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♪～
（未知）お姉ちゃん。（亜哉子）モネ。
（三生）お～！（悠人）久しぶり！
（耕治）え？　え？　何？　モネ？モネ！　どうした　こんな時間に。
今　来たのが？　どうやって？
あっ　タクシーで来たのが。
（百音）橋を渡ってきた。
あっ！　えっ　今　何時だ？何時だ　何時だ？
あっ！　１２時過ぎた。
モネの誕生日だ。（一同）お～！おめでとう！（拍手）
これ　すんごいですよ。　ちょうど２４年前。
あん時　あんだけ苦労して海を渡って生まれた子が今日　橋を渡って帰ってきましたよ！これ　すごいですよ！　ねえ！（拍手）
すごくないよ。
すごくないよ　お父さん。
すいません。　私は　ただ帰ってきただけでまだ何もしてないです。
♪～
私もやります。　何をすればいいですか？
♪～
♪「ヤジロベエみたいな正しさだ」
♪「今この景色の全てが」
♪「笑ってくれるわけじゃないけど」
♪「それでもいい　これは僕の旅」
♪「昨夜の雨の事なんか覚えていないようなお日様を」
♪「昨夜出来た水たまりが映して　キラキラ　キラキラ」
♪「息をしている」
♪「高く遠く広すぎる空の下」
♪「おはよう　僕は昨日からやってきたよ」
♪「失くせない記憶は傘のように」
♪「鞄の中で出番を待つ」
♪「手探りで今日を歩く今日の僕が」
♪「あの日見た虹を探すこの道を」
♪「疑ってしまう時は　教えるよ」
♪「あの時の心の色」
お待たせしました。まだある。　食べて。
助かります。　ありがとう。
ごめんね　ちゃんと知らせなくて。
逆に心配させちゃったね。ううん　分かってる。
こっちこそ　ごめんね。ううん。
・（耕治）本当が！？・（三生）本当ですよ！
俺は　もう　決めたんす！
俺は　創建１，１２５年の星明寺を継ぎます！
イエイ！（笑い声）
ついにか！
（亮）まあ　そこに落ち着くとは思ってたけどね。俺も思ってたんだよ！
まあまあ時間かかったね。うるさいな　みーちゃん！
どうだかなぁ酒の勢いで言ってねえが？無理してねえが？（三生）無理なんかしてないですよ！
ハハハハ。
何　みんな　まだ疑ってんの？
ハハハ！　俺は　決めたんだ！その証拠に！
（一同）あ～！
三生　危ないって！俺は　本気なんです！
分がった！　よし　よし　分がった。
ちょうどいい。　おめえの本気をみ～んなに見てもらおう。　なあ。
何で　今？　って思うけど三生君にとっては今が　その時なのかもしれないね。
（悠人）マジでやんの？（亮）やるみたいだね。
♪～
本当にいいのが？
はい。
耕治さん。おう　何だよ。
俺は　耕治さんと違う道を行きます。
親の仕事　継ぎます。
うん　そうが。　よく決心したな。はい。
（龍己）本気だったんだ。
じゃあ　皆さんで　見届げてやりましょう！よ～し！
（バリカンの音）
え？俺じゃねえな　これ。
違うな　これ。
おい　若えの！　お前たちでやってやれ。
いい？
ああ。
（バリカンの音）
♪～
あっ　スーちゃんにも知らせなきゃ。
あっ　そうだよ。後で言ったら　怒られるよ。ええ…。
（明日美）えっ！？　えっ　ちょっと…何で　何で！　うそ　やだ！
え～　私も行きたかった！遅いよ　もう。
ちょっと待って待って待ってうそ！　やだ～！
どう？　どんな感じ？
（笑い声）
いやいや　いやいやおしゃれ　おしゃれ　おしゃれ。
あっ！ん？
ヒデさん！（耕治）ああ！そうだ！　ヒデさん　どこ行った？
そういえば　おやじ…。ヒデさん　ここにいるぞ。
ヒデさん？（耕治）ヒデさん！あら　本当だ　寝ちゃってるよ。（亜哉子）ヒデさん　お酒飲めないのに。
これ　なめたんじゃねえが？（耕治）あら　やっちゃったの　これ！
ヒデさん！ヒデさん！ヒデさん！
（秀水）ああ　すいません。お恥ずかしい…。
いやいや　あのほら　息子がな。（亜哉子）いいから。ねえ　三生君急に　こういうことになったよわ。見てあげて。
最後は　ヒデさんかな。
♪～
（三生）俺…　親に　たっかい金払わせて大学行って寺継ぎたくないとか　何なんだよとかね。
あの人たちのために　何かできんならそれは　やりたいって思うじゃんよ。俺　見たし…。あん時…　寺に何人も運ばれてくんの。
♪～
（拍手）
三生君　よかったねえ。
（悠人）龍己さん漁業共済には　加入してますか？それじゃあ資料を取ってきてもらえますか？
（龍己）うん　分かった。ありがとうございます。
亜哉子さん　俺が行く。
じゃあ　こちら　資料をお配りします。（耕治）おう　ありがとな。
よっこらしょっと…。よっこらしょ…。
おっとっとっと…大丈夫？　おじいちゃん。
おう　モネか。　ありがとね。
大丈夫。
これか。
散歩でも　行ってきたか？
いや　今　海の様子　見てきた。
昨日の風が何だったのか　検証したくて。
やっぱり　竜巻か？
うん…　海の上は　風の通ったあとが残んないから　判断が難しいけど壊れたカキ棚があった位置と手前の木にも　帯状の被害が出てたから多分…。
ふ～ん　さすが　なかなかのプロだな。
いや…。ハハハ。
それより　カキ棚…　だいぶ壊れてた。
大したことねえ。
でも　おじいちゃん…。
ん？　俺か？　俺は　まあ　それなりにいや～　弱ってるよ。
年取ってっからさ。　ハハ。
でも　モネちゃん本当に　大したことねえんだよ。
こいなことは。　うん。　フフ。
・（笑い声）
・でも　三生も　これから大変だな。
副住職　頑張れ！はい　頑張ります！
まずは　得度してからね。
檀家さんに　お前　最初から謝っとけ。何で！
（笑い声）
ハハ。
あん時に比べたら　本当に大したことねえ。
強いね。
強いんじゃねえんだよ。
何つうがな…　しぶといんだな。
・（三生）気仙沼一の寺にしてみせます！
・（耕治）気仙沼！？　ちっちぇえ！・（笑い声）
みんな　かっこいい。
さて　モネちゃん帰ってきてくれて　ありがとな。
（笑い声）
♪～
何？　話って。うん。
何か変だね　お姉ちゃん。帰ってきた時から。
自覚はしてる。どしたの？
♪～
みーちゃん。
私　こっちに戻ってきてもいいかな？
え…。