光と影
女王クレオパトラが、自分の影武者と入れ替わるお話です。
憑依の描写も一部ありますが、
基本的には入れ替わりが中心のお話になりますねー!
(※単行本未発売)
・作者
英洋子
・単行本
未単行本化
該当箇所について
☆クレオパトラ⇔☆影武者の女性
魔術によって入れ替わり
外見上の変化⇒なし
*ミイラ
魔術によって憑依
外見上の変化⇒なし
自分の影武者と入れ替わり
病気によって、醜い容姿になってしまった
女王・クレオパトラは、
自分とそっくりの容姿の影武者を利用して、
自分はその周囲に仕えるような形で
表向きは過ごしていました。
が、次第にクレオパトラ(本物)は、
影武者に自分の座を奪われるのではないかと
不安に思い始めて、
後に魔術によって影武者と自分の身体を
入れ替えてしまいます。
(本物と影武者は性格も真逆な感じで描かれています)
入れ替わる直前には、影武者のほうは
自分の身体を(本物の)女王のために差し出す覚悟のような
言葉も口にしていました。
入れ替わったあとには、本物の身体になった影武者を
棺の中に閉じ込めて葬り去り、
自分はそのまま影武者だった女性の身体を使って、
女王として再び君臨することになります。
しかし、直後に敵に攻め込まれてしまって、
最終的には、敵に追い詰められて命を落とすことになってしまい、
(本物は影武者の身体のまま、葬られてしまいます)
影武者だった女性はクレオパトラの身体で助かり、
普通の生活ではありますが、結婚したりして
幸せに暮らす…
というところで、物語は終わりを迎えました。
舞台や、入れ替わる組み合わせなどは
特殊な感じのお話になっていますねー!
憑依描写もあり
メインは入れ替わりの描写になりますが
憑依の描写も用意されていて、
魔術によって入れ替わる前に、
魔術によって憑依するシーンがあります。
こちらは、クレオパトラがミイラに憑依してしまうのですが
「ひからびた身体」と納得がいかない様子で
すぐに元に戻って、
この後の影武者との入れ替わりにつながっていきます。
感想
舞台設定や、入れ替わりの組み合わせが
あまり見ない感じの入れ替わりモノでした。
憑依の描写も少しだけあるので、
入れ替わりと憑依の両方が好きな人にとっては
特に美味しいお話かな?と思います。
入れ替わり後の描写はそこまで長くないので、
入れ替わり後をたくさん見たい場合は注意です!