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タイトルは誤字じゃないです。最期です。多分。
先日、サービスの更新停止が決まったミリオンライブがこんなイベントをはじめました。
公式から「必要なアイテムはイベント内で手に入るし、これと言った報酬もないから金使ってまで走るな」と宣言した上での最期のイベントとなりそうな形で始まったイベントです。
もう最初から突っ込みどころしかなくてお前なんなんだアホなのかと言いたい感じですが、特に注目してもらいたいのが
「アイドル」という仮の姿…?
正直意味不明でした。
あっ、一応ここからイベントのネタバレが入るので見たくない人は今のうちにクリアしてから来てください。全開でぶん回せば2時間で終わります。
2時間経ちましたね?
じゃあ行きますよ?
・最初は普通に絶望した
はい。最初はこのイベントは過去最低だと思いました。
ミリオンライブはたしかに昔から頭の悪い設定をぶち込んでくる、気の狂ったとしか思えないイベントやカードがいっぱい有りました。ですが、それはあくまでキャラクターたちの「仕事」という範疇で全て収まっていました。あくまで劇中劇や体当たりロケという体で、決してキャラクターの根幹を揺るがすようなものではありません。
ですが、今回は越えてはいけない線を完全に踏み越えてきました。アイマスはキャラクターとプレイヤーの中にどのくらいの物語を作れるかというところに良さがあり、そこが深みを生み出すコンテンツだと思っています。一人一人の物語のためには、最小限の背景の示唆が必要です。公式からの提供をベースに、どう世界を自分なりに広げるか…という楽しみがあると思いますが、今回のイベントはこれまで積み上げてきたものを完全にひっくり返しかねない物でした。
ここ数日、二次創作はどのくらい許容されるのかという話題が少しだけ流れてきましたが、個人的にはそんなものどうでもよくて、所詮二次創作は二次創作です。面白ければ手を叩いて承認すればいいし、嫌なら見なければいいことです。面白いと承認することに理由が必要ないように、認められない人を攻撃していい理由もありません。これは正直お互い様です。攻めた中身の二次創作を承認できる人もできない人も、お互いに相手を攻撃できる道理はありません。
ですが、公式からこんなことをされてしまうともうどうしようもありません。これまで示唆されてきた背景のすべてが、最悪の場合嘘になってしまうというこのイベント。私は正直最初は絶望しました。お前何やってくれてんだと。
・実際どうだったか
一応、最悪は回避しました。解釈によっては、今回のイベントに関しては夢オチだったと言えるようなものにはなっていました。まあ、夢オチ自体最悪を避けるために次善策みたいなところがありますけど…ただ
ごめん。その設定は初めて聞いた。
マグロ漁船は別に普通のアイドルでも出来…でき、ないか…?
劇場の進化とかもう何言ってんだよ…
というもはやどこからどう突っ込めばいいのかわからない怒涛の展開です。
そして、最後にはこのイベントは一応プロデューサーの夢だったというオチにはなりました。更に、もうちょっと寝ていればまた夢の続きを見られるかも…というセリフ付きです。まあ、ミリオンライブらしいといえばらしい、頭のおかしなイベントでした。
・夢か現実か
といったところで、要するに我々にはこのイベントをどう解釈するか大きく2つの道が用意されました。
1つは
夢の続きを見る
もう1つは
夢から覚める
と言うものです。
前者はいうなれば、このままソーシャルゲーム版のミリオンライブの世界に浸る選択肢です。頭のおかしいイベントやカードを現実とし、進化し続けてテントだった劇場が気がついたら宇宙ステーションにまでなっていた世界を楽しむのがこちら。
後者はミリオンのアイドルたちを普通のアイドル(普通のアイドルってなんだよって感じですけど)として見ることで、さほど無理なくミリシタにつなげることもできる道です。
正直な話をすると、アナタは
「これのうちどちらかを選んでもいいし、選ばなくてもいい」
という感じがします。アイマスはもともと結構メチャクチャなところがあり、更に言うと永遠に閉じた箱庭の中ですら楽しむことができますし、ループの美学も持ち合わせています。箱庭の楽しさはここ最近のコンシューマー版。ループの美学に関しては1年単位で初めましてをする、過去のコンシューマー版が顕著ですね。
実際のところ、どちらを選んでも多少の欠陥はあります。夢を見続けた場合は、これまでやってきたことが実は夢だったというのを暗に認めることになってしまいます。夢から覚めたとしても、これまでのことが結局どうなったのかは明示がありません。こちら側で補完する必要があり、しかも紬や歌織さんが劇場に加入することの整合性や、それこそミリオンシアターとの整合性を自分でバランスをとる必要があります。
これはわりと大変です。結構私の見えてる範囲でも、自分の中のミリオンライブと今回のイベントの整合性をとることに苦しんでる人がたくさんいます。
ですが、終わった上での感想としては。今回のイベントはある意味ではとてもアイマスらしいなとも思えます。何故かと言うと
見なかったことにしてもいい
というオチにすることができるからです。
アイマスはこれまでの流れを見ると、タイトルのナンバリングが変わると、正直別作品かのように設定が変わることが何度もありました。そのたびについていけないとコンテンツから去った人がいたことも、私も多少なり知っています。では、今の今まで生き残ってる人はどうしているのかというと、自分の物語のために都合の悪いことは見なかったことにしたり、都合のいいように解釈している人たちが生き残っています。なんとも面の皮の厚い人達でしょう。賞賛に値します(ブーメラン)。また、作品側もそれができるように、あえて明言を避けている部分がたくさんあります。
今回のミリオンアドベンチャーも「結局どうなったのか」という点に関しては明言を避けています。要するに「どっちでもいい」んです。
夢でもいいし夢じゃなくてもいい、なんなら両方から自分の欲しいとこをつまんでもいいんじゃないかとすら思います。
前回のファイナルパーティーが真面目なミリオンの集大成だとするならば、今回は頭のおかしいミリオンの集大成です。このままここにいてもいいし、ミリシタに移ってもい。両方触っててもいいし、もう無理だと言うなら立ち去ってもらってもかまわない。そんなメッセージのように感じました。
最後の最後に扱いをこちらに任せてくれるのは、一応アイマスっぽいなとは思いました。
正直賛否の別れるイベントだとは思いますが、まだなんか隠してるるらしいので、向こうの弾が尽きるまではとりあえず付き合うことにはします。
おわり。
先日、サービスの更新停止が決まったミリオンライブがこんなイベントをはじめました。
公式から「必要なアイテムはイベント内で手に入るし、これと言った報酬もないから金使ってまで走るな」と宣言した上での最期のイベントとなりそうな形で始まったイベントです。
もう最初から突っ込みどころしかなくてお前なんなんだアホなのかと言いたい感じですが、特に注目してもらいたいのが
「アイドル」という仮の姿…?
正直意味不明でした。
あっ、一応ここからイベントのネタバレが入るので見たくない人は今のうちにクリアしてから来てください。全開でぶん回せば2時間で終わります。
2時間経ちましたね?
じゃあ行きますよ?
・最初は普通に絶望した
はい。最初はこのイベントは過去最低だと思いました。
ミリオンライブはたしかに昔から頭の悪い設定をぶち込んでくる、気の狂ったとしか思えないイベントやカードがいっぱい有りました。ですが、それはあくまでキャラクターたちの「仕事」という範疇で全て収まっていました。あくまで劇中劇や体当たりロケという体で、決してキャラクターの根幹を揺るがすようなものではありません。
ですが、今回は越えてはいけない線を完全に踏み越えてきました。アイマスはキャラクターとプレイヤーの中にどのくらいの物語を作れるかというところに良さがあり、そこが深みを生み出すコンテンツだと思っています。一人一人の物語のためには、最小限の背景の示唆が必要です。公式からの提供をベースに、どう世界を自分なりに広げるか…という楽しみがあると思いますが、今回のイベントはこれまで積み上げてきたものを完全にひっくり返しかねない物でした。
ここ数日、二次創作はどのくらい許容されるのかという話題が少しだけ流れてきましたが、個人的にはそんなものどうでもよくて、所詮二次創作は二次創作です。面白ければ手を叩いて承認すればいいし、嫌なら見なければいいことです。面白いと承認することに理由が必要ないように、認められない人を攻撃していい理由もありません。これは正直お互い様です。攻めた中身の二次創作を承認できる人もできない人も、お互いに相手を攻撃できる道理はありません。
ですが、公式からこんなことをされてしまうともうどうしようもありません。これまで示唆されてきた背景のすべてが、最悪の場合嘘になってしまうというこのイベント。私は正直最初は絶望しました。お前何やってくれてんだと。
・実際どうだったか
一応、最悪は回避しました。解釈によっては、今回のイベントに関しては夢オチだったと言えるようなものにはなっていました。まあ、夢オチ自体最悪を避けるために次善策みたいなところがありますけど…ただ
ごめん。その設定は初めて聞いた。
マグロ漁船は別に普通のアイドルでも出来…でき、ないか…?
劇場の進化とかもう何言ってんだよ…
というもはやどこからどう突っ込めばいいのかわからない怒涛の展開です。
そして、最後にはこのイベントは一応プロデューサーの夢だったというオチにはなりました。更に、もうちょっと寝ていればまた夢の続きを見られるかも…というセリフ付きです。まあ、ミリオンライブらしいといえばらしい、頭のおかしなイベントでした。
・夢か現実か
といったところで、要するに我々にはこのイベントをどう解釈するか大きく2つの道が用意されました。
1つは
夢の続きを見る
もう1つは
夢から覚める
と言うものです。
前者はいうなれば、このままソーシャルゲーム版のミリオンライブの世界に浸る選択肢です。頭のおかしいイベントやカードを現実とし、進化し続けてテントだった劇場が気がついたら宇宙ステーションにまでなっていた世界を楽しむのがこちら。
後者はミリオンのアイドルたちを普通のアイドル(普通のアイドルってなんだよって感じですけど)として見ることで、さほど無理なくミリシタにつなげることもできる道です。
正直な話をすると、アナタは
「これのうちどちらかを選んでもいいし、選ばなくてもいい」
という感じがします。アイマスはもともと結構メチャクチャなところがあり、更に言うと永遠に閉じた箱庭の中ですら楽しむことができますし、ループの美学も持ち合わせています。箱庭の楽しさはここ最近のコンシューマー版。ループの美学に関しては1年単位で初めましてをする、過去のコンシューマー版が顕著ですね。
実際のところ、どちらを選んでも多少の欠陥はあります。夢を見続けた場合は、これまでやってきたことが実は夢だったというのを暗に認めることになってしまいます。夢から覚めたとしても、これまでのことが結局どうなったのかは明示がありません。こちら側で補完する必要があり、しかも紬や歌織さんが劇場に加入することの整合性や、それこそミリオンシアターとの整合性を自分でバランスをとる必要があります。
これはわりと大変です。結構私の見えてる範囲でも、自分の中のミリオンライブと今回のイベントの整合性をとることに苦しんでる人がたくさんいます。
ですが、終わった上での感想としては。今回のイベントはある意味ではとてもアイマスらしいなとも思えます。何故かと言うと
見なかったことにしてもいい
というオチにすることができるからです。
アイマスはこれまでの流れを見ると、タイトルのナンバリングが変わると、正直別作品かのように設定が変わることが何度もありました。そのたびについていけないとコンテンツから去った人がいたことも、私も多少なり知っています。では、今の今まで生き残ってる人はどうしているのかというと、自分の物語のために都合の悪いことは見なかったことにしたり、都合のいいように解釈している人たちが生き残っています。なんとも面の皮の厚い人達でしょう。賞賛に値します(ブーメラン)。また、作品側もそれができるように、あえて明言を避けている部分がたくさんあります。
今回のミリオンアドベンチャーも「結局どうなったのか」という点に関しては明言を避けています。要するに「どっちでもいい」んです。
夢でもいいし夢じゃなくてもいい、なんなら両方から自分の欲しいとこをつまんでもいいんじゃないかとすら思います。
前回のファイナルパーティーが真面目なミリオンの集大成だとするならば、今回は頭のおかしいミリオンの集大成です。このままここにいてもいいし、ミリシタに移ってもい。両方触っててもいいし、もう無理だと言うなら立ち去ってもらってもかまわない。そんなメッセージのように感じました。
最後の最後に扱いをこちらに任せてくれるのは、一応アイマスっぽいなとは思いました。
正直賛否の別れるイベントだとは思いますが、まだなんか隠してるるらしいので、向こうの弾が尽きるまではとりあえず付き合うことにはします。
おわり。
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私も完走するまでは、今まで見てきたアイドル達の姿はまさか全部嘘だったんじゃと
不安がよぎっていた面倒くさいやつの一人ですが、
エミリー・スチュアートの言葉で全て救われました。
彼女は人類を超越した存在でありながら、尚変わらず大和撫子を憧れの存在とし、
その理想に少しは近づけた、即ち未だ辿り着けてはいないと語っています。
これは今まで彼女が大和撫子を目指して努力してきた日々に
隠し事はあれど、何ら恥じるべき嘘は無かったことの証です。
最後にアイドルとしての道を選択した他の子たちもきっと皆同じ想いだと思います。
であれば、プロデューサーである私が彼女達のために
今後成すべきことは、これまでと何一つ変わることは無いと思いました。
「イギリス出身の大和撫子」が実は「(元)超人の大和撫子」だっただけです。
些細なことだと思いませんか?なんてなんて♪
つまるところ、夢から覚めるも残るもなければ、無かったことにするでもなく
あの出来事は彼女たちにとっての一つの現実、あるいは可能性の一つとして
彼女たちの嘘を受け入れることはできはしないものでしょうか。
1か月前の記事に長文を打ち込んで恥ずかしい気持ちでいっぱいですが
どうしても伝えずにはいられませんでした。
不安がよぎっていた面倒くさいやつの一人ですが、
エミリー・スチュアートの言葉で全て救われました。
彼女は人類を超越した存在でありながら、尚変わらず大和撫子を憧れの存在とし、
その理想に少しは近づけた、即ち未だ辿り着けてはいないと語っています。
これは今まで彼女が大和撫子を目指して努力してきた日々に
隠し事はあれど、何ら恥じるべき嘘は無かったことの証です。
最後にアイドルとしての道を選択した他の子たちもきっと皆同じ想いだと思います。
であれば、プロデューサーである私が彼女達のために
今後成すべきことは、これまでと何一つ変わることは無いと思いました。
「イギリス出身の大和撫子」が実は「(元)超人の大和撫子」だっただけです。
些細なことだと思いませんか?なんてなんて♪
つまるところ、夢から覚めるも残るもなければ、無かったことにするでもなく
あの出来事は彼女たちにとっての一つの現実、あるいは可能性の一つとして
彼女たちの嘘を受け入れることはできはしないものでしょうか。
1か月前の記事に長文を打ち込んで恥ずかしい気持ちでいっぱいですが
どうしても伝えずにはいられませんでした。