナム戦争の情勢悪化で人気が下降していた当時のニクソン大統領にとっても、月面着陸は支持率を回復させる絶好のチャンスとなったのだ。

■ことの発端は『2001年宇宙の旅』？

　ソ連との競争で一刻を争っていたアメリカ政府とNASA。ハッキリ言って時間はなかった。そのとき、キューブリックに白羽の矢が立つ。

　彼の監督作品『2001年宇宙の旅』はアポロ月面着陸の前年に製作されている。本物の宇宙空間を思わせる映像や、リアルで斬新な宇宙船や宇宙服のデザインなどはNASAも影響を受けたという。これはつまり、『2001年宇宙の旅』セットを使ってNASAとキューブリックで極秘で撮影したことを示唆している。

　「アポロ11号の月面着陸の捏造映像」がキューブリックの作品であるとするならば、大いなる謎解きを残してまんまと人類を騙しおおせた、彼の最大の超大作であったと言える。

　キューブリックはアメリカニューヨーク生まれだがユダヤ人である。その後、イギリスに移住している。キューブリックは、同じユダヤ人の映画監督スティーヴン・スピルバーグとも友人関係にあった。スピルバーグはキューブリックの企画した『A.I』（2001年）を、彼が死んだために引き継いで監督している。

　ちなみに、スピルバーグは闇の支配層に属している噂があり、人類を洗脳するための娯楽映画を世に送り出しているという。ゆえに、キューブリックも闇の支配層の一員であったか少なくとも関わりがあったのだろう。

　キューブリックの遺作『アイズ ワイド シャット』（1999年）は、倦怠期の夫婦がテーマのサスペンスである。驚くべきことに、彼はこの映画の試写会の5日後、謎の急死をとげている。

　この映画では主人公が会員制の仮面乱交パーティーの中に紛れ込むのだが、いかがわしい儀式の様子が詳細に描かれている。これが実は、闇の組織の秘儀を暴いたものであったため、キューブリックは暗殺されたと一部で言われているのだ。キューブリックは命をかけて人類に何かを訴えたかったのかもしれない。

 
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