おれと和幸の一夜
宇宙人によって入れ替えられてしまった男女の
入れ替わりモノですねー!
宇宙人があれこれするので、巻き込まれた二人は
結果的に大変なことになってしまう作品です…!

たましいの生まれかた―短篇集
・作者
三浦俊彦
・単行本
単体では未発売(↑に収録)
該当箇所について
★大島和幸⇔☆墨田貴子
宇宙人の実験により入れ替わり
外見上の変化⇒なし
宇宙人の実験に巻き込まれる
カップルの和幸と貴子が、
唐突に宇宙人に連れ去られてしまい、
実験と称して身体を入れ替えられてしまうお話ですねー!
物語は、和幸が「以前起きた入れ替わりの出来事」を
話すような形式で進んでいきます。
捕らえられた二人は、身体の部分部分を徐々に
入れ替えられるような感じで、
最終的に和幸が貴子に、
貴子が和幸になりますが
(結構その描写が具体的に描かれています。
挿げ替え的な描写にも見えますねー!)
和幸になった貴子が不満を口にしたため、
宇宙人は二人を元に戻しました。
(貴子になった和幸は満足そうでしたが笑)
記憶を交換し始める宇宙人
二人はいったん元に戻りましたが
今度は二人の「記憶」を入れ替え始めます。
その結果、和幸の中に貴子の記憶が、
貴子の中に和幸の記憶が入ってきて…
という感じになりますねー!
本人が、自分は自分である、という自覚を持ちながらも
相手の記憶に侵食されていく様子が描かれていますー!
和幸の場合、貴子の記憶が入ってきて、
自分は和幸だと分かっていながらも、後から入って来た
記憶の方が強いのか、貴子の記憶に侵食されているようです。
貴子側のほうも、そんな感じですね。
最終的に、再び二人が文句を言ったため、
宇宙人がその状態のまま身体を入れ替えたことで、
和幸(中身・貴子 記憶・和幸)と
貴子(中身・和幸 記憶・貴子)という状態に
なってしまいました。
もはや滅茶苦茶ですね…笑
こっちの頭までおかしくなりそうな
入れ替わりでした…!笑
感想
最終的に、別にバッドエンドに
なっているわけではない…感じですが、
(本人たちは普通に生活しているため)
なんかもう、ぐちゃぐちゃになってしまった感の
強い入れ替わりモノですねー!
お話自体がつまらない!ということではなくて、
とにかく頭がぐちゃぐちゃになるような
不思議なお話でした!