「ソシャゲに年150万円課金。奥さんにまだ迷惑はかけてないが、自分の貯金はなくなりました」と語る50代男性
適度に遊ぶならストレス解消になるものの、ハマりすぎると貴重な時間やお金が「溶ける」とも言われるソーシャルゲーム(ソシャゲ)。キャリコネニュース編集部には、自らを「ソシャゲ廃人(だった)」と自覚して、苦い思いを語る声が寄せられている。
『ソードアート・オンラインアリシゼーション・ブレイディング/SAOアリブレ』にハマり、「お金を1年間で150万ほど」課金したと語るのは、兵庫県の50代前半男性(IT・通信系/正社員/年収500万円台)だ。「それ以前はモンスト(モンスターストライク)で、4年で100万ほどだった」と費やした額を振り返る。男性は、
「再婚した奥さんにまだ迷惑をかけていないが、自身の貯金はなくなりました。顕在化するまで時間の問題です。この辺で課金を辞めたいと思って金額を1万円に収めるよう取り組んでいますが……」
と怯えている。取り組まずとも一切やめてしまえればいいのだが、それができないから辛いのだろう。(文:okei)
※キャリコネニュースでは「ソシャゲ廃人の人 or かつてソシャゲ廃人だった人」の体験談を募集しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/AZZAEQXT
「1年間引きこもって貴重な時間を無駄にした」
千葉県の40代前半男性(金融・保険系/正社員/年収400万円台)は、ソシャゲとは少し違うがMMORPG『リネージュ』にハマった過去をもつ。「月額課金だったため毎月6000円程度課金」していたという。年間にすれば7万2000円ほどだが、費やす時間はかなりのものだったようだ。男性は「ソシャゲ廃人になって困ったことや失ったこと」について、
「ゲーム中心になってしまう。今ならゲーム依存症だったと思えるが、当時は全く思っていなかった。1年間引きこもって貴重な時間を無駄にした」
と後悔をにじませた。
そのほか、リボ払いまで使って課金支払いをしていたという人もいる。神奈川県の30代後半男性(IT・通信系/正社員/300万円台)は、
「『アイドルマスター シンデレラガールズ』ゲームプレイのため多くの時間を取られてしまい、副業やそれに付随するスキルアップにあてられたはずの貴重な時間を失ってしまいました」
と綴る。男性が失ったのは時間だけではなかった。
「金銭面についても課金したお金はもちろん、クレジットカード限度額まで課金してしまったことがありリボ払いでしのいでいたため、数年間で多くの手数料を取られる羽目になりました。ゲームは続けていますが、以前よりプレイ時間は少なくなり課金も控えリボ払い分を完済しています」
と男性。失った時間やお金は戻らないが、現在はゲーム時間や課金額をコントロール出来ているようだ。
「充実したソシャゲ生活だったので後悔はありません」
しかし中には、「後悔はない」という人も。静岡県の20代後半男性は、「パズドラ(パズル&ドラゴンズ)全盛期に3年間で200万円ほど課金していました」と明かす。「当時は大学生で収入も少なく、やりくりに苦労しました」と振り返る男性は、
「ただ、交友関係等もかなり広がり、充実したソシャゲ生活だったので後悔はありません」
ときっぱり。現在の職種は専門コンサル系で正社員、年収700万円台だという。