ある日、動物園で…
動物園でタヌキと身体を入れ替えられてしまう、という
お話ですねー!短編ですが、ダークな感じの結末が
印象的な作品になっていますー!
タヌキとの入れ替わりも、珍しい感じです。

学級ノートのミステリー (だいすきミステリー)
※「ある日、動物園で…」収録
・作者
大西生一朗
・単行本
他作品とセットで発売
該当箇所について
★☆野島家⇔*タヌキ
復讐のためにタヌキが人間の身体を奪っている
外見上の変化⇒なし(中身入れ替わり)
タヌキと人間の入れ替わり
タヌキと人間の入れ替わりが
描かれる作品ですー!
動物との入れ替わりはたくさんありますが、
タヌキと入れ替わるのは
これまた珍しい感じです。
しかも複数の組み合わせによる
入れ替わりがあるのも、
珍しいですねー!
(タヌキとの複数組み合わせでの入れ替わり)
加えて、結末がダークな感じなので、
それもまた怖いところです!
野島家がタヌキに身体を奪われる
野島家の長女・順子(長男の妹)が、
行事で動物園に遠足に行ってから
性格が少し変わってしまっていて
兄の健一も違和感を感じていました
(既に入れ替わっている、ということですね-)
その順子に、動物園に行きたいと言われて
野島家は動物園に行くのですが
そこのタヌキに話しかけられて、
健一がタヌキに身体を入れ替えられてしまい、
両親も続けてタヌキに身体を奪われてしまいます。
タヌキになった野島家は、喋ることが出来ず
(タヌキとして鳴くことしかできない)、
野島家の人間になったタヌキは
そのまま人間として暮らしていく…
というお話ですー!
タヌキは人間に恨みを抱いていて、
復讐のために、人間の身体を奪った…
と、いうことになっています。
最終的に元に戻ることもできないまま
物語が終わるので、
タヌキにされてしまった野島家のことを
考えると、なかなかダークなお話です…!
感想
絶妙に後味の悪い結末に、
タヌキとの入れ替わり、という
珍しい組み合わせのお話です!
妹の順子は、性格が変わってしまったことに
違和感を覚えられながらも
普通に日常生活を送っていたので、
タヌキの適応能力はすごいですね!