母が抱かれているのを見たことでしょう!
小学校のクラブ活動がキャンセルになり、予定よりも2時間以上も早く帰宅したとき、
奥の畳の部屋から ひゃあぁぁ という聞き慣れない声がした。
直感的に普通じゃないと認識して奥を覗いてみると、
漁師を思わせる風貌の恋人らしき男性が、
母を上に乗せて頑張っていた。
表情で分かったが、母のことがかわいくて仕方ないらしい。
二人の行為を見たときは、憎悪感などのマイナスの感情はまったくなく、
何とも言えない不思議なドキドキ感を覚えた。
そして、それ以上に、
「見つかったらどうしよう」という緊張感が大きかった。
直感で「ここにいてはまずい」と思ったので、すぐにその場を退散した。
それから数時間してから再び帰宅したときには、
母は何事もなかったかのように出迎えてくれた。
ひとつ感じたのは……明らかに上機嫌だったこと。
ちなみに最も衝撃的だったのは、
母が口淫をしているところを見たときである(^^;
(先ほどの男性に対して別の日に)
ふだんは物静かな母が、頭を大きくゆっくり上下させていた。
このとき手でやっていたならば、
「おじさんのあそこに治療薬を塗ってあげているのかな?」
などと子どもなりに解釈したかもしれないが……ノーハンドである(^^;
相手が子どもといえども、言い訳はできないであろう。
当時、僕は口淫という行為を知らなかったので、
「こんな汚いものをくわえて、母は変態になってしまったのか?」 と本気で心配した。
このときも相手に気づかれなかった(と思う)のが幸いであるが、
ショックとトラウマで母とはしばらく目を合わせられなかった。