渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

全日本ロードレース、ルール変更

2020年12月16日 | open
 















全日本選手権のルールが来年度から変更
になる。
ネットでは「希望ナンバー廃止は時代遅
れ」とか書いている奴がいるがクソ馬鹿
野郎だ。
「原付30km/h未満の速度制限は時代遅れ」
という物理的なモーターリゼーションと
車両の能力の乖離の指摘とは同列に置け
ない。
読むと、そうした総合的な視点でモーター
スポーツの健全な隆盛を見越した観点では
なく、単にてめえの希望が叶えられないか
らということが強く読み取れるからバカと
呼ぶ。
普段、ネット常用語のように「今時」とか
をよく言うバカだろう。3行以上の文は
「長い」と感じるバカ。
 
近年、世界グランプリの世界選手権である
MotoGPにおいても希望ナンバー制だ。
しかし、WGPのレギュレーションであっ
た「前年度世界チャンピオンがゼッケン1」
「ランキングごとにナンバー付与」によっ
て、過去には、その年の選手が前年度どの
位置を走っていたかがレース中に即判っ
たのは事実だ。
そして、全選手がゼッケン1を目指した。
バリー・シーン以外は。
英国人サー・バリー・シーンだけは、特別
措置で、ランキングに関係なくゼッケン7
を付けた。彼だけの特別措置だ。
その後、アメリカ人のケビン・シュワンツ
がゼッケン34を付け続けたが、チャンピオ
ンになった翌年には、ゼッケン1を付けた。
そしてシーズン途中で引退した。
 
その後、世界選手権ではレギュレーション
変更により希望ナンバー制となった。
メジャーリーグの背番号のように、番号が
選手のアイデンティティのようになり、
栄光のゼッケン1は地上から意味を消滅させ
た。
これは、はっきり言って、大きな変化では
あるが、それを「進歩」だとか、「新時代
の象徴」などとする事はできない。
それゆえ、「時代遅れ」とする概念をネッ
トで披露していきがってるのはバカタレだ
と言うのである。
それは「過去は遅れた未発達なもの」と
するタコのクソ頭の誤認いちびり傲慢視点
しか持っていないオツムパープーを表して
いるからだ。
どれだけのロードレースの歴史を見て来た
というのだ。
40年前の陸上選手よりもてめが速く走れも
しないくせに何言ってんだか、というや
つ。
バイクにしても、40年前の旧車よりトロ
トロでしか走れないくせに何を今が最高
ぶって勘違いしてるか、というやつだ。
 
時代的な普遍性や不朽性を視野と射程に
入れない見識は、得てして不見当である。
紐解くと、大抵はてめえの希望満足が得ら
れないからの駄々こねや文句たれのクレー
ム付けでしかなく、今更ながらのアホさ
加減に呆れる次第。ネット民に多し。
 
希望ナンバーは希望で貰えるが、栄光の
ゼッケン1はナンバー1の者しか付けられ
ない。来年はそうなる。栄光のゼッケン
制度の復活だ。
かつて、全日本最高峰クラス国際Aが赤
ゼッケンに白数字だったのは、それは
日本の国旗の色だからだ。
来年度からは、トップ10人のみが日本の
国旗カラーのゼッケンとなる。
番号はあれが欲しいなどいうのは認めら
れない。実力で欲しい番号をもぎ取るの
だ。
当然、ゼッケン1が一番競争率が高い。
レースは更に本物の競争となる。
ゼッケンをもぎ取るのは、チームのオー
ナイザーへの政治力ではなく、選手
チームの実力勝負となるのである。

決められたルールの中で選手たちは頑張る
しかない。
レギュレーションは観客が決めるのでは
ない。
観客がコースを走るのでもない。
何を偉そうに、時代遅れだどうのと上から
目線でトンチンカンなイタい事ネットに
書いてるのか。
ネット民独特の感覚に基づいたクレーム
付けにはうんざりだ。
バカはすっこんでろ。
家でチラシの裏にでも書いとけ。

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