あばよ!明日の由紀
同級生に告白して振られてしまった男子高校生が
寝て起きたら、知らない女性になっていた…!というところから
始まるお話です。(変身系のような出だしですが、入れ替わりです!)
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あばよ!明日の由紀 (1979年) (ソノラマ文庫)
・作者
光瀬 龍
・単行本
全1巻
該当箇所について
★戸沢 章二⇔☆逢坂 由紀
原因不明の入れ替わり
外見上の変化⇒なし(中身入れ替わり)
ある日突然入れ替わり
意中の子に告白した主人公の章二が、
自分も可愛い子になりたかった!みたいなことを
考えながら眠りにつくと、
目が覚めた時には、全く知らない由紀という
少女になっていた…!
という展開の物語です。
しばらくは由紀になった章二中心で物語が
進むことや、何が起きたのか、最初はイマイチ
把握できないことから、あまり入れ替わりっぽくない感じな
物語ですが、後に章二になった由紀の方も登場し、
ちゃんと入れ替わっていることが分かる物語に
なっていますねー!
入れ替わったあとは、身体に影響されるタイプのようで、
自然と口調が由紀の口調になってしまったり、
自分の名前を名乗ると違和感を感じてしまったりする
タイプとして描かれています。
(ただし、章二になった由紀の方は影響を受けていない
様子で描かれているので、
章二の精神的な問題なのか、設定がチグハグなのかは
イマイチよく分からなかったりも…)
由紀の脳から、由紀の記憶を探るような描写もありますねー!
最後まで原因は不明
その後、章二の家に向かい、
章二(中身・由紀)と合流します。
由紀も話が分かるタイプで、
その後は二人で協力して…
という展開になっていき、
ここからは入れ替わりのお約束のような要素も
登場してきます。
由紀と会う前と、会ったあとで、物語の雰囲気が
変わって来るのも、特徴的ですねー!
最終的に、入れ替わりの原因として
とある降霊師が浮かび上がってきたり、
その降霊師が人外の存在であることが分かったり、
何故か唐突に戦闘に突入したりしますが、
真相はよく分からないまま爆発が起こったことで、
二人は無事に元に戻りました。
最後の方の展開はちょっと強引な感じもあります笑
感想
最後の方の展開は強引だったり、
いろいろと粗い部分が気になったり
個人的にはしましたが、
入れ替わりのおいしさ自体は出ていましたし、
入れ替わり好きなら楽しめると思いますー!
降霊師関連の話が、
謎が多くて、不思議な感じです…。