ぼくになったフナ

少年とフナが入れ替わってしまうお話ですねー！
ダークエンド一歩手前の絶望感からの
元通りが味わえる作品です笑

（※商品ページ　未確認　確認中）

・作者
香山美子

・単行本
全1巻

該当箇所について

★男子⇔＊フナオ（フナ）
フナオを見つめていたら入れ替わってしまった
外見上の変化⇒なし（中身入れ替わり）

フナとの入れ替わり

フナの飼育を始めた少年が、
フナを見つめていたところ、突然フナと
入れ替わってしまう…！というお話です！

フナが相手の入れ替わりモノは、珍しいですね…！
（児童書系は結構珍しい動物との入れ替わりが
　ありますね）

フナのフナオになってしまった少年は
フナになってしまったことを驚きながら、
少年になったフナの行動を
水槽の中から見せつけられるはめになります。

（場面が急に沼？に切り替わったり
　気づいたら水槽に戻っていたり
　意識が朦朧としているのかな？と感じるかのような
　描写もあります）

人間になったフナは、人間の身体を気に入り
少年の人生を奪うことを宣言。
しかも、少年になったフナは
少年の両親ともうまくやっている様子を
フナになった少年に見せつけてきます。
（なかなかの外道ですねー笑）

最終的にフナになった少年は
絶望して、
このまま一生フナとして生きていくんだ…
みたいな状態になってしまいます。

絶望からのハッピーエンド？

それからしばらく入れ替わったままで
生活をしていたようですが、
少年になったフナが学校のプールで
溺れてしまい、
溺れたことから、人間の身体に嫌気がさしたのか
「元に戻りたい」と、
再びの入れ替わりを提案、
絶望の状況にいたフナ（中身少年）は、
無事に元に戻ることが出来ました。

最後は、フナを逃がしている描写もありますねー！

若干、少年の夢なのかな…？という
気もしないでもないですが
作中にそういう描写はなかったと思うので
現実…なのかな？

感想

児童書系は動物に人生を奪われてエンドも
そこそこあるので
これもやばい感じでしたが
無事に元に戻れましたね…！

フナが元に戻りたがる理由が
かなり唐突な気もしますが
戻りたいのなら、戻ってあげるしかないですね笑