そんな彼女と俺の話
主人公の彼女と、その彼女の父親が入れ替わってしまうお話ですね。
彼女の父親は、娘であるはずの愛理に暴力を振るっていて、
ついに事件が起きてしまうのですが、その際に入れ替わってしまいます。
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ミステリーボニータ 2014年 01月号 [雑誌]
・作者
小磯名緒
・単行本
未単行本化
該当箇所について
☆愛理⇔★愛理の父親
暴力に耐えきれずに反撃した直後に入れ替わり
外見上の変化⇒なし(中身入れ替わり)
父親と入れ替わってしまう彼女
主人公の彼女・愛理(愛理のほうも主人公でW主人公な感じですが)は
日常的に自分の父親から暴力を受けていました
(彼氏の晃平が止めに入っても、お構いなしに暴力を振るう感じ)
そんなある日、愛理が父親に反撃をして
その命を奪ってしまうのですが、
そのタイミングで突然入れ替わりが発生してしまい、
愛理が父親の身体に、父親が愛理の身体になり、
結果的に、愛理になった父親が重症
(最初は死亡したと思われていましたが一応
意識不明の状態で生きている状態であることが
後に分かりますー)になってしまった、というのが
入れ替わりまでのあらすじですねー!
その後は父親(中身・愛理)の状態で
彼氏の晃平に電話をかけて、助けを求めます。
当然、晃平も最初は信じないのですが
父親(中身・愛理)が、父親は知らないであろうことを
口にしたり、その振る舞いを見て、晃平も父親(中身・愛理)の
ことを信じて、共に逃亡することになります。
(※愛理の身体が半死に状態なので、父親(中身・愛理)が
犯罪者になってしまっている感じです)
何だかんだで丸く収まる。愛理になった父親は目覚めない
最終的には、何だかんだで丸く収まるお話で、
父親の身体になった愛理のことも、晃平は見捨てず、
大切に接し、父親(中身・愛理)は、母親が営業しているお店で
働くことになり、晃平も変わらず父親(中身・愛理)と
仲良く過ごす、と言う感じのエンドですねー!
愛理の身体を昏睡状態にした件も
上手く収まって(?)はいるようですー!
最後まで元に戻ることはありませんが、
父親(中身・愛理)も案外幸せそうですし、
これはこれでOKなの、かな…?
ちなみに、愛理(中身・父親)は最後まで
昏睡状態なので、
入れ替わりと言っても、片方寝てます系(?)で、
愛理になった父親は見れません。
感想
父親の豹変ぶり(中身が違うので当然ですが笑)が
とても美味しい感じの作品ですねー!
作中では、父親以外は
とてもいい人たちばかりなので、
こういう優しい世界で良かったね…。という
感じがします笑