天井裏の木箱 ~祖父と入れ替わる~

天井裏の木箱

「心霊スポットへようこそ」という本に収録されているお話で
謎の木箱を開けてしまった少年が、祖父と入れ替わってしまう、という
お話ですねー!
人生を奪われてしまう系のダークなエンドが待っています。


心霊スポットへようこそ Mの叫び

※「天井裏の木箱」収録

・作者
山口理

・単行本
単体では未単行本化

該当箇所について


★まさし⇔★祖父
謎の木箱を開けたことにより入れ替わり
外見上の変化⇒なし(中身入れ替わり)

おじいちゃんと入れ替わり


主人公のまさしが、おじいちゃんと
入れ替わってしまうお話ですね。

まさしの祖父は高齢のため
既に寝たきり状態(意識は辛うじてある状態)に
なっていて、
休みの日を利用して、まさしは祖父のお見舞いに
やってきていました。

そんな中、まさしは、天井裏を探検していた際に
謎の木箱を発見し、
それを祖父の前で(祖父は止めましたが
まさしはそれを無視し)開けてしまいます。

木箱を開けてしまったまさしは、
祖父と身体が入れ替わってしまい、
祖父がまさしに、まさしが祖父になってしまう感じですね。

祖父が止めた…とは言え、
まさしぐらいの年齢だと、
箱があれば気になってしまうでしょうし、
開けるな!と言われれば開けたくなってしまうでしょうし、
まさしが入れ替わってしまったのは
仕方ないような感じもしますね(笑)

祖父に人生を奪われる


まさしが箱を開けようとしていた際には
まさしを止めようとしていた祖父ですが、
いざ、まさしの身体になった祖父は、
若い身体に感動し、
そのまままさしのことを自業自得だと切り捨て
外に遊びに行ってしまいます。
(一応、すまん!みたいな雰囲気はありますが
 かなり軽い感じで、本当にすまんと思ってるかはナゾ 笑)

一方、祖父になってしまったまさしは
動くことも喋ることもできず、
近くに来た母親に入れ替わってしまったことを伝えることもできず…

という、ダーク系エンドのお話ですねー!
(おじいちゃんからすればハッピーエンドかもですけど)

感想


高齢者が若い子の人生を奪ってしまう系のお話ですねー!

世にも奇妙な物語の「おばあちゃん」もそうでしたが
「自分の人生があと少し」な状態で若い身体を
手に入れるようなことがあれば、
また何十年も人生を続けられるわけですし
相手がどんなに大事な相手であっても…

奪いたくなっちゃう気もしますね。

私も、そんな立場なら揺らぎそうです笑

ぽぜるん

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(一般向け作品専門となりますので、
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