クロ現+ 2020年3月19日 男性の性被害 痴漢加害者は女性だった…男性被害者の思い【vol.66】 「被害者は女性だけではない、加害者は男性だけではない、ということを多くの人に知ってもらいたいです。 女性を守る!ではなく、被害者を守る!という意識で、性別関係なく、この問題について考える世の中になってほしいと思います。」 「みんなでプラス 性暴力を考える」に寄せられた、男性被害者からのメールです。男性は現在、都内の企業で会社員として働き、ごく普通の生活を送っていますが、小学校3年生のころから 繰り返し痴漢などの性被害に繰り返し遭ってきたといいます。 投稿のきっかけを尋ねると、「“性暴力の被害者は女性だけ”-。そういう先入観が根強い社会に 違和感を覚えたから」という答えが返ってきました。ここ数年、性暴力に関する報道を目にするようになったといっても、“女性が男性から被害を受けた話”ばかり。「それでは、性暴力の問題そのものではなく、“女性 対 男性” の問題として捉えられてしまうのではないか」と感じているといいます。 性暴力は性別を超えた問題であることを多くの人たちに知ってもらえたらと、取材に応じてくれました。(クロ現+ ディレクター 飛田 陽子) 声をあげづらい 男性被害者 (メールを寄せてくれたショウタさん<仮名>)メールを寄せてくれた31歳のショウタさんが初めて性被害に遭ったのは、小学校3年生のとき。バス停で、姉と一緒にバスを待っていたときのことでした。隣に並んでいた見知らぬ大人の男性が いきなりショウタさんの耳の穴に指を入れてきたといいます。男性は外国人でした。突然のことにびっくりして動けずにいると、今度はお尻を触ってきました。その状況に気づいていた お姉さんも恐怖でいっぱいに・・・。2人はバスがやって来て 男性が行為をやめるまで、声をあげることも、周囲に助けを求めることもできませんでした。その後も、親に報告するべきことなのかどうかも分からず、結局打ち明けなかったといいます。 その後、ショウタさんは中学、高校、大学時代に、そして社会人になってからも、たびたび痴漢被害に遭いました。しかし、被害の度に 加害者の腕を押し返すなどの抵抗はしましたが、声をあげることは一度もできませんでした。自分のからだを見知らぬ人から触られることに対する恐怖に加えて、自分が男性であることが大きく影響していたといいます。「世間に根強いのは、“痴漢の被害者=(イコール)女性”というイメージ。駅に貼られている“痴漢撲滅キャンペーン”のポスターの多くが、被害者を女性のイラストで表現していますよね。そんな社会の雰囲気の中では、男性である僕が声をあげても、周りの人たちにはなかなか信じてもらえないだろうなという不安があって…。どうしても、声をあげる勇気が持てませんでした。」 (駅構内に貼られた痴漢撲滅キャンペーン・ポスター) 女性の加害者に “抵抗できない” つらさ男性であるがゆえに被害を打ち明けられないと感じていたショウタさん。特につらかったのは、女性から痴漢被害を受けたときだったといいます。どうしても忘れられない女性加害者からの被害が2つあります。1つめは、大学生のとき、終電間際まで卒業研究に取り組んでいた日の帰りの電車でのことでした。立っていると、後ろにやってきた20代後半ぐらいの女性から、突然抱きつかれ、からだ全体をまさぐるように触られたといいます。女性は酔っぱらっていましたが、「酔っているからといって、こんなことをされていいわけがない」と感じたショウタさんは、一瞬 抵抗することを考えます。しかし、「もし、女性に逆上されたりしたら、周りの人たちは、自分のことを“加害者”と思ってしまうのではないか・・・。」そんな恐怖が頭をよぎり、結局、最後まで抵抗できずに、加害行為に耐え続けるしかありませんでした。世間が抱く“痴漢の加害者=男性”というイメージにもショウタさんはさいなまれ、声をあげることができませんでした。 2つめの被害は、社会人になってからでした。電車のドア付近に寄りかかって、両手でスマートフォンを操作していると、正面に立っていた60代くらいの女性が、ショウタさんの着ていたニットの左右の袖口から両手を滑り込ませてきて、さすり始めたといいます。その行為は、ショウタさんが電車を降りる2つ先の駅まで続きました。夕方で乗客の多い時間帯でしたが、誰も助けてくれませんでした。 「たぶん周囲には、家族か 年の離れたカップルに見えて、僕が被害に遭っていることに誰も気づかなかったのだと思います。本当はいやでいやでたまらないのに無抵抗でいるのは、本当につらく 悔しかった。もし、周りが被害だと気づいて、また、僕が女性だったとしたら、誰か助けてくれたのではないだろうか・・・。そう思って、電車を降りてから 泣きました」 軽視されてしまう 男性被害者の思い 当時、さらにショウタさんを精神的に追い込んだのは、痴漢被害に遭ったことを周りに打ち明けたときの反応でした。親しい男友だちの数人のほとんどから、「えー、うらやましい」「(加害者は)若い女性だったんでしょ?いいじゃん」と言われたといいます。自分が被害を受けてどんなにつらい思いをしたか、なかなか理解してもらえませんでした。 その後、痴漢被害だけでなく、職場の年上の女性からセクハラ被害にも遭いました。その時も、やはり苦しみの深さを周りには分かってもらえませんでした。被害そのものや、その場で声をあげられないことの苦悩を真正面から受けとめてもらうことができず、繰り返し ひどく傷ついたショウタさん。その後、精神科を受診し、「適応障害」と診断されるほどに追いつめられました。医療機関に頼るだけでなく、自分の苦しみを理解してくれるような相談窓口を探しましたが、なかなか見つけられなかったといいます。 「性暴力被害の相談を受けつけているような窓口でも、ほとんどは、女性被害者が対象。男性の相談を受けつけているところがあっても、自分で調べた限り、対応は『平日昼間の数時間だけ』という状況でした。僕のようにフルタイムで働いている男性にとっては、とても十分な支援態勢とは思えません。男性被害者の存在が脇に置かれているように感じて、息苦しかったです。」 ※男性の性被害の相談窓口については、vol.67を参照ください。 “どうか、先入観を持たないで” (「被害に遭うのも 加害者に疑われるのも怖いため 電車は “気を張る空間”」というショウタさん) ショウタさんは、男性の性被害について ひとりでも多くの人に知ってもらいたいと、5年前、思い切った行動に出ます。転職した今の会社で最終面接を受けたときのこと。社長から「あなたが熱く語りたいことを語ってください」と言われ、ふと 心にため続けてきた思いが湧き上がってきたといいます。そして、一つの質問を社長たちに投げかけました。 「突然ですが、クイズです。痴漢・プロポーズ・セクハラ・ナンパ。これらに共通することは何でしょう?」 正解は、「“男性が行う”と思われているもの」。いずれも単語そのものには男性の意味合いは含まれていませんが、 “男性の行為”として連想されるものです。もし女性が同じことを行った場合には、「逆プロポーズ」 「逆ナン」のように、単語の頭に「逆」をつけて表現されることがあります。 ショウタさんは面接で、自ら作った この“クイズ”をきっかけにして、自分が小さいころから繰り返し性被害に遭ってきたことや、世間が思い描く”被害者像“や”加害者像“とのギャップに苦しみ、口を閉ざし続けてこなければならなかった生きづらさについて 一気に語りました。男性でも性被害に遭うこと、男性被害者ゆえの苦悩があることを、正しく知ってもらいたい、という強い願いからでした。 社長は、クイズの答えに対して、「そうか、なるほどね!」と応え、ショウタさんの気持ちも受けとめてくれたといいます。「もし、性被害の話題を見聞きしたら、 “先入観”がじゃまをしていないか、少しでも意識してほしいと思います。被害者が女性であれ、男性であれ、 “傷ついた人に寄り添う”という気持ちを軸に持ってほしいです。」 ショウタさんは私と同世代。同じ時代に同じくらいの年数を生きていても、ショウタさんは、私はほとんど言われたことのない言葉をかけられながら育ってきたことが分かりました。 それは「女性には、優しくしなさい」という言葉です。女性の私は、そのフレーズにこれまで違和感を覚えたことは一度もありませんでした。でも、男性の身で頻繁に性被害に遭っているショウタさんにとって、この言葉の裏には「男性には、優しくしなくてもよい」、「男性よりも女性に、優しくしなさい」という意味が隠れているように感じられるだけでなく、自分のつらさをも埋もれさせてしまうように聞こえる言葉だといいます。 性暴力を許さない社会を作るためには、傷つけられた人の目線で、語られた言葉をありのまま“信じる”ことが必要不可欠だと、改めて思います。また、自分の発する言葉に“無意識の先入観”が含まれていないか、その言葉によって ほかの誰かの口を閉ざさせてしまっていないか、何度も繰り返し省みなければならないと感じました。 ※男性の性被害 ほかのトピックはこちら 【Vol.15】 埋もれてきた男性被害 【Vol.28】 セクハラ被害の実態は 【Vol.29】 性的虐待、レイプドラッグ… 寄せられる悲痛な声 【Vol.30】 被害に遭った男性のみなさん そばにいるみなさんへ 【Vol.67】 男性の性被害 全国の相談窓口 男性の性被害について、また、世間に根強い“被害者=女性”“加害者=男性”のイメージについて、みなさんはどう考えますか?あなたの思いや意見を、下の「コメントする」か、 ご意見募集ページから お寄せください。 記事の続きを読む #性暴力 #性被害者のその後 #男性の性被害 #子どもの性被害 コメントする シェアする カピバラ 2021年8月27日40代 男性 私は発達障害で手帳を持っています。 今日、地下鉄のホームで50歳代で髪の短い女性から後ろからくっつかれました。 コンビニやパン屋で、お金を支払おうと、財布に目をやっていると、後ろから年配の女性から触られます。 昨年、電車内で60歳代の女性から、最後尾車両から最前列車両まで追われました。警察に通報したら、「あなたの勘違いだ、免許証みせろ」とすごまれました。 零 2021年6月25日 マスキュリズム、メンズリブが広まれば変わるかも? ぶう 2021年6月25日50代 男性 学校の先生が生徒に性的いたずらをして逮捕された、という報道をみかけることがありますが、複数回逮捕された教諭もいるようです。これはいったいどういうことなんでしょう?教育委員会は性的暴行で逮捕された教諭をまた雇う、そしてまた同じことをする、なんてことが出来てしまうのは大きな問題だと思います。 さかな 2021年6月24日60代 長くお付き合いしていた方が明日日突然告白してきたことがあります。「ボクは二十歳の時にいきなり おばさん3人にレイプされた経験がある。だから貴女とお付き合いするのにとても抵抗があったけれど、ちゃんと愛情を感じることができたから良かった」と・・・。細かい内容を聞くのは申し訳ないと思うのと、正直「聞きたくない」と思ってしまった若いころの私がいました。 Aki 2021年2月23日20代 こうして男性の被害が取り上げてもらえるようになったのは嬉しく思います。もっと男性の被害や同性間の被害が可視化されるようになってほしいと思います。 5/16件 コメントをもっと見る このテーマのトップに戻る
男性の性被害 痴漢加害者は女性だった…男性被害者の思い【vol.66】
「みんなでプラス 性暴力を考える」に寄せられた、男性被害者からのメールです。男性は現在、都内の企業で会社員として働き、ごく普通の生活を送っていますが、小学校3年生のころから 繰り返し痴漢などの性被害に繰り返し遭ってきたといいます。
投稿のきっかけを尋ねると、「“性暴力の被害者は女性だけ”-。そういう先入観が根強い社会に 違和感を覚えたから」という答えが返ってきました。ここ数年、性暴力に関する報道を目にするようになったといっても、“女性が男性から被害を受けた話”ばかり。「それでは、性暴力の問題そのものではなく、“女性 対 男性” の問題として捉えられてしまうのではないか」と感じているといいます。
性暴力は性別を超えた問題であることを多くの人たちに知ってもらえたらと、取材に応じてくれました。
(クロ現+ ディレクター 飛田 陽子)
(メールを寄せてくれたショウタさん<仮名>)
メールを寄せてくれた31歳のショウタさんが初めて性被害に遭ったのは、小学校3年生のとき。バス停で、姉と一緒にバスを待っていたときのことでした。隣に並んでいた見知らぬ大人の男性が いきなりショウタさんの耳の穴に指を入れてきたといいます。男性は外国人でした。突然のことにびっくりして動けずにいると、今度はお尻を触ってきました。その状況に気づいていた お姉さんも恐怖でいっぱいに・・・。2人はバスがやって来て 男性が行為をやめるまで、声をあげることも、周囲に助けを求めることもできませんでした。その後も、親に報告するべきことなのかどうかも分からず、結局打ち明けなかったといいます。
その後、ショウタさんは中学、高校、大学時代に、そして社会人になってからも、たびたび痴漢被害に遭いました。しかし、被害の度に 加害者の腕を押し返すなどの抵抗はしましたが、声をあげることは一度もできませんでした。自分のからだを見知らぬ人から触られることに対する恐怖に加えて、自分が男性であることが大きく影響していたといいます。
「世間に根強いのは、“痴漢の被害者=(イコール)女性”というイメージ。駅に貼られている“痴漢撲滅キャンペーン”のポスターの多くが、被害者を女性のイラストで表現していますよね。そんな社会の雰囲気の中では、男性である僕が声をあげても、周りの人たちにはなかなか信じてもらえないだろうなという不安があって…。どうしても、声をあげる勇気が持てませんでした。」
(駅構内に貼られた痴漢撲滅キャンペーン・ポスター)
どうしても忘れられない女性加害者からの被害が2つあります。1つめは、大学生のとき、終電間際まで卒業研究に取り組んでいた日の帰りの電車でのことでした。立っていると、後ろにやってきた20代後半ぐらいの女性から、突然抱きつかれ、からだ全体をまさぐるように触られたといいます。女性は酔っぱらっていましたが、「酔っているからといって、こんなことをされていいわけがない」と感じたショウタさんは、一瞬 抵抗することを考えます。しかし、「もし、女性に逆上されたりしたら、周りの人たちは、自分のことを“加害者”と思ってしまうのではないか・・・。」そんな恐怖が頭をよぎり、結局、最後まで抵抗できずに、加害行為に耐え続けるしかありませんでした。世間が抱く“痴漢の加害者=男性”というイメージにもショウタさんはさいなまれ、声をあげることができませんでした。
2つめの被害は、社会人になってからでした。電車のドア付近に寄りかかって、両手でスマートフォンを操作していると、正面に立っていた60代くらいの女性が、ショウタさんの着ていたニットの左右の袖口から両手を滑り込ませてきて、さすり始めたといいます。その行為は、ショウタさんが電車を降りる2つ先の駅まで続きました。夕方で乗客の多い時間帯でしたが、誰も助けてくれませんでした。
「たぶん周囲には、家族か 年の離れたカップルに見えて、僕が被害に遭っていることに誰も気づかなかったのだと思います。本当はいやでいやでたまらないのに無抵抗でいるのは、本当につらく 悔しかった。もし、周りが被害だと気づいて、また、僕が女性だったとしたら、誰か助けてくれたのではないだろうか・・・。そう思って、電車を降りてから 泣きました」
当時、さらにショウタさんを精神的に追い込んだのは、痴漢被害に遭ったことを周りに打ち明けたときの反応でした。親しい男友だちの数人のほとんどから、「えー、うらやましい」「(加害者は)若い女性だったんでしょ?いいじゃん」と言われたといいます。自分が被害を受けてどんなにつらい思いをしたか、なかなか理解してもらえませんでした。
その後、痴漢被害だけでなく、職場の年上の女性からセクハラ被害にも遭いました。その時も、やはり苦しみの深さを周りには分かってもらえませんでした。被害そのものや、その場で声をあげられないことの苦悩を真正面から受けとめてもらうことができず、繰り返し ひどく傷ついたショウタさん。その後、精神科を受診し、「適応障害」と診断されるほどに追いつめられました。医療機関に頼るだけでなく、自分の苦しみを理解してくれるような相談窓口を探しましたが、なかなか見つけられなかったといいます。
「性暴力被害の相談を受けつけているような窓口でも、ほとんどは、女性被害者が対象。男性の相談を受けつけているところがあっても、自分で調べた限り、対応は『平日昼間の数時間だけ』という状況でした。僕のようにフルタイムで働いている男性にとっては、とても十分な支援態勢とは思えません。男性被害者の存在が脇に置かれているように感じて、息苦しかったです。」
※男性の性被害の相談窓口については、vol.67を参照ください。
(「被害に遭うのも 加害者に疑われるのも怖いため 電車は “気を張る空間”」というショウタさん)
ショウタさんは、男性の性被害について ひとりでも多くの人に知ってもらいたいと、5年前、思い切った行動に出ます。転職した今の会社で最終面接を受けたときのこと。社長から「あなたが熱く語りたいことを語ってください」と言われ、ふと 心にため続けてきた思いが湧き上がってきたといいます。そして、一つの質問を社長たちに投げかけました。
「突然ですが、クイズです。痴漢・プロポーズ・セクハラ・ナンパ。これらに共通することは何でしょう?」
正解は、「“男性が行う”と思われているもの」。いずれも単語そのものには男性の意味合いは含まれていませんが、 “男性の行為”として連想されるものです。もし女性が同じことを行った場合には、「逆プロポーズ」 「逆ナン」のように、単語の頭に「逆」をつけて表現されることがあります。
ショウタさんは面接で、自ら作った この“クイズ”をきっかけにして、自分が小さいころから繰り返し性被害に遭ってきたことや、世間が思い描く”被害者像“や”加害者像“とのギャップに苦しみ、口を閉ざし続けてこなければならなかった生きづらさについて 一気に語りました。男性でも性被害に遭うこと、男性被害者ゆえの苦悩があることを、正しく知ってもらいたい、という強い願いからでした。
社長は、クイズの答えに対して、「そうか、なるほどね!」と応え、ショウタさんの気持ちも受けとめてくれたといいます。
「もし、性被害の話題を見聞きしたら、 “先入観”がじゃまをしていないか、少しでも意識してほしいと思います。被害者が女性であれ、男性であれ、 “傷ついた人に寄り添う”という気持ちを軸に持ってほしいです。」
ショウタさんは私と同世代。同じ時代に同じくらいの年数を生きていても、ショウタさんは、私はほとんど言われたことのない言葉をかけられながら育ってきたことが分かりました。
それは「女性には、優しくしなさい」という言葉です。女性の私は、そのフレーズにこれまで違和感を覚えたことは一度もありませんでした。でも、男性の身で頻繁に性被害に遭っているショウタさんにとって、この言葉の裏には「男性には、優しくしなくてもよい」、「男性よりも女性に、優しくしなさい」という意味が隠れているように感じられるだけでなく、自分のつらさをも埋もれさせてしまうように聞こえる言葉だといいます。
性暴力を許さない社会を作るためには、傷つけられた人の目線で、語られた言葉をありのまま“信じる”ことが必要不可欠だと、改めて思います。また、自分の発する言葉に“無意識の先入観”が含まれていないか、その言葉によって ほかの誰かの口を閉ざさせてしまっていないか、何度も繰り返し省みなければならないと感じました。
【Vol.28】 セクハラ被害の実態は
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私は発達障害で手帳を持っています。 今日、地下鉄のホームで50歳代で髪の短い女性から後ろからくっつかれました。 コンビニやパン屋で、お金を支払おうと、財布に目をやっていると、後ろから年配の女性から触られます。 昨年、電車内で60歳代の女性から、最後尾車両から最前列車両まで追われました。警察に通報したら、「あなたの勘違いだ、免許証みせろ」とすごまれました。
マスキュリズム、メンズリブが広まれば変わるかも?
学校の先生が生徒に性的いたずらをして逮捕された、という報道をみかけることがありますが、複数回逮捕された教諭もいるようです。これはいったいどういうことなんでしょう?教育委員会は性的暴行で逮捕された教諭をまた雇う、そしてまた同じことをする、なんてことが出来てしまうのは大きな問題だと思います。
長くお付き合いしていた方が明日日突然告白してきたことがあります。「ボクは二十歳の時にいきなり おばさん3人にレイプされた経験がある。だから貴女とお付き合いするのにとても抵抗があったけれど、ちゃんと愛情を感じることができたから良かった」と・・・。細かい内容を聞くのは申し訳ないと思うのと、正直「聞きたくない」と思ってしまった若いころの私がいました。
こうして男性の被害が取り上げてもらえるようになったのは嬉しく思います。もっと男性の被害や同性間の被害が可視化されるようになってほしいと思います。