自分の人生の選択肢を否定する人たち

自分の知らないことや世界を否定すると、人生の選択肢はどんどん狭まっていきます。

昨日、Twitterで結構リツイートされたツイートがあったんです。

高い機材が買えない理由が「お金がない」だけなら稼げばいいし、稼ぐための手段はいくらでもある。
無理に高校や大学に行く必要もない。
覚悟を決めて好きなことをやればいい、覚悟さえあればなんでも出来るから、という内容です。

そうしたら、いろいろな人から反応を頂いたんです。
中には、「それはあなたの感想でしょう」「だったらやってみせて」といったものもありました。

僕自身そんなに煽るつもりはないんですが、結果的に割と煽ってしまうようで、こういった反感を買うことがあります。

でも、僕の発言にイラっとする・反論したくなるというのはその人自身にも問題があるというか、僕の発言が「その人たちの抱えた問題に刺さった」んだなと思っています。

何故、僕の発言にイラッとするか?
おそらくは「自分の人生を否定されているから」です。

自分が大学を卒業して会社に行って、1〜2年働いたところで現実を突きつけられる。
ああ、大人になるってこういうことなんだなって思いながら、会社で毎日我慢して生きていく。

我慢をしているからこそ、1ヶ月分の給料をもらってなんとか生きていくことができる。
そんな人たち、多いと思うんです。

そしてそういう人たちは、どこかで折り合いをつけて、自分の夢ややりたいこと、好きなことを我慢して生きている。
そんな状況で、好きなことだけやって生きている僕の意見を聞かされれば、そりゃあイラっとするでしょう。

「自分はこんなに我慢しているのに、なんでお前は我慢していないんだ」と。

しかし、ここで後の人生に大きな差を生むのが、この考え方を否定するかどうかなんです。

自分の知らない世界や選択肢を目の前にして、それを否定するのか。
もしくは、「そんな考え方もあるのか」「そういう生き方もあるのか」と認められるのか。これが大きな差を生みます。

何故なら、ここで僕の意見に反論したり否定すると、その人は自分の今までの人生に戻るだけなんですよ。

つまり、会社員として毎日満員電車で通勤し、会社で終業時間まで我慢することで何とか食い繋いでいく人生に戻っていくんです。

それに対して、僕に引用リツイートをくれた中学生・高校生たちの中には「そういう生き方もあるんだ」「ブログ、YouTube頑張ってやってみよう」ってやってみる人が出てきます。

その人たちの中には、おそらく挫折する人もいるでしょう。
でも、毎日毎日淡々とYouTube・ブログ・Instagramで発信をすることで、3年後くらいには人生が大きく変わっているはずです。

そもそもYouTubeやブログで発信している人って言うのは少ないです。
そして、情報は発信する側と消費する側に分かれるんですよ。

発信する側には信用・お金・人気が集まる。おいしい話やいろんな方法論も集まってきます。発信する側になれば、どんどん自分の好きなことができるようになっていく。

でも、消費する側っていうのは、ずっとお金を使うだけ。消費しているってことは消費者なんですよ。消費者は「お金を使う人」。そして、お金を使う人はいつまで経ってもお金が溜まりません。

消費者のままでいたら、今までと同じ。
やりたい仕事も選べないし、毎日我慢することで「ガマン料」をもらって生きていくことになるんですよね。

僕の言うことを聞け、とかそういうことではありません。
それでも、新しい考えや、自分の頭(世界)の中にない考えに触れた瞬間に、それを否定して拒否する人たちがいる。そうして自分の既定路線に戻っていくと、人生の選択肢がどんどん狭まっていくんだろうなって思います。

僕自身、自戒としてこのラジオを録っています。
というのも、これからの世代……それこそ中学生や高校生たちが話していることや考え方について、あまり否定をせずに生きていないといけないと思っています。

たとえば僕は昔サラリーマンをしていたので、「サラリーマン的な生き方」については、自分の知っている世界だから否定もできます。でも、30歳を超えるとどんどん新しいものを否定しがちになってくる。僕自身、36歳なのでそれを実感しています。

新しいものを否定すると、いままでの自分の知識の中でしか生きていけなくなります。
時代は進んでいるのに、自分の生き方を変えられないんです。しかもいまは時代の進み方がすごく早くて、どんどん世界が変わっていく。

そこで停滞した瞬間が、おじさんになっていくってことだと思うんですね。つまり、人は新しい考え方を拒否した瞬間、「老害」的なものへ変わっていくんです。自分のやりたいこともできなければ、生きたい人生を送ることもできなくなります。

芸能人の方でも、素敵な人生を送っているおじさんっているじゃないですか。

たとえば所ジョージさん。
僕は世田谷ベースに憧れているのですが、彼のように新しい考え方をどんどん取り入れていかないと、すぐにジジイになっていくんだろうなって思っています。

それって多分、お金があろうがなかろうが一緒です。年収2,000万でも3,000万でも一緒。選択肢が狭まると、たぶん人生って楽しくない。

だからこれからも、新しいことが出てきたときが分かれ道です。
否定しようと思った瞬間に「ちょっと待てよ」と。
「これって、否定することで自分の選択肢狭めてないか?」って考えてみるんです。
全部肯定しなくてもいい。ただ否定することもせずに、そのまま放置しておく。もしくはちょっと興味を持って見てみるくらいの感覚は持った方がいいのかなって思っています。

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