ボスとはよく二人で花火大会に行ったものだ。
二人とも和服でおめかししてね。
どーん ぱーんっ と派手に散る花火は華やかで風雅だけど、
花火が終わると辺りは静寂と闇に包まれる。
ほとんどのカップルは花火が終わればそのまま帰るのだが、
そわそわしているカップルも見られる。
そう あれが目的だ
クルマに戻ってから始める男女がいる一方で、
外でやっちゃう男女もいるのだ。
辺りは暗くて互いの顔がよく見えないので、
情事を重ねても、当事者以外にはわからないことだ。
もし誰かに見られても、人物まで特定されることはない。
僕はボスの手首をつかんで草むらに連れていき、
彼女の和服の裾を捲し上げて、後ろから入れるのだ。
今まで空間にあったものが、やわらかい壁でねっとりと包み込まれ……
瞬時に理性を破壊する。
実は花火を見ているときから、
さりげなく互いの股間を触れ合っていたので、
なんの抵抗もなく ぬるぅ~ と入っていく。
そして出し入れするたびに ぬっちゃ ぬっちゃ と擬声語が耳に届くのだよ。
辺りは静寂に包まれているので、その擬声語からは二人とも逃げられない。
あとは互いの吐息だね。
はぁはぁ 言いながら頑張るわけだ。
最後は僕が と発して事は終わる。 だら~っ(擬態語)
そしてクルマに戻ってボスから言われたこと。
「暗闇のなかで なんで触れずに場所わかんね~ん」
場所とは穴のことね(笑)
それはわかりますとも! 下のお口 大好きだもん(^^