Oh!祭だよ!けものフレンズが~で~ん 幕張メッセでどったんばったん大騒ぎぃ!
Last-modified: 2021-09-16 (木) 02:12:25
- 2017年10月7~8日にかけて幕張メッセで開催されたイベント。通称「幕張がーでん」。
- タイトルの通り「お祭り」を意識したイベントであり、多数の屋台が出店していたほか、声優陣によるトークショー、コンサート、来場者参加型のゲームといった企画と並んで「『けものフレンズ』(1期)に登場したアニマルガールのモデルとなった動物の生体展示」もイベントの目玉の一つとされていた。
- ところが、その展示方法が「イベントの騒音(言うまでもなく動物にとって過大なストレスになる)の中での展示」になったことをはじめとして問題点が多く、イベントは成功したものの動物愛護の面で関係各所から批判されるという結果に終わっている。
- 幸いなことに、展示されていた動物達への健康被害やストレスによる影響は確認されていない。
- 生体展示はイベント当日から一部のファンの間で問題視されており、公式へ(本来の意味で)問い合わせを行ったり、二次創作内で批判的な意見を表明したファンも存在した。
- もっとも、参加者を含む当時の大多数のファンはイベントが盛り上がっていた雰囲気もあり、この件を真剣に考える人は少なかった。その後に厳しい批判を受けて以降、多くのファンの間で動物福祉についての関心が高まることとなる。
- 当時のKADOKAWAアンチ(現KFPアンチ)の間では、たつき監督降板事件から火が浅い時期での出来事であったこともあり「悪いのはアニメ関係者だけ」というスタンスから称賛の声が寄せられていた。現在でもけものフレンズちゃんねる(現けもちゃん)のアーカイブ
で当時の風潮を確認できる。
- 言うまでもないことだが、現在のKFPアンチにとっては格好の批判材料として機能している。「当時は絶賛していたが現在は非難している」という、見事な掌返しを見せるKFPアンチも多い。
- イベント開催を担当したのは「けものフレンズがーでん」運営と同じ芸能事務所の「株式会社TWIN PLANET」であり、代表取締役社長の矢嶋健二は当時「つばさプラス(現つばさレコーズ)」の代表取締役も兼任していた。おそらくこの担当経緯は同じ「つばさグループ」内で幅を利かせていた「つばさエンタテインメント」の取締役でもある福原慶匡の斡旋である可能性が考えられる。
- ただし、実際の運営はイベント会社「株式会社E-cube」に委託されており、問題となった生体展示は「株式会社ケントッシュ」に委託していた。
- ケントッシュは「見て、ふれ合って、買える」をコンセプトにした動物園「インナー・シティ・ズー ノア」や、「ノア動物プロダクション」といった動物取扱業などを運営しており、現在でもその動物の取り扱い方を巡って動物愛護団体から批判が絶えない企業である。
- ケントッシュはイベント後に千葉市役所からの再三の呼び出しにも応じず、呼び出しを勧告した千葉市側も問題が公になるまでイベントの存在自体を把握していなかった……など、この事件全体で「関わった関係者全員が適当に仕事をしていた」印象が強い。
- 以上の経緯から、現在のけものフレンズファンの一部から「けものフレンズ史上最大の黒歴史」とまで評されている。
- なお、当該問題を起こした「けものフレンズがーでん」運営は、2017年12月14日に開演した「けものフレンズ×関西フィルハーモニー管弦楽団『もりのおんがくかい』」の会場であるザ・シンフォニーホールに生体のひよこを多数持ち込むことを計画して、(当然のことながら)ホール側から拒絶されたことをTwitterにて報告した。幕張がーでんの一件もあり動物福祉に寄り添おうという機運が高まっていたファンは、一度ならず二度までも同じ過ちを繰り返そうとした運営に対して多くの批判を寄せた。
- これらを反面教師として、2018年以降のイベントはライブや声優およびスタッフとの交流が中心となるよう方針転換された。現在に至るまで「生体展示をメインとしたイベント」は開催されておらず、動物園、水族館との連携を強めることででそれに替える方針になっている。