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アイマスおじさんが行くバンドリ武道館ライブ感想
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アイマスおじさんが行くバンドリ武道館ライブ感想

2017-08-27 20:15
    『BanG Dream! 4th☆LIVE Miracle PARTY 2017! at 日本武道館』
    縁あって行って来ました。
    バンドリコンテンツの中核をなす『Poppin`Party』通称ポピパの単独ライブです。

    アイマスライブ以外には片手に数えるくらいしかプロのライブには参加したことないので
    所々アイマスとの比較を交えながら感想を述べたいと思います。

    きっかけ
    友人からアニメ「バンドリ」がおもしろいとの推薦があり、視聴しました。
    これについては友人の言うとおり、非常に素直ですっきりとした良いアニメでした。

    バンドリについては2014年アイマスSSAで僕の頭を『流星群』でぶん殴ってくれた
    愛美さんのプロジェクトということで多少は情報を得ていたのですが
     ・ブシロードの若者向けコンテンツ(?)なノリはついていけない
     ・ただの愛美推し企画では?
     ・みもりんスロットのうらみ
    等があり、追いかけることはしませんでした。

    アニメ視聴後に友人からCDを借り、
    曲を聴いたらすごくガールズバンドしていたことで一気に興味が湧きました。

    すると友人から「武道館ライブ行くの?」と問われました。
    普段アイマスライブに参加している人間だから行くものと思っていたようです。
    逆に友人が行きたいのではと察し誘い、ライブに参加してきました。


    ここが良かったポピパライブ

    ・武道館の特性を生かす360度ステージ
     武道館を真ん中に円形ステージ組み、さらに上部の演奏台も回転する構成。
     外れ席がないといっても良い。
     自分は席が上部だったのでポピパが遠い反面、大橋君や伊藤君の演奏が良く見える。
     さらには演者が演奏台から降りて円形ステージの縁を歩きながら演奏・歌唱する
     事が多くあり、くるくる動くポピパメンバーを楽しめる。

     アイマスでは演出が決められおりこういう自由は少なく、
     フリー箇所が多いライブは新鮮。

    ・ガールズバンド
     自分には音楽の才能も素養も全くないので、ポピパの音楽レベルがどうなのか
     全くわからないが、魅力っていうのは伝わってくる。
     ミュージシャンがモテるっていうのは良く聞く話だが、自分の目で見ると納得。
     あいみんはやっぱりかっこいい、ドラムを叩くはっしーがかっこいい、
     紗英くんのギターが、りみちゃんのベースが、かっこいいしかわいい、
     ギターとベースってライブでのノり方って良く見るああいう形になるんだなぁ。
     キーボードって大変なわりに音で目立たない、でも肩掛けシンセの彩沙君は目立つ!
     そして何より生で伝わってくる音がいい。

    ・会場
     アイマスライブ系は治安がいい、外のライブでは厄介沙汰が多いなどきいていたが、
     本ポピパライブではいつもと変わらないどころか良かったんじゃないかと。
     といいつつもライブ中はバンドライブだから観客は結構自由。
     コールもある程度はあるもののかけるコールはけっこうばらばら。サイリウムもばらばら。

     アイマスは歴史と制作上から様々なものがテンプレート化されており、
     サイリウムやコールの一体感こそがアイマスの醍醐味であるわけですが、
     こう自由になにかやるというのがこれほど楽しいとは。

    ・シンプルな演出・構成
     昨今のアイマスは大画面LEDがどーん!3Dキャラがバーン!みたいな演出を多く見かけ
     それ自体自分も楽しんでいたわけだが、
     ポピパのライブは音を全面に、歌声が消えてしまってもいいというくらいの音。
     前述のコールもこの音量ではかき消される!
     余計なことは考えなくていい。好きに叫べ。

    ・アニメ再現とポピパライブを分ける
     今回はアニメ放映直後もあって、自分のようなアニメから入った人がたくさんいたと推測。
     なのにアニメ再現はアクセント程度(アイマス)
     ガンガン現実側のポピパライブとして推してくるのは好印象でした。
     アニメのポピパとしてあいみんの歌声は大人すぎという印象はもっていましたが
     現実側、バンドリワールドとしては力強いボーカルは非常にあってます。
     
     山をギター一本と歌で動かすアニメを見たときの衝撃に比べれば
     ボーカルとキャラのイメージの違いなんて誤差ですよ。


    ここが驚いたポピパライブ
    ・余裕あるセットリスト
     3曲歌ったら衣装チェンジ、その間の場つなぎは映像コーナーも長い。
     楽器チェンジ時の移動も皆急いでいない。
     アイマスとの人数差はあるもののここまで余裕があっていいの?
     と心配になるくらい。
     演者は演奏込みなので負担軽減をかねているため当然ではあるのが……
     普段アイマスでは
     『3時間は短い』『休憩時間(トークショー)』
     などを経験してると、こんな空白の時間があっていいの?ってくらい余裕でしたね。

    ・キャラソンはメドレー
     なのに、キャラソンはメドレー。(正直フルで聴きたかったが……)
     キャラソンは演奏なしだから休憩を兼て全部と考えていたのが、そんなことはなく。
     あくまで『ポピパ』バンドライブであり、アニメキャラのライブではないと思わせる。
     前述の間があったら、アイマスならからずフルにしてきますよ。
     普段いかにアイマスが詰め込んでいるのかと考えさせられる。

    ・楽しそうな大橋さん
     個人にアイマスに他コンテンツに忙しい大橋君。
     このポピパではさらにドラムで大変。
     なはずなのにすごく楽しいそうにドラムを叩く大橋君。
     ぽっぴんしゃっふるでタンバリンを軽やかに叩く大橋君の笑顔は
     アイマスでは見たことない笑顔でした。

    ・愛美さん泣く
     センターとしてリーダーとして笑顔で歌う愛美君。
     ミリオンでは飄々としている愛美君が最後に泣く。
     人も立場やコンテンツが変われば変わるんだなぁと。
     アイマスやってブシロードやってポピパやってアニサマやって……
     周りはもっともっと気を使ってあげて。


    ここが残念だよポピパライブ(クソ運営)
    表題の通り運営への苦情です。ライブ内容についての不満は一切ありません!!!

    全体を通して、ブシロートというよりも委託している各所との連携や責任が雑に見えます。
    物販に関しては自分達でECショップあるからどうにかなる問題であり、
    ブシロード(木谷社長)はコンテンツ自体には(時には頭がおかしいくらい)大金をぶっこむのに
    こういうところではすごいケチ臭い印象を受けました。機会損失大嫌い。

    ・物販が少なすぎる&当日レギュ(購入数を3→1へ)変更
     前日はおそらく2000~3000、当日500でタオルが終了とかちょっと酷すぎ。
     しかも当日は列構成後、整理券配布開始時に限定数変更を宣言。
     早朝待機混乱を避ける(おそらくスタッフが捌けない)ためにわざとやったのは明白。
     前日物販で吐きすぎたしわ寄せ(元から少なすぎる)が当日へ。
     前日にギリギリ買えた自分は助かりましたが、タオルくらいは数つくっておけ。
     「次回はタオルを振り回す曲を」なんてポピパが言っていましたが、
     買えないのではどうしようもない……

    ・人員誘導ができない
     武道館前は道路のためたむろする人を散らさないといけないのに
     全然散らさない。これが物販列や入場列と絡まってもうぐちゃぐちゃ。
     危ない階段でも整理スタッフがいない。スタッフはただのオウム。
     音声プレイヤーでも置いておけば良いんじゃないかな。

    ・物販人員が整列のジャマ
     入場が始まっても物販テントの待機スペースそのまま、スタッフは立っている。
     整理スタッフじゃないから整理作業はする必要は無いが、君達を整理する必要がある。

    ・会場内スタッフが少ない
     どこにいた?整列退場の際に入り口にスタッフの偉い人がいて整理してたのは見たけど。
     トラブルに会ったらどうしろと。
     それともバンドライブとは修羅の国と聴く。たとえ武道館でもバンドライブは自己解決?

    ・当日券
     事前応募形式だったため、複数応募の結果と思われる空き席がかなりありました。
     実際に運営が売れる席がそのうちどれくらいかわかりませんし、
     当日券なんて売って50もでるかわかりませんけど、
     席が空いてるなら売れ!棒立ちのスタッフ一人窓口置いて売ればいいんだから。

    ・パンフ
     これは要望。
     B5の36Pで演者の写真があって3000円。色紙に意気込みが書いてあるのが2Pのみ。
     まぁパンフ2000円スタートですから全編写真なら3000円も普通ではあるが、
     撮った写真を乗っけてお安く済まそう感が見えてしまうんですよねぇ……
     もう少しライブ特別感とかインタビュー記事とか欲しい。


    まとめ
     アイマスライブは良かれ悪かれ「二次元アイドルの三次元再現儀式」の面があります。
     演者は声であり、巫女であり、寄り坐しであります。
     同じくPもプロデューサーであり、観客であり、舞台装置でもあります。
     なんだかんだで自分もいつのまにかその一部に取り込まれていました。
     ライブではいつも難しいことを考えていたのかもしれません。
     「music♪がない……」「ススメオトメのフルがまたない……」
     いつもそんなことを考えてしまいます。

     今回のポピパではそういう難しいことを考えず、
     ただただ目の前にいるバンドと曲を楽しめることができました。
     ティアドロップスも聴きたかったけど、そんなことを
     こんなになにも考えず楽しめたのは何年ぶりだろうか。

     逆に前述大橋君や愛美君の様子を見ると、
     アイマスとは中の人に非常に重い枷になっているのではと心配になってしまいました。
     二人とも才能ある方ですから、もっと自由にしてあげたくなりますね。
     
     もちろんバンドリ自体に枷がないわけではないことも承知。
     りみちゃんはこの作品が大きな起点、
     伊藤君はガールズバンドとしてキーボードを覚えたわけですし、
     大塚君のブログのそれはアイマスガールズと重なるものがあります。

     自分を含む中の人ヲタ的にはそんなバックをすぐ重ねてしまうものですが
     今回に関してはそういうものを一切排除して、ただただ目の前ライブを楽しめました。
     声優だとかそんなの関係ない。
     ベースもギターもシンセもドラムもそして歌も、ただただかっこよく楽しかった。
     個人としてこのコンテンツとは
     『ただのガールズバンドとただのファン』の関係でいたいと思わしてくれるライブでした。
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