あの1988年に発売された
クレープ屋さんのキャラクター
「クレープおじさん」は、
実は変装した怪盗クレープだった!!
衝撃的事実の真相とは…?
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いまから33年前。愛川温は警察に追われていた。また窃盗事件を起こしたのだ。彼は決まって悪党の資産を狙う。その使い道は誰も知らない、謎多き男だ。ある日彼は、伝説の王冠「ザ・クラウン」の噂を耳にする。
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なんでもその王冠を手にした人間は永遠の命を与えられるか、命を奪われるという。「永遠の命か死か。おもしろい」。好奇心旺盛な愛川は王冠を盗むことを決意する。まさか、新たな運命が始まるとは知らずに−−。
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突然まばゆい光に包まれる愛川。王冠から現れたヒゲの妖精は「永遠の命を与えるかわりに、人間の笑顔を捧げよ」と告げる。契りを交わし王冠を被る愛川。こうして人の心を奪う魅惑の怪盗クレープは誕生したのだった。
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王冠を盗んだことで指名手配された怪盗クレープは、変装して身を隠していた。彼が作るクレープアイスは大人気となり、たくさんの笑顔を生んでいた。そう、あの「クレープおじさん」の正体は怪盗クレープだったのだ!
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それから23年の月日が経ち、岡喜刑事がついに「クレープおじさん」が怪盗クレープであることを突きとめる。間一髪のところで逃亡する怪盗クレープ!この日を境に、クレープおじさんの姿も消えてしまったのだった。
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実は同級生だった愛川と岡喜。ケンカは絶えなかったが、密かにお互いを認め合っていた。岡喜が怪盗クレープを追い続けるのは、自分の手で愛川の真意を確かめたいから。いつかあの頃のような二人に戻れると信じて。
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