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【大月書店通信】第151号(2021/8/31)
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大月書店通信 2021.8.31発行
Otsuki Shoten Publishers 第151号
http://www.otsukishoten.co.jp/ (毎月1回発行)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「大月書店通信」第151号をお届けいたします。
オリンピックという束の間の夢が醒め、感染爆発と医療崩壊の現実が私たちに
残されました。
「多様性と調和」というスローガンとは裏腹に、五輪をめぐる数々の不祥事は、
日本社会の人権意識が疑われるような問題ばかりでした。女性差別やルッキズ
ム、障害者いじめ、ホロコーストをネタにする「お笑い」……
でも、これらの発言をした当人たちも、きっと本心から「差別の意図はなく」、
「悪気のない戯れとして」言っていたに違いないのです。
そんなふうに、善良な市民である誰もが無意識に加担してしまう「差別」を論
じ、計16万部のベストセラーとなった本が、おとなり韓国から届きました。
今月新刊『差別はたいてい悪意のない人がする』(キム・ジへ著)。
障害、外国人、LGBTQ、性差別など、さまざまな差別問題について論じながら、
マジョリティ(多数派)にとってそれがいかに「自然」であり、無意識の構造
に規定されているかを説得力をもって描いていきます。そこで紹介される事例
の多くは、日本の私たちにも思い当たるようなものばかりです。
差別をKKKやナチスのような悪意の集団の行いと考え、「私(たち)はそんなこ
とはしない」と考える限り、社会から差別は消えない――このパラドックスを
直視することが、真の「多様性と調和」への道なのだと本書は教えてくれます。
■INDEX----------------------------------------------------------
1【新刊案内】『差別はたいてい悪意のない人がする』ほか8月の新刊
2【イベント】大月書店「ジェンダーと多様性を考える」ブックフェア ほか
3【話題の本】『「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし』3刷 ほか
4【お知らせ】『これからの男の子たちへ』刊行1周年&10刷記念動画公開!
5【編集後記】
★FacebookおよびTwitterで随時情報を発信しています。
https://www.facebook.com/otsukishoten
http://twitter.com/otsukishoten
★noteでの記事配信を始めました。
https://note.mu/otsukishoten
★マルエンonline会員募集中です。
http://www.keiyou.jp/maruen/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■新刊案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
8月の新刊です。お近くの書店にてお求めください。
●誰もが「悪意なき差別者」になりうる――韓国で16万部のベストセラー邦訳
……………………………………………………………………………………………
『差別はたいてい悪意のない人がする――見えない排除に気づくための10章』
キム・ジヘ[著] 尹怡景[訳] 1,600円(税別)
……………………………………………………………………………………………
性差別、LGBT、外国人、障害者…あらゆる差別は、ありふれているからこそ
「見えない」。私たち自身の中にある思考のバイアスと、日常の中にひそむ排
除の芽に気づき、真の多様性と平等を考えるための思索的エッセイ。
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b585887.html
☆各分野の識者が絶賛!
望月優大さん(「ニッポン複雑紀行」編集長)
小島慶子さん(エッセイスト)
伊是名夏子さん(コラムニスト、車いすユーザー)
清田隆之さん(桃山商事代表)
☆8月6日に起きた小田急線車内での刺傷事件を受け、第1章「立ち位置が変わ
れば風景も変わる」の一部を緊急公開しました。
https://note.com/otsukishoten/n/n43fa0329c328
☆刊行記念イベントがあります。下記「イベント」欄をご参照ください。
●国民的アニメ作家たちは次世代に何を託したのか
……………………………………………………………………………………………
『ジャパニメーションの成熟と喪失――宮崎駿とその子どもたち』
杉田俊介[著] 1,800円(税別)
……………………………………………………………………………………………
転換点たる「もののけ姫」以降、時代の困難と「大人」としての責任を作品の
中で問い続けた宮崎駿。その「子ども」としての新海誠、庵野秀明、細田守ら
新世代の作家の作品群を横断的に批評し、現代日本における「成熟」を問う。
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b585870.html
☆推薦
中島岳志さん(政治学者、『「リベラル保守」宣言』ほか)
☆試し読みできます→ https://www.yondemill.jp/contents/47949?view=1
●野球はなぜ戦後もベースボールと呼び名が変わらなかったのか?
……………………………………………………………………………………………
『白球の「物語」を巡る旅――コンテンツツーリズムから見る野球の「聖地巡
礼」』
増淵敏之[著] 1,800円(税別)
……………………………………………………………………………………………
ベースボールはなぜ戦後も野球と呼ばれ続けたのか。そこには地域と野球の密
接な結びつきがあった。伝説の投手沢村栄治、今も都市対抗野球に名を残す久
慈次郎、幻の企業チーム別府星野組など、各地の野球にまつわる足跡を辿る。
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b585908.html
☆AERA dot.に著者インタビューが掲載されました。
「アニメや漫画だけじゃない! 気鋭の大学教授が提唱する『野球の「聖地巡
礼」』のススメ」
https://dot.asahi.com/dot/2021082500029.html
☆試し読みできます→ https://www.yondemill.jp/contents/47950?view=1
●特集=「災害大国」のメディア
……………………………………………………………………………………………
『放送レポート』9月号 no. 292 500円(税別)
……………………………………………………………………………………………
●模索続ける災害報道~雲仙・普賢岳大火砕流三〇年集会~(蓬田正志)●被
災者を取材するということ~災害・事件事故報道の教訓から~(臺宏士)●ス
ポーツ実況と女性アナウンサー(谷岡理香)ほか
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b585909.html
●特集=「コロナ禍」2年目――今、大切にしたいこと
……………………………………………………………………………………………
『月刊 クレスコ』9月号 no.246 500円(税別)
……………………………………………………………………………………………
子どもたちを感染症から守るため、「しゃべらない」「くっつかない」などの
行動制限を求めざるを得ない毎日。そんななかでも、子どもたちの成長・発達
を支えるため、手放してはいけないことは何か。各地の実践を紹介する。
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b585863.html
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■イベント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
……………………………………………………………………………………………
★ 大月書店「ジェンダーと多様性を考える」ブックフェア ★
……………………………………………………………………………………………
台東区のセレクト書店「Readin’Writin’BOOKSTORE」にて、大月書店単独フェ
アを開催いただきます。「ジェンダーと多様性を考える」をテーマに、話題の
新刊から名著、希少本まで、ずらりと並びますので、ぜひ期間中に足をお運び
ください。
期間:9月1日(水)~10月31日(日)
場所:Readin’Writin’BOOKSTORE(東京メトロ銀座線 田原町駅 徒歩2分)
OPEN:12:00~18:00 店休日:月曜日
http://readinwritin.net
……………………………………………………………………………………………
★ 『差別はたいてい悪意のない人がする』刊行記念トークイベント ★
……………………………………………………………………………………………
8月新刊『差別はたいてい悪意のない人がする』の刊行記念として、この本を
読んだ3名がそれぞれの専門から、この本の意義、社会的な課題などを語り合
います。聞き手は本書の編集に携わった梁・永山聡子さんです。
「悪意のないマジョリティ」とは誰か?
ケイン樹里安×ハン・トンヒョン×出口真紀子×梁・永山聡子
日時:9月23日(木・祝)18:30開場/19:00開演 1週間のアーカイブ配信あり
リアル/オンライン
会場:Readin’Writin’BOOK STORE(東京メトロ銀座線 田原町駅 徒歩2分)
参加費:1,000円(会場参加、オンライン参加とも)
登壇:ケイン樹里安(大阪市立大学都市文化研究センター研究員)
ハン・トンヒョン(日本映画大学教員)
出口真紀子(上智大学外国語学部教授)
司会:梁・永山聡子(ふぇみ・ゼミ)
主催:Readin’Writin’BOOK STORE http://readinwritin.net
詳細・申し込み:
https://readinwritin210923.peatix.com
◆キム・ジヘ[著] 尹怡景[訳]
『差別はたいてい悪意のない人がする――見えない排除に気づくための10章』
1,600円(税別)
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b585887.html
☆試し読みできます→ https://www.yondemill.jp/contents/48087?view=1
……………………………………………………………………………………………
★ 『ジャパニメーションの成熟と喪失』刊行記念トークイベント ★
……………………………………………………………………………………………
前号でお知らせした、杉田俊介さんと河野真太郎さんの対談イベント。
昨日おこなわれましたが、アーカイブの視聴権を購入することが可能です。
参加しそびれた方は以下からどうぞ。
杉田俊介×河野真太郎 ~2021年、アニメと現代社会~
https://lateral-osaka.com/schedule/2021-08-30-1805/
◆杉田俊介[著]
『ジャパニメーションの成熟と喪失――宮崎駿とその子どもたち』
1,800円(税別)
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b585870.html
☆試し読みできます→ https://www.yondemill.jp/contents/47949?view=1
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■話題の本
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……………………………………………………………………………………………
★ 『「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし』3刷&イベント続報 ★
……………………………………………………………………………………………
7月に刊行した『「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし』(加藤圭木 監修、
一橋大学社会学部加藤圭木ゼミナール 編)。K-POPファンなどにも爆発的に広
まり、早くも3刷となっています。
☆紹介記事
韓流と歴史問題の谷間を埋める「わたし目線」の入門書(朝日新聞社「じんぶ
ん堂」8月22日)
https://book.asahi.com/jinbun/article/14414699
朝鮮半島とわたし モヤモヤを「本」に(『しんぶん赤旗』8月30日)
☆刊行記念イベント続報!
一橋大学加藤圭木ゼミナール×深沢潮 トークイベント
「歴史を〈わたし〉から語り始める」
日時:9月30日(木)20:00~22:00
オンライン
参加費:1,650円
出演:一橋大学社会学部加藤圭木ゼミナール(本書筆者)5名
深沢潮(作家、『翡翠色の海へうたう』『ハンサラン 愛する人びと』)
主催:本屋B&B http://bookandbeer.com/
詳細・申し込み:
https://bb210930.peatix.com/
◆加藤圭木[監修] 一橋大学社会学部加藤圭木ゼミナール[編]
『「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし』1,600円(税別)
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b583927.html
☆試し読みできます→ https://www.yondemill.jp/contents/47612?view=1
……………………………………………………………………………………………
★ 書評・紹介記事まとめてご紹介 ★
……………………………………………………………………………………………
今年度の新刊の書評・紹介記事(一部)をまとめてご紹介します。
☆佐藤広美『戦後教育学と戦争体験――戦後教育思想史研究のために』
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b575467.html
『しんぶん赤旗』8月8日 評者・梅原利夫
☆高橋源一郎・辻信一『「あいだ」の思想――セパレーションからリレーショ
ンへ』
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b580930.html
『週刊読書人』7月23日 評者・野上暁
https://dokushojin.com/review.html?id=8307
☆マーヤ・ゲーペル『希望の未来への招待状――持続可能で公正な経済へ』
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b557042.html
『しんぶん赤旗』8月29日 評者・大島賢一
☆ケア・コレクティヴ『ケア宣言――相互依存の政治へ』
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b583928.html
『中日新聞』8月16日夕刊コラム
https://www.chunichi.co.jp/article/312068
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■お知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
……………………………………………………………………………………………
★ 『これからの男の子たちへ』刊行1周年&10刷記念動画公開! ★
……………………………………………………………………………………………
昨年8月の刊行前後から大反響を巻き起こし、1年で10刷 2万5000部を突破し
た『これからの男の子たちへ』。
弁護士でありシングルマザーの太田啓子さんが、男の子の子育ての中で直面し
た「男の子優先」文化と「性暴力に寛容な社会」の問題に真摯に向き合った内
容が、多くの女性・男性の共感をよびSNSで話題に。雑誌・新聞・TV等、メディ
アでも広く紹介いただきました。
刊行から1年を記念して、太田さんに動画でメッセージを寄せていただきまし
た。どうぞご覧ください。
◆太田啓子[著]
『これからの男の子たちへ――「男らしさ」から自由になるためのレッスン』
1,600円(税別)
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b516466.html
☆試し読みできます→ https://www.yondemill.jp/contents/44643?view=1
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
唐突に音楽の話で恐縮だが、海外で日本のシティポップが人気だという。松原
みきの「真夜中のドア」がspotifyで累計4500万回以上再生されているという
信じられない現象が起きている。
特定のアーティストではなく、ジャンルそのものが人気というのも不思議な話
だが、それによって様々なアーティストが再評価されたり、若手アーティスト
がシティポップ風楽曲をリリースしたりという流れも起きている。
何にせよ、リバイバルヒットが生まれる背景には長年そのコンテンツが存在し、
人々の記憶にも残っていることが必須だろう。それは活字の世界にも共通する
部分とも感じる。(S)
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の場合は、お手数ですが、修正のうえアクセスしてください。
■大月書店のサイトポリシー
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[発行]
株式会社 大月書店
〒113-0033 東京都文京区本郷2-27-16 2F
http://www.otsukishoten.co.jp/
Tel: 03-3813-4651 / Fax: 03-3813-4656
E-mail: info@otsukishoten.co.jp
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大月書店通信 2021.8.31発行
Otsuki Shoten Publishers 第151号
http://www.otsukishoten.co.jp/ (毎月1回発行)
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「大月書店通信」第151号をお届けいたします。
オリンピックという束の間の夢が醒め、感染爆発と医療崩壊の現実が私たちに
残されました。
「多様性と調和」というスローガンとは裏腹に、五輪をめぐる数々の不祥事は、
日本社会の人権意識が疑われるような問題ばかりでした。女性差別やルッキズ
ム、障害者いじめ、ホロコーストをネタにする「お笑い」……
でも、これらの発言をした当人たちも、きっと本心から「差別の意図はなく」、
「悪気のない戯れとして」言っていたに違いないのです。
そんなふうに、善良な市民である誰もが無意識に加担してしまう「差別」を論
じ、計16万部のベストセラーとなった本が、おとなり韓国から届きました。
今月新刊『差別はたいてい悪意のない人がする』(キム・ジへ著)。
障害、外国人、LGBTQ、性差別など、さまざまな差別問題について論じながら、
マジョリティ(多数派)にとってそれがいかに「自然」であり、無意識の構造
に規定されているかを説得力をもって描いていきます。そこで紹介される事例
の多くは、日本の私たちにも思い当たるようなものばかりです。
差別をKKKやナチスのような悪意の集団の行いと考え、「私(たち)はそんなこ
とはしない」と考える限り、社会から差別は消えない――このパラドックスを
直視することが、真の「多様性と調和」への道なのだと本書は教えてくれます。
■INDEX----------------------------------------------------------
1【新刊案内】『差別はたいてい悪意のない人がする』ほか8月の新刊
2【イベント】大月書店「ジェンダーと多様性を考える」ブックフェア ほか
3【話題の本】『「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし』3刷 ほか
4【お知らせ】『これからの男の子たちへ』刊行1周年&10刷記念動画公開!
5【編集後記】
★FacebookおよびTwitterで随時情報を発信しています。
https://www.facebook.com/otsukishoten
http://twitter.com/otsukishoten
★noteでの記事配信を始めました。
https://note.mu/otsukishoten
★マルエンonline会員募集中です。
http://www.keiyou.jp/maruen/
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■新刊案内
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8月の新刊です。お近くの書店にてお求めください。
●誰もが「悪意なき差別者」になりうる――韓国で16万部のベストセラー邦訳
……………………………………………………………………………………………
『差別はたいてい悪意のない人がする――見えない排除に気づくための10章』
キム・ジヘ[著] 尹怡景[訳] 1,600円(税別)
……………………………………………………………………………………………
性差別、LGBT、外国人、障害者…あらゆる差別は、ありふれているからこそ
「見えない」。私たち自身の中にある思考のバイアスと、日常の中にひそむ排
除の芽に気づき、真の多様性と平等を考えるための思索的エッセイ。
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b585887.html
☆各分野の識者が絶賛!
望月優大さん(「ニッポン複雑紀行」編集長)
小島慶子さん(エッセイスト)
伊是名夏子さん(コラムニスト、車いすユーザー)
清田隆之さん(桃山商事代表)
☆8月6日に起きた小田急線車内での刺傷事件を受け、第1章「立ち位置が変わ
れば風景も変わる」の一部を緊急公開しました。
https://note.com/otsukishoten/n/n43fa0329c328
☆刊行記念イベントがあります。下記「イベント」欄をご参照ください。
●国民的アニメ作家たちは次世代に何を託したのか
……………………………………………………………………………………………
『ジャパニメーションの成熟と喪失――宮崎駿とその子どもたち』
杉田俊介[著] 1,800円(税別)
……………………………………………………………………………………………
転換点たる「もののけ姫」以降、時代の困難と「大人」としての責任を作品の
中で問い続けた宮崎駿。その「子ども」としての新海誠、庵野秀明、細田守ら
新世代の作家の作品群を横断的に批評し、現代日本における「成熟」を問う。
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b585870.html
☆推薦
中島岳志さん(政治学者、『「リベラル保守」宣言』ほか)
☆試し読みできます→ https://www.yondemill.jp/contents/47949?view=1
●野球はなぜ戦後もベースボールと呼び名が変わらなかったのか?
……………………………………………………………………………………………
『白球の「物語」を巡る旅――コンテンツツーリズムから見る野球の「聖地巡
礼」』
増淵敏之[著] 1,800円(税別)
……………………………………………………………………………………………
ベースボールはなぜ戦後も野球と呼ばれ続けたのか。そこには地域と野球の密
接な結びつきがあった。伝説の投手沢村栄治、今も都市対抗野球に名を残す久
慈次郎、幻の企業チーム別府星野組など、各地の野球にまつわる足跡を辿る。
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b585908.html
☆AERA dot.に著者インタビューが掲載されました。
「アニメや漫画だけじゃない! 気鋭の大学教授が提唱する『野球の「聖地巡
礼」』のススメ」
https://dot.asahi.com/dot/2021082500029.html
☆試し読みできます→ https://www.yondemill.jp/contents/47950?view=1
●特集=「災害大国」のメディア
……………………………………………………………………………………………
『放送レポート』9月号 no. 292 500円(税別)
……………………………………………………………………………………………
●模索続ける災害報道~雲仙・普賢岳大火砕流三〇年集会~(蓬田正志)●被
災者を取材するということ~災害・事件事故報道の教訓から~(臺宏士)●ス
ポーツ実況と女性アナウンサー(谷岡理香)ほか
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b585909.html
●特集=「コロナ禍」2年目――今、大切にしたいこと
……………………………………………………………………………………………
『月刊 クレスコ』9月号 no.246 500円(税別)
……………………………………………………………………………………………
子どもたちを感染症から守るため、「しゃべらない」「くっつかない」などの
行動制限を求めざるを得ない毎日。そんななかでも、子どもたちの成長・発達
を支えるため、手放してはいけないことは何か。各地の実践を紹介する。
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b585863.html
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■イベント
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★ 大月書店「ジェンダーと多様性を考える」ブックフェア ★
……………………………………………………………………………………………
台東区のセレクト書店「Readin’Writin’BOOKSTORE」にて、大月書店単独フェ
アを開催いただきます。「ジェンダーと多様性を考える」をテーマに、話題の
新刊から名著、希少本まで、ずらりと並びますので、ぜひ期間中に足をお運び
ください。
期間:9月1日(水)~10月31日(日)
場所:Readin’Writin’BOOKSTORE(東京メトロ銀座線 田原町駅 徒歩2分)
OPEN:12:00~18:00 店休日:月曜日
http://readinwritin.net
……………………………………………………………………………………………
★ 『差別はたいてい悪意のない人がする』刊行記念トークイベント ★
……………………………………………………………………………………………
8月新刊『差別はたいてい悪意のない人がする』の刊行記念として、この本を
読んだ3名がそれぞれの専門から、この本の意義、社会的な課題などを語り合
います。聞き手は本書の編集に携わった梁・永山聡子さんです。
「悪意のないマジョリティ」とは誰か?
ケイン樹里安×ハン・トンヒョン×出口真紀子×梁・永山聡子
日時:9月23日(木・祝)18:30開場/19:00開演 1週間のアーカイブ配信あり
リアル/オンライン
会場:Readin’Writin’BOOK STORE(東京メトロ銀座線 田原町駅 徒歩2分)
参加費:1,000円(会場参加、オンライン参加とも)
登壇:ケイン樹里安(大阪市立大学都市文化研究センター研究員)
ハン・トンヒョン(日本映画大学教員)
出口真紀子(上智大学外国語学部教授)
司会:梁・永山聡子(ふぇみ・ゼミ)
主催:Readin’Writin’BOOK STORE http://readinwritin.net
詳細・申し込み:
https://readinwritin210923.peatix.com
◆キム・ジヘ[著] 尹怡景[訳]
『差別はたいてい悪意のない人がする――見えない排除に気づくための10章』
1,600円(税別)
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b585887.html
☆試し読みできます→ https://www.yondemill.jp/contents/48087?view=1
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★ 『ジャパニメーションの成熟と喪失』刊行記念トークイベント ★
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前号でお知らせした、杉田俊介さんと河野真太郎さんの対談イベント。
昨日おこなわれましたが、アーカイブの視聴権を購入することが可能です。
参加しそびれた方は以下からどうぞ。
杉田俊介×河野真太郎 ~2021年、アニメと現代社会~
https://lateral-osaka.com/schedule/2021-08-30-1805/
◆杉田俊介[著]
『ジャパニメーションの成熟と喪失――宮崎駿とその子どもたち』
1,800円(税別)
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b585870.html
☆試し読みできます→ https://www.yondemill.jp/contents/47949?view=1
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■話題の本
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……………………………………………………………………………………………
★ 『「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし』3刷&イベント続報 ★
……………………………………………………………………………………………
7月に刊行した『「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし』(加藤圭木 監修、
一橋大学社会学部加藤圭木ゼミナール 編)。K-POPファンなどにも爆発的に広
まり、早くも3刷となっています。
☆紹介記事
韓流と歴史問題の谷間を埋める「わたし目線」の入門書(朝日新聞社「じんぶ
ん堂」8月22日)
https://book.asahi.com/jinbun/article/14414699
朝鮮半島とわたし モヤモヤを「本」に(『しんぶん赤旗』8月30日)
☆刊行記念イベント続報!
一橋大学加藤圭木ゼミナール×深沢潮 トークイベント
「歴史を〈わたし〉から語り始める」
日時:9月30日(木)20:00~22:00
オンライン
参加費:1,650円
出演:一橋大学社会学部加藤圭木ゼミナール(本書筆者)5名
深沢潮(作家、『翡翠色の海へうたう』『ハンサラン 愛する人びと』)
主催:本屋B&B http://bookandbeer.com/
詳細・申し込み:
https://bb210930.peatix.com/
◆加藤圭木[監修] 一橋大学社会学部加藤圭木ゼミナール[編]
『「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし』1,600円(税別)
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b583927.html
☆試し読みできます→ https://www.yondemill.jp/contents/47612?view=1
……………………………………………………………………………………………
★ 書評・紹介記事まとめてご紹介 ★
……………………………………………………………………………………………
今年度の新刊の書評・紹介記事(一部)をまとめてご紹介します。
☆佐藤広美『戦後教育学と戦争体験――戦後教育思想史研究のために』
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b575467.html
『しんぶん赤旗』8月8日 評者・梅原利夫
☆高橋源一郎・辻信一『「あいだ」の思想――セパレーションからリレーショ
ンへ』
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b580930.html
『週刊読書人』7月23日 評者・野上暁
https://dokushojin.com/review.html?id=8307
☆マーヤ・ゲーペル『希望の未来への招待状――持続可能で公正な経済へ』
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b557042.html
『しんぶん赤旗』8月29日 評者・大島賢一
☆ケア・コレクティヴ『ケア宣言――相互依存の政治へ』
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b583928.html
『中日新聞』8月16日夕刊コラム
https://www.chunichi.co.jp/article/312068
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■お知らせ
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★ 『これからの男の子たちへ』刊行1周年&10刷記念動画公開! ★
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昨年8月の刊行前後から大反響を巻き起こし、1年で10刷 2万5000部を突破し
た『これからの男の子たちへ』。
弁護士でありシングルマザーの太田啓子さんが、男の子の子育ての中で直面し
た「男の子優先」文化と「性暴力に寛容な社会」の問題に真摯に向き合った内
容が、多くの女性・男性の共感をよびSNSで話題に。雑誌・新聞・TV等、メディ
アでも広く紹介いただきました。
刊行から1年を記念して、太田さんに動画でメッセージを寄せていただきまし
た。どうぞご覧ください。
◆太田啓子[著]
『これからの男の子たちへ――「男らしさ」から自由になるためのレッスン』
1,600円(税別)
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b516466.html
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■編集後記
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唐突に音楽の話で恐縮だが、海外で日本のシティポップが人気だという。松原
みきの「真夜中のドア」がspotifyで累計4500万回以上再生されているという
信じられない現象が起きている。
特定のアーティストではなく、ジャンルそのものが人気というのも不思議な話
だが、それによって様々なアーティストが再評価されたり、若手アーティスト
がシティポップ風楽曲をリリースしたりという流れも起きている。
何にせよ、リバイバルヒットが生まれる背景には長年そのコンテンツが存在し、
人々の記憶にも残っていることが必須だろう。それは活字の世界にも共通する
部分とも感じる。(S)
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