「時間は無限にある」って勘違いしてない?
今日は、人生を変えようとするとき、やりたいことを増やす前に「やらないことを決めなくてはいけない」という話をします。
会社員だったり学校行ってたり、みなさんの状況は様々あると思います。そんな中、会社員から脱却して自分らしい生き方をしたい。自分のやりたいことをやるための時間を作りたい。そう思った時、みなさんがひとつ勘違いしていることがあるんです。
「時間は無限にある」って思っていませんか?
もしくは、いまやっていることにプラスして、追加で何かやる時間を作ろうとしている人。結構多いと思います。
でもみなさんご存じの通り、1日は24時間、1年365日、一ヶ月は28~31日って決まっているんですよ。人生も80~100年くらいしかない。つまり時間の上限は決まっているんです。それなのに、何もやめることを選ばずに、やることだけ増やそうとする人がほとんどなんですね。
たとえばジムに行く、副業をする、ダイエットする。そうなると今までの習慣をやめないまま、新たに何かを始めようとしてしまう。気持ちはわかりますが、それでは絶対に長続きしない。継続できないんです。
なぜなら1日24時間分の時間は、すでに今までの習慣で全部埋まっているから。
いままでの24時間だって、別にぼーっとしている時間があったわけではなかったはず。そこに新しくやることを増やしても、時間が足りなくなるだけです。毎日新しく30分の予定を組み込もうと思ったら、今までの習慣を何か30分ぶんやめなくてはならないんです。だから、まずはやめることを決めないといけない。
継続できないのは「やめること」を決めていないから
ここでよくある勘違いが、睡眠や食事の時間を削ろうとすること。
まずは睡眠時間を減らして作業時間を確保したいという人は多いと思いますが、この方法は続けられても3ヶ月くらいが限度です。
僕も昔はショートスリーパーに憧れていて、睡眠時間を1日4時間程度にしていたんですが……半年くらいしか続きませんでした。睡眠時間を削る生活は、一時的には可能です。でも継続はできない。
何か始めたら継続しないと意味がないことは皆さんご存じだと思います。それなのに、なぜ継続できないのか。やめることを決めていないからです。
たとえばジムに行くのに1時間かかるのであれば、1時間ぶん何かをやめないといけない。いざ「やめることを決める」となると「あれもやりたい」「これもやりたい」って気持ちが出るのはわかるんです。わかるんですが、そこをグッとこらえて、いかに現在の習慣の中からやめることを選べるか。これが、新しいことを継続できるかどうかの差だと思うんです。
ここで少し、僕が普段どうしているかという話をします。まず朝イチでオンラインサロンに投稿する記事を書く。午後からYouTubeのための作業をして、このラジオの更新もして、今後始めるメルマガの準備をして……と、結構な量の仕事をしているんですよ。これがなぜ実現できているかというと、一般的な社会人がしていることを、僕はしていないからなんです。
たとえば、晩御飯を考える時間。これは毎週同じものを食べることで、考える時間をなくしています。「明日何時に起きよう」と考える時間も無駄なので、毎朝5時に起きると決めている。いろんなことを習慣化することで、余計な時間を省いているんですね。あとは通勤・飲み会もないし、家にテレビもない。そうすると1日に使える時間量が増えて、仮に1日16時間働いても全然苦じゃないんです。
僕自身、いろいろなことをやめてから気付いたことがあります。それは何かをやめることで、自分のやりたいことに使える時間がめちゃくちゃ増えるということ。
まずは一度「いま1日の中で何をしているのか」をちゃんと棚卸して、いろんなことをやめていくことが大事です。通勤にかかる往復1時間、同僚に誘われて参加する飲み会1時間、そういった習慣や時間の使い方をやめていくことで、何か新しく始めるための時間が生まれる。時間さえ生まれてしまえば、継続できるようになってくるんですよ。
だから何かを継続するためには、やめることを決めることから始めないといけないんです。
ただ、やめることを決めるって難しい。今まで安定していた生活がなくなってしまう可能性があるから、何かをやめるのは怖いんですよね。それでも、今まであった「安定」を捨てないと、新しい場所には行けないんです。生活は絶対に変わります。変わってしまいますが、そもそも今までの暮らしや自分を変えたくて始めたいことだったはず。もちろん不安も大きいと思います。でもそこで一歩踏み出してみると、意外と「ああ、別にやめていいんだ」って感じることも多いんですよね。不安にならずにやめたらいいと思います。
ということで、今日は「何かを始めて継続するためには、やめることが必要」というお話でした。