土曜日0時1分

ジャンプ＋に掲載された入れ替わりサイコホラー漫画です。
危険な衝動を持つ男子高校生が17年前の男性と
入れ替わるようになり、その身体で、人の命を奪っていく…
というお話ですねー！

（※単行本や、紙の書籍はありません）

・作者
西野彬秀

・単行本
未単行本化（ジャンプ＋に掲載　※記事掲載時点では無料で閲覧可能）

該当箇所について

★黒来すぐる⇔★青与太郎
ある日を境に土曜日０時１分に入れ替わるようになる（原因は不明）
外見上の変化⇒目の色

危険な男子高校生が過去の男性と入れ替わり

すぐるは、危険な破壊衝動を持つ男子生徒で
人の命を奪うような妄想を脳内で日々繰り返しては
「だめだ…！」と理性で抑えているような
危険な男子高校生でした。
（一応、理性で抑えているので、表向きは真面目な感じに見える）

そんなすぐるが、土曜日の0時1分になると、
17年前の男性・与太郎と入れ替わってしまうようになり、
（入れ替わり自体は1日で元に戻る感じです）

その後、二人はお互いに入れ替わり状態を満喫します。

すぐるになった与太郎の方は
「未来の世界（与太郎から見て）」を満喫して、とても楽しそうにしていますが、
一方で、与太郎になったすぐるは、
「他人の身体」「1日経過すれば元に戻る」ことを利用し、
人殺しを繰り返していました。

お互いに1週間に1日の入れ替わりを堪能していましたが
（※与太郎のほうは、まさか自分が人殺しをさせられているとは知らない）
ある日、元の身体に戻っているタイミングで、
与太郎は、すぐるが、自分と入れ替わっている状態の際に、
与太郎の身体で人の命を奪っていることを知ってしまいます。

すぐるをどうにかしようとする与太郎

17年前の男性・与太郎は、土曜日に入れ替わっている際に
与太郎の身体で人殺しをしているすぐるをどうにか
しようと考えます。

最初は入れ替わる直前に手紙を書いたりして
すぐるを止めようとしていましたが、
すぐるには効果がなかったために
与太郎は、すぐるを始末しようと考えます。

その方法が、
土曜日のおわり（入れ替わりから元に戻る直前の時間）に
すぐる（中身・与太郎）が、首を吊ることで、
首吊りの瞬間に、元の身体に戻ることで、
すぐる（中身・すぐる）の状態で、首を吊った状態になり、
結果的にすぐるを始末できるはず…
と、いうものでした。

が、これは結局失敗してしまい、
その後は、すぐるが与太郎を脅したことで、
与太郎は諦めてしまいました。
（これ以降、与太郎側が特に、何かアクションを起こしている
　描写はありません）

あとはすぐるのやりたい放題…
かと思いきや、ある日、いつものように与太郎になったすぐるが
帰宅する際に、隣人の女性に見つかってしまい、
その女性の命も奪ってしまいます。

…しかし、その命を奪ってしまった相手が
「17年前のすぐるの母親」であることが、分かり、
与太郎（中身・すぐる）は泣きながら、
死なないで！と叫びますが、時すでに遅く…という結末ですね。

その後、どうなったのかはあいまいに描かれていて
はっきり分かりませんが
すぐると17年後の世界の母親が消えていくような描かれ方をしているので、
17年前の世界で、妊婦だった母親が死亡してしまったことで、
すぐると母親の存在は消えてしまった…
と、いうこと…かな？と思います。

ちなみに、ラストシーンのあとに、
与太郎自身が、17年前の世界でどうなったのかは
一切描かれていないので、不明です。

感想

なんで17年前？と思っていたら
最後のオチのためだった！ということですねー！

主人公（すぐる）が、母親に半分敬語で
喋っているのが、ちょっと不思議な感じがしますが、
先が気になる展開のお話しでした！

ジャンプ＋で（今の時点では）読めるので、
興味のある方はチェックしてみてくださいー！