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おかしな転生 作者:古流 望

第30章 暗闘のフィナンシェ

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331話 市場の買い物

 ペイスが城で色々と雑務をこなし、時にはパーティーでやらかしている間。

 ペイスにくっ付いてきているおまけ達は色々と個別に動いていた。


 寄宿士官学校の学生たちや教官で貴族位を持つ者は、ヴォルトゥザラ王国の歓迎パーティーや、貴族からの招待に応じて華やかな世界の住人となっている。

 社交によって知己を増やし、交友を広げて関係性を深めていくのは、彼らの大目標だから当然だろう。


 しかし、貴族で無い者も、ペイスの従者には居る。

 モルテールン家お抱えの筆頭料理人にして王都別邸料理長ファリエルや、幼馴染コンビのルミとマルクがそうだ。

 彼らは貴族という括りには無いため、ペイスや他の学生たちが貴族的付き合いをしている間暇になる。

 だがしかし、暇だからといって大人しくしているだろうか。

 否、断じて否である。

 特に幼馴染ペア。じっと椅子に座っているなどケツがムズムズするとばかりに、街中に飛び出していった。

 どうせ暇だからと、料理長も一緒に同行する。というより、元々は彼が外国の食材を見分したいと言い出したことに、幼馴染が護衛を口実に乗っかった形だ。


 (みやこ)の大通りを行けば、雑多な人種が集まる交易都市ならではの熱気が有った。

 ペイス達の宿舎にもなっている神王国大使邸を出て、大通りを通って南に行った場所に、ファリエル達は市場を見つける。


 「ふむ、この辺りの相場は、独特だな」


 木組みの枠に布の屋根で出来た簡易店舗。屋台と呼ぶのかテントと呼ぶのか、神王国では見かけない形の店がずらりと通りの端から端まで並ぶ。

 人通りは多い。更に、屋台の方も人の通り道などお構いなしに商品を積み上げているものだから道幅が相当に狭く感じる。


 綺麗な布が暖簾の様に並べてある、恐らくは布屋と思われる店。

 小麦粉らしきものの入った袋を何十も積み上げて、一部の袋の口を開けて呼び込んでいる、多分粉売りと思われる店。

 カラフルな鳥が何羽も籠に入れられていて、ぎゃあぎゃあと実に賑やかな、(けだ)し鳥屋と類推される店。鳥屋というものが本当に有るのかどうかも知らないが、鳥を売っていそうなところから鳥屋と呼ぶほかない。

 そんな異国情緒満載の店を見ていきながら、ファリエルは商品の値段を確かめていく。これは、ペイスから機会が有ればやる様に言われていた任務でもある。

 見知らぬ商品の方が多いためあまり参考になりそうにないが、それでも何とか知っていそうなものは相場の確認をしていく。


 「親父さん、これは何だい?」

 「これはクリュ豆だ」

 「へえ」


 店の軒先に一抱えもありそうな大きな笊を置き、その上にこんもり小山になる程積み上げている商品。

 その一つに目を停めたファリエルは、見慣れないものの正体を店主に聞く。

 クリュ豆と言われても、ここに来て初めて聞く名であった。

 そう、初めて聞いたのだ。

 何年、何十年と研鑽を弛まず積んできた、神王国でも指折りの料理人と呼ばれるファリエルが、である。

 料理の修行と思い、付いてきたことは間違いで無かった。ファリエルは歓喜を強くする。


 「一袋くれ」

 「あいよ」


 料理人として、未知の食材との出会いは喜びである。

 購入した豆を一粒手に取ってみれば、大きさはかなり大きい。ソラマメぐらいに大きいが、ソラマメよりもより丸々とした球形に近しい。

 これは、中々使い出がありそうだとほくそ笑む。


 「こいつを知らないってこたあ、あんたら他所の人だね?」

 「ああ、神王国から来た」


 別に隠すことでもないので、ファリエルは代表して答える。

 神王国の王子が親善使節としてヴォルトゥザラ王国に来ていることは、都の住人であれば既に噂で聞き及んでいたため、店主はそれかと思い当たる。

 ファリエルのことをじろりと()め付ける店主。そのまま傍に居たルミとマルクにも視線をやり、訝し気な表情をする。


 「そりゃ遠い所からわざわざ。何しに来たんだ?」


 外国人がうろうろすることは珍しくない街ではあるが、神王国人の使節団の一員というならばこんな街中の市場でうろうろするのはおかしい。


 「俺の仕えてる方が、この国の王子様の生誕祝いに来たんだよ」

 「ほう、ってことは、貴族様か」

 「主人は、な。俺はしがない料理人だ」


 なるほど、と店主は納得した。

 貴族であれば市場まで来て豆の名前を気にしたりはしないだろうが、貴族に仕える料理人というなら、食材の名前を尋ねるのも分かる。

 警戒感が薄れたところで、店主は物珍しそうに店の商品を観察する料理人に改めて声を掛けた。


 「だったら、こいつもどうだい?」

 「これは、葡萄か?」


 店主が出してきたのは、ファリエルの見るところ干しブドウのようなものだった。

 何かの果実を干したような、皺の寄った物体。大きさは親指ほどで、色合いは茶褐色だ。

 やや水分を残しているものも混じっている感じから、干しブドウかとも思ったのだが、匂いを嗅いでみれば葡萄ではなさそうである。


 「こいつはデーツだ」

 「デーツ?」

 「ああ、こいつは乾いた土地に生える木の果実でな。ここいらじゃあ俺の店ぐらいにしかない。上物を揃えてるから、美味いぞ」

 「ほほう」


 ファリエル達が、店主に勧められて味見をする。

 商品の味見をさせてくれるだけ上客と見られたのかもしれないが、好意を受けるに遠慮しない面々だ。

 ファリエルはちびりと齧り、味をしっかりと確認し、マルクは訝し気に手のひらの上で転がしてから恐る恐る齧り、ルミは一切の躊躇なくぽんと口に放り込んだ。

 食べてみれば、なるほど葡萄とは違う。

 しかし、確かに果実を干したものであることは間違いないようだった。

 果物独特の甘みが、更に凝縮されているような干し菓子独特の美味しさ。

 これは良いと、ルミなどは一遍で気に入った。


 「よう、ファイエルさん、こいつも買わねえか? 出来れば買い占めていこうぜ」


 突拍子も無いことを言うのはモルテールン家の伝統芸。

 ルミは、店に有るだけデーツを買い占めていこうと提案した。

 モルテールン家から十分な給料を貰っているファリエルはそこそこ小金持ちであり、別に買えないわけでは無い。

 しかし、幾ら何でも見知らぬものを買い占めるとは、ファリエルにはいささか乱暴に思えた。


 「何でまた」

 「ペイスが……いや、ペイストリー様が、欲しがるはずなんだよな」

 「流石は幼馴染だな」


 しかし、ルミの言葉にファリエルは頷く。

 言われてみれば、ここまで美味しい干し果実であれば、お菓子の材料としては十分使えそうである。

 ファリエルは初めて食べたもの故に、使い道をすぐには思い付かない。色々と試してみれば使い方も分かるだろうという確信はあるが、それを言うなら我らが主家の御曹司の方が得意そうではないか。

 今まで数々のお菓子を作り上げ、見知らぬ食材でも平気で使いこなしてきた銀髪の異端児であれば、確かにこのデーツも喜ぶだろう。


 「では、これを有るだけ貰えるだろうか。後で使いを寄越すから、その者に荷を渡してもらいたい」


 ファリエルも、普段は人を使う側であり、料理長として采配を振るう身。ここで自分から大荷物を運搬することなど無い。

 宿泊場所に戻れば人を遣り、人足(にんそく)でも使って運ばせればよいのだ。

 幸いにしてファリエルが仕えるモルテールン家の若大将は、そういった金の使い方にはとても理解がある。

 金だけを先に渡し、荷物は後程取りに来させると話はまとまった。


 その後も、幾つかの店を見て回る料理長と護衛二人。


 「おい」

 「ああ」


 マルクの短い声に、ルミも極僅かに頷く。

 先ほどのデーツ大人買い辺りから、付いてきている奴がいる。

 さては、ペイスがまた厄介事でも起こしたかと身構える護衛二人。


 「いてて!! おい、何しやがんだ!!」


 いきなり、ファリエルの方にぶつかりに行った男を、ルミがそのまま捕まえる。

 腕を捻り上げ、足払いをかけて地面に押し付けた。


 「うるせえ。盗もうとした財布を返しやがれ」


 揉め事は揉め事でも、自分たち起因の揉め事だったかと、妙な安堵感があった。

 ぶつかる寸前で捕まえたものの、財布だけはちゃっかり盗み取っていたようだ。

 早い話、掏摸(スリ)である。

 市場で散々に金の有る所を見られていれば、こういう奴も出るだろうと、武闘派二人は納得した。


 「鮮やかなもんだ」

 「鍛えてるからな」


 ルミが押さえつけている男の手に握りしめられていたファリエルの財布。

 それをマルクが取り返した所で、ルミは掏摸野郎の拘束を解く。その瞬間に脱兎のごとく逃げ出す男。


 「ちくしょうがっ!!」

 「捨て台詞ならもっと上手に吐けよ」


 周りの人間を押しのけながら、一目散に逃げていく男を見送りながら、物騒な町だなと愚痴をこぼすルミ。

 全くだ、とマルクは答えるが、二人はこの手の犯罪者が世の中にはゴロゴロしていることを知らないだけである。

 モルテールン領は元々人が少なく、人が増えたとしてもモルテールン家の極めて厳しい取り締まりによって治安は安定していた。更に、今通っている寄宿士官学校は王都に有るが、これとて貴族の住む場所の、治安が最良の場所に居る。

 治安の荒れている場所で、生活したことが無いのだ。

 掏摸が武装強盗でなく、更には単独犯だっただけこの街も治安は良い方である。


 「さて、気を取り直して他の店も見回るか」

 「おう」


 市場でのお買い物は、神王国一行が滞在している間続くのだった。


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