♯629 大空町女満別(めまんべつ)・セロリ編

2021年09月11日
毎週土曜 ごご5時~

大空町女満別でセロリに注目!!

スーパーなどで、セルリーって見たことありませんか? セロリによく似た見た目ですが、どんな野菜なのでしょうか? 実は、セロリとセルリーは同じ作物。 農業関係者がセルリーと呼ぶことが多いようです。

というこで今回のあぐり王国NEXTは大空町女満別(おおぞらちょう・めまんべつ)のセロリに注目します!

森結有花アナウンサー「大空町女満別地区にやってきました!」 森崎博之リーダー 「大空町は小麦・豆・ビート・ジャガイモ、輪作体系をとりつつ、  米どころでもある!特にもち米!日本の稲作の最東端!」 森アナ「今回はセロリです!」 森崎リーダー 「好きです!ビタミンとミネラルが豊富でね…  とくに香り成分はイライラが鎮まる。効果は個人差がありますが。  暑い時にイライラしたらセロリを食べて、ふーっと落ち着いて寝る!!」

森崎リーダー 「セロリって高温を嫌う野菜で涼しいところで作られていて  日本全国で作られているんですけど、  1年を通して必ずどこかでつくっていて、そこから全国に発送される  セロリリレーが行われていて、やっぱり夏場は我らが北海道!  なかでもJAめまんべつのセロリということになります!」

セロリ畑にお邪魔します!

ということで、女満別地区で最大級のセロリ畑へ。 森崎リーダー「もうセロリの香りがしませんか?イライラが晴れてきました」

上地和正さんにセロリの栽培について詳しく教えて頂きます。  

約1ヘクタールのセロリ畑

リーダー「これ全部セロリですか?」 上地さん「見渡す限りセロリです」 リーダー「こんな景色…なかなか見られないよね」

リーダー「これは適期ですか?」

上地さん 「まだ全然です。1~6期まで作っているんですけど、これは最後の6期。  5月に種をまいて10月上旬に収穫です」 リーダー「葉野菜なのにそんなに成長に時間かかるんですね」 森アナ「5か月ぐらいかかるんですね」

リーダー「どれぐらいになるんですか?」

上地さん「ガバッと!言い表せないけど…真ん中が見えなくなるぐらい!」

上地さんの畑では、早いものは3月に種をまき、すでに収穫は終わっています。

今年の夏は暑かった…

リーダー「今年の高温・日照り…生育に影響ありましたか?」

上地さん 「結構ありましたね…第1期・第2期栽培のセロリだったら恥ずかしながら6割は廃棄しました」

森アナ「ええええええ」 上地さん「よーくみたらセロリの中に腐れが入っちゃった」

6期に分けて栽培するうち、3期以降の作柄は上向いているそうですが、 このセロリ、とても時間と手間がかかる作物とのことなんです。

上地さん 「ハウスの中で70日ぐらい育苗して、そこから畑に出して定植して70日くらい!」

リーダー「かかるよな…60日くらいのイメージあるけど」 上地さん「うちは140日くらいで出せればベストかな」 森アナ「セロリ栽培で大変なことはありますか?」

上地さん「もう手間がかかりすぎる!!本当に!全部人の手でやる!」

セロリ栽培は手間ヒマがかかる!

上地さん 「種まきして間引きしてポットに移植して…定植の時は1個ずつ植えていく!!  植えてからも1番やっかいなのが芯焼け。  暑さで急に成長するとカルシウム不足になるんです。  すると中心が黒くなって腐っちゃってダメになる!育たなくなる。  なので塩化カルシウムを200倍に溶かしたのをかけていく!  収穫まで3回はやらないとダメですね」

リーダー「1株につき3回…何株あるんですか?」 上地さん「3万6,000株ぐらい!」 森アナ「あはははは」 リーダー「やだ~ん…やだ~ん」 上地さん「オレもイヤですよ!!本当は!」 リーダー「3万6000株の中心にかける…10万回かけてるんですか?」 上地さん「そうです」 リーダー「やだちょっとおおおお~~」

ということで、塩化カルシウムではなく水を使って、 どういう作業なのかを見せていただきます。

上地さん「腰にひもをまいて(ホースを固定する)」

ホースをまたいで、いざ散水スタート!!!

上地さん「こうやって1株ずつかけていくんです。真ん中です!!」 森アナ「簡単ですね!」

散布作業体験

ということで森アナが散水チャレンジ!

森アナ「真ん中にかかってますか?葉がいっぱいあって、かかっているのか分からない…」 上地さん「バッチリですよ!!」

リーダー「森さん!森さん!ちょっと!!!痛い」 なぜかホースがリーダーのお股にも絡まるという珍事件が…(笑)

約3万6千株のセロリを1株ずつ…

この作業を、1シーズンに延べ10万本分ほど。 そして更に、大変な手作業が待っているそうで

上地さん「芽かきと言って脇芽をとるんです」 リーダー「1株ずつ…何万株あるんでしたっけ??」 上地さん「約3万6千株…」 リーダー「やだああああああああ」

上地さん「まず長い葉を4本ぐらい残すんです。あと外側をガバッととる」 リーダー「こんなにとっちゃうの?これ1株1株やるんですね」 森アナ「大変ですよね…」

どんな芽でもかく森アナ登場!

森アナ「これ以外をぜんぶとるんですね」 リーダー「すごいワシャワシャ!」 森アナ「すごい!全部かいちゃうんですよね」 上地さん「横から回す感じで!!!」

スコッ! 脇芽がごっそりとれました!!

芽かきビフォー

ほぼ全ての作業が手作業になる、セロリ栽培。

芽かきアフター

1株ずつ手塩にかけて育てた先に、やはり手作業による収穫があります。

収穫適期を迎えたセロリ

森アナ「収穫適期の畑です!」 リーダー「デカッ!」 森アナ「立派ですね。根本からビーンって生えてる」

リーダー「もう1本1本がすごく太くなってるよ!」

収穫方法は?

上地さん「収穫は鎌で下からカットです!」 上地さんにお手本を見せて頂きつつ、鎌名人・森アナ、いざ収穫。

森アナも収穫挑戦!

森アナ「葉っぱがあってセロリが見えない!太くて…チカラいりますよ!」

なかなか一筋縄ではいかない収穫ですが… 森アナ「ヤッター収穫しましたあ!重たいですね」

収穫は、もいでから余分な葉や茎を落とし、 芯の腐れを確認するなど1株だけでも、相当な作業量があります。

セロリ生産はとにかく人手が欲しい!

リーダー「年配の方がこれをやるのは大変ですね」

上地さん 「今は人出不足で…うちの親もだいぶ高齢になって…  誰か人を探さなきゃいけないから…あっ!ちょうどいいところに!」 森アナ「あっ私!?」 リーダー「逆に雇ってくださいます?」

セロリの選果作業を見学

大空町女満別では、セロリを収穫したあと、生産者が選果作業を行います。 上地さんの叔母様、正江さんにも立ち会って頂き、その様子を見せて頂きます。

正江さん「脇芽をとります」 リーダー「ここでもまたとるんだね!!」 森アナ「内側にある脇芽もとるんですね」 リーダー「結構とるんですね!おいしそうだけどな」

正江さん「下の部分を切ります」 森アナ「どれぐらい切ればいいんですか?」 正江さん「浅く…」 リーダー「浅く…なんだか色っぽい言い方でした」

正江さん「それから黄色い葉っぱをむしりとります。」

正江さん「全体を眺めて確認して…袋に入れてからもう1度見ます!」 リーダー「今度は上から見るんだ!!」

リーダー「これ手数多いぞ…」 正江さん「これを入れます」

出来ました!!!

袋に詰めたら、重さによって4種類の規格に分けます。 規格ごとのダンボールに詰めて、JAめまんべつに出荷。 そこから札幌圏など、主に道内の市場に出回ります。

大量にとった脇芽はどこへ?

森アナ「脇芽たくさんとりましたよね。勿体ないと思いません?どうするんですか?」

上地さん 「うち牛を飼ってまして。その牛に食べさせてるんです。美味しそうに食べるんです!!」

セロリは牛さんのエサに!!

ということで、セロリを持って、牛舎におじゃまします。 リーダー「待ってる!みんな待ってる!」 森アナ「みんなこっち見てる!すごい来る!」

リーダー「食べるかい?もうスゴイ!」

リーダー「どう?好きだって!!!」

セロリの余分な脇芽などを食べる牛。 その牛から出た排泄物を発酵させるなどして肥料を作ります。 その肥料を畑へ播いて良質な土を作り、そこから元気なセロリが育ちます。 上地さんの農場では、そのような循環型農業を実践しています。

生産者直伝のセロリ料理をいただく!

森アナ「上地さんのお母様と叔母様、奥様が作ってくださいました」

ではいただきま~す!

まずはセロリスティックをいただきましょう!

リーダー「柔らかいところです…うわ~ウマイ!!」

森アナ「美味しい!シャキシャキ!いい香り!爽やかですね」

お次は天ぷら!

リーダー 「セロリの葉っぱの天ぷらいいですね!美味しい!油を通すことでフワンと甘味を感じます!」

茎の天ぷらも歯ごたえがあってGOOD!

※セロリのきんぴらや漬け物もご紹介頂きました!詳しい作り方はレシピコーナーへ!

まだまだ続く旬!大空町女満別のセロリ!

上地さん 「買ってくれる人が喜んで美味しい!って言ってくれる喜んでくれる  セロリを作るのが目標ですから!それだけですね」 上地さん!ありがとうございました!


9月4日のクイズ「今回取材したニンジンの生産地は、なんてマチだったかな~?」 正解は「幕別町」でした。

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