死にたい私の、入れ替わり ~頭突きで入れ替わり~

死にたい私の、入れ替わり

看護師として働く中、うまくいかずに死にたいとまで
思ってしまった新人看護師と、余命半年のガン患者の
入れ替わりが描かれる作品ですねー!
入れ替わり方法は…頭突き、です笑

(※裏サンデーなどに掲載)

・作者
伊勢谷やすみ

・単行本
未単行本化

該当箇所について


★明野柊⇔☆影井あかり
柊の能力(頭突き)により入れ替わり
外見上の変化⇒なし(中身入れ替わり)

悩む看護師と余命あとわずかの男


看護師として苦悩の日々を送り、
死にたいとまで考えるようになっていた
新人看護師と、余命あとわずかの男が
入れ替わってしまうお話です。

余命あと半年の男・柊はがんになってから
「死にたい」と考えている人に頭突きをすることで
入れ替わることができる力を手に入れており、
あかりが柊と初めて対面した際に「死にたい」と
漏らしていたことから、柊があかりに頭突きを仕掛けて
入れ替わった…
と、いうのが入れ替わりの始まりですねー!

入れ替わったあとは、あかり(中身・柊)が、
柊(中身・あかり)に状況を説明します。

柊のほうはこれまでも同じ方法で
入れ替わりを繰り返していて、
慣れた様子ですね。
(過去の入れ替わりは、がんの柊の身体になった相手が
 いずれも耐え切れずにギブアップするようなかたちで
 それぞれ元通りに戻っているとのことです)

元に戻る方法は「両手を繋ぐこと」で、
「1日」だけ入れ替わることができ、
1日を超えても元に戻らない場合は
「元に戻ることができなくなる」というルールがあるようです。
(過去の入れ替わりでは柊は必ず元に戻っていた様子なので、
 1日経過すると元に戻れなくなる、などと知っているはずはないので、
 戻れなくなるルールはハッタリの可能性も…?)

あかりが成長するお話


入れ替わった状態で、あかり(中身・柊)は優秀な仕事ぶりを
発揮して、周囲を驚かせます。
と、いうのも入れ替わった柊は元々看護師で、その経験を生かして
あかりの身体でも優秀な振る舞いができた、ということのようです。
(柊になったあかりは、がんの苦しみに苦しむ描写が描かれていますねー)

そんな様子を見て、柊になったあかりは、さらに自信を無くしてしまいますが、
あかり(中身・柊)を見たおばあちゃんの患者が、
今のあかりはあかりではないと気づき、
(本物のあかりは視線を合わせてくれる、という理由で)
そのやり取りから、あかり(中身・柊)は、
あかりのことを必要としている人がいる、と柊(中身・あかり)に伝え、
柊(中身・あかり)も、元に戻りたい、と願ったため
当初の話通り「手を繋いで」元に戻る、というお話でした。

最終的に、入れ替わる前に提出していた辞表は取り下げ、
あかりは、前向きに看護師として生きていく決意をします。

ちなみに、入れ替わりの2週間後に
柊は亡くなり、
あかりが柊に感謝するシーンで物語は幕を閉じます。

感想


入れ替わりをきっかけとした成長物語ですねー!

ダークな展開やお色気的な要素はほとんどなく、
健全な入れ替わりになっています。

性別の違いに関する言及はほとんどなく、
せいぜい二日目の朝のシーンで、
あかりになった柊が、髪ボサボサの状態で
やってくるシーンぐらいでした!

お話としては綺麗にまとまっている感じで
読みやすい作品だったと思います!

ぽぜるん

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(一般向け作品専門となりますので、
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