20世紀のはじめ、
古き良き時代のニューヨークの街並みを再現した
東京ディズニーシー アメリカンウォーターフロント。
この街の一角に、ティンパンアリーと名付けられた通りがあります。
実際に、ニューヨークにあった通りの名前です。 |
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現代のニューヨーク・マンハッタン。 |
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6番街・西28丁目
今では、忙しく車が行きかう問屋街。
ここがかつて、ティンパンアリーと呼ばれた通りです。 |
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ここは、新しい音楽が生まれる場所でした。 |
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当時、まだ普及していなかったレコードの代わりに、
楽譜を売るお店がたくさん並んでいました。
どのお店にもピアニストがいて、売りたい曲を生演奏します。
その中でも評判だったのが15歳のジョージ・ガ―シュイン。 |
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やがて、ブロードウェイミュージカルの
黄金時代を築くことになる人物です。 |
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「ガーシュインの所にいけば、いい演奏が聴ける」
…町中のピアノが、競うように鳴り響きます。
まるで、ブリキの鍋を叩いているようで、〝ブリキ鍋横丁〟
〝ティンパンアリー〟…。 |
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この街の名もなきピアニストが奏でる音色。
それはやがて世界中に広がり、
ガーシュインはアメリカを代表する作曲家への道を歩んでいきます。 |
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ティンパンアリーから、華やかなブロードウェイへ…
ジョージ・ガーシュインの「夢の通り道」です。 |