『すみっコぐらし学園認定記者』自己紹介

すみっコぐらし学園の認定記者となった朝日新聞社の影山遼です。
名字にある「影」の字にふさわしく、
明るい性格ではありませんが、毎日を楽しく過ごしています。

何者なんだろうと思う人が多いはずなので、どうして認定をもらうことになったのか、
私の人生とともに簡単に振り返ります。少々お付き合いください。

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小さい頃は勉強も運動も「並み」の存在。
平凡という言葉がぴったりで、すみっこの方で、壁に寄りかかっているのが好きでした。

思春期になってからは、悩みがいっぱいありました。
どうして自分の髪はクルクルなんだろう、なぜ歯が小さくて「すきっ歯」なんだろう、
なんで「なで肩」なんだろう……。
大人になってみると、取るに足りないことですが、当時は鏡の前で頭を抱えていました。

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などと考えていたら、時の流れは早く、いつの間にか学生の終わりが目の前に。
特にやりたいことが思い浮かばない中、簡単な文章を書くことはできたため、新聞記者となりました。

最初は事件の現場に行って、ひたすら聞き込みをする日々。
ただ、初めて会う人との話は苦手で、声を張るのも得意でありません。
選ぶ仕事を間違えた……。
心がすり減っていたある日、何かを求めていたのか、
一度も訪れたことのない雑貨店にふらっと立ち寄りました。

 ◇

よっぽど疲れていたのか、普段は行かないキャラクターのコーナーに行ったところ、ぺんぎん?がそこに。
あまり生き生きとしていない目に引き寄せられました。

家に帰って調べてみると、「じぶんさがし中」とあり、同じ境遇だなと。
いつの間にか頭から離れなくなり、生まれて初めて、大きなぬいぐるみを購入。
ぺんぎん?は自分が何者か自信がなくても、謎のふてぶてしさがあり、見習おうと決めて今に至ります。

 ◇

現在は、同じ会社のデジタル部門で働いています。
地方発のニュースを執筆者と一緒に育てていくといった新しい仕事をしています。
そのかたわらで、世の中を動かすことはないけれど、
誰かの心に刺さることを目指した平和な記事を残しています。

時には「大人乳歯」や「天パ」といったコンプレックスを武器にした取材をしながら、
すみっコぐらしの記事を趣味で書いてきました。
異なる視点で10本ほど文字にした経緯があり、今回の認定記者、そして「仕事人インタビュー」につながっています。

ご縁があり、「映画すみっコぐらしとびだす絵本とひみつのコ」の上映会にも登壇しましたが、緊張で頭が真っ白に。
会場にいた優しい顔のすみっコファンたちに支えられ、なんとか対談をした記憶がありま
す。
いまだに、目立つ場所にはおびえています。

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今回のインタビュー、すみっコぐらしに関わるものだけでも、
こんなに仕事ってあるんだ、と驚きがあるはずです。
明るくてキラキラした人に会えるのか、
それとも、周りとワイワイは苦手でも仕事を楽しんでいる人に会えるのか、
期待に胸を膨らませています。相手のすみっコ的な要素もすくい上げていきます。

社会の仕事と向き合いながら、これから将来の仕事を考える子ども、
転職などを考えている大人のどちらにも役立つ記事を目指しますので、たまに読んでみてください。

『すみっコ仕事人』インタビューはこちらから▽
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