夜の神話

人間とうさぎが入れ替わってしまうお話ですー！
動物との入れ替わり系もそこそこありますが
うさぎが相手は、あんまりないので、珍しい感じですね！


夜の神話 (講談社文庫)

・作者
たつみや章

・単行本
全1巻

該当箇所について

★鈴木正道⇔＊月うさぎ
解毒薬を貰う見返りに身体を入れ替えられてしまう
外見上の変化⇒なし（中身入れ替わり）

うさぎとの入れ替わり！？

主人公の正道は、とあることがきっかけで
動物や植物など、人間以外と会話することが
出来る体質（相手の言葉を理解できる）で、
ある日、正道が慕っている父親の同僚が
事故により、生死をさまようことになってしまいます。

その際に、月うさぎと出会い、
月うさぎから、↑の慕っている人物を助けるために
必要な解毒剤を
「月うさぎの欲しいもの」と引き換えに手に入れます。

が、この月うさぎの「欲しいもの」とは
「母親」であり、母親を欲した月うさぎに
薬の見返りとして
身体を入れ替えられてしまう…
というのが、入れ替わりまでのあらすじですねー！

入れ替わりに至るまでのシチュエーションが
なかなかファンタジーっぽくて
入れ替わりモノの中でも珍しいような気も！

意外とうさぎに適応

うさぎになってしまった正道は
案外、うさぎの身体を楽しむような
描写もあり、
結構楽しんでます（笑）

最初でこそ驚いていましたが、
うさぎの身体をだいぶ、使いこなしている感じですね。

このあたりは正道がまだ小学生だったことも
あるのかもしれませんね…！！

うさぎの身体で原子炉の暴走を止めることになってしまったりと、
なんだかとてもお話が飛躍しているような気がしますが
最終的には、無事に元に戻ることができます。

ちなみに、正道になったうさぎは脇役で、
うさぎになった正道がメインで描かれるお話なので
「入れ替わった両側が見たい！」という場合は
別の作品の方が良いかも。

感想

うさぎは元子供？だったりと、
ファンタジー要素の強い入れ替わりモノですねー！

結局、良い感じに入れ替わりは
終わるので、ダークな感じでは
ありませんし、ドキドキ系要素があるような
お話ではないので、
健全に、安心して楽しめる入れ替わりではあります。