実験
矢島正雄さんによる小説で、
男子二人が化学薬品を間違えてしまったことによる爆発に
巻き込まれて、入れ替わってしまうお話です。
「身体に影響を受ける」点が珍しいですねー!

読んで演じたくなるゲキの本 中学生版
・作者
矢島正雄
・単行本
↑他作品とセットで収録
該当箇所について
★渡辺京介⇔★吉野高道
化学薬品で間違えを起こして爆発、入れ替わってしまう
外見上の変化⇒なし(中身入れ替わり)
化学薬品の爆発で入れ替わり
中学に通う二人が、化学薬品を間違えたことによって
爆発を起こしてしまい、
その結果、身体が入れ替わってしまいます。
ここで、この話の面白いところのひとつが
「二人が気づかずにそのまま家に帰ってしまう」
というところですね笑
ふつう気づくような…
と、思ってしまうのですが、
この二人は気づかずに帰宅してしまいました!
(大抵の入れ替わりモノはすぐに「あー!」って感じになりますよね笑)
気づかないまま帰宅してしまったので、
(お互い、自分の本来の家に帰宅してしまったので
家族からすれば「知らない子が我が物顔で突然帰宅した状態)
当然、トラブルが起きてしまいます。
おかしくなったのかと思われてしまったり
散々な目に遭っているところも、
入れ替わりならではのおいしさ(?)ですねー!
その後は、お互いのフリをすることに決めて
お互い、身体のほうの家に帰宅しますが
2人とも家庭環境がちょうど”真逆”とも
言える環境だったので、環境の変化に
戸惑うような描写も描かれています。
身体に影響される
このお話の入れ替わりで珍しい部分は、
「身体に影響されているような描写がある」
ことですねー!
元々の中身では考えられないような
言動をするようになるような場面もあり、
「身体に中身が影響を受けている」ことを
伺わせるような描写があります。
このままずっと入れ替わり状態が続いたりすると
もしかしたら…
なんてこともあるのかもしれませんねー!
身体側に引っ張られているような描写がある作品は
あんまりないので、この点は珍しく感じました!
最後は、「元に戻ったかどうかあいまい」に感じさせる
エンドになっていますー!
ご想像にお任せ…ということ、かも。
感想
ありきたりと言えばそうかもしれませんが、
身体に影響されたり、
全く気付かないまま帰ってしまうあたりは
珍しかったと思いますし、
良いと思いますー!
読んで演じたくなるゲキの本…というのに
収録されているので、
誰かに演じてほしいところです笑