中国国務院(中央政府)新型コロナウイルス対策チームは13日、大規模なPCR検査に関するガイドラインを改定し、各地方に通知した。人口が500万人以上の都市では3日以内に全住民の検査を完了するよう定め、必要時には全国的な支援の申請を認める。感染力の強い変異株「デルタ株」による感染拡大を防ぐため、検査能力を増強する。
人口500万人未満の都市では2日以内に全住民の検査を終えるようにする。
感染源が明らかになっていない状況下では全住民のPCR検査を少なくとも3回行うよう義務付けた。感染者の隔離拠点や3回の検査で感染者が見つかった街道(末端の行政組織)や社区(地域コミュニティー)では1日1回の検査を求める。
中国では国内感染者が見つかると、感染者が居住するエリアなどで全住民のPCR検査を実施し、感染拡大を抑え込んできた。国務院はPCR検査を「新型コロナの感染拡大を防ぐ重要な手段」として、各地が期間内にエリア内の全住民のPCR検査任務を完了し、感染者の早期の発見、隔離、治療を実現するよう指示した。
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