手作りジャム入門

自然の恵みを活かしたたべもの、ジャム。
作り方もコツさえ押さえれば、いたってシンプルです。
一度手作りジャムに挑戦してみてはいかがでしょう。
アヲハタが、おいしいジャムの作り方をお教えします。

ジャム作りの手順 いちごジャム

作り方

01.材料を準備する

材料(出来上がり1000g)

いちご
800g
砂糖
600g
レモン果汁
大さじ3杯

下ごしらえ

  1. いちごは水洗いし、へたを取り、水を切っておきます。(いちごの粒が大きい時など、半分に切っても良いでしょう。)
  2. なべにいちごを入れ、砂糖の半量の300gをまぶし、一時間ぐらいおいておきます。

容器

200g容量のキャップ付きビン
4個

道具

  • ボール、なべ、木杓子、ゴム手袋、ふきん(清浄なもの)、レードル(杓子)

ワンポイント!

ボールやなべは、酸で腐食しにくいステンレスやガラス製のものを使用します。
アルミ製は使用しないでください。

【注意】熱いジャムでやけどをしないよう、充填から後の作業は必ずゴム手袋をしてください。

02.煮込む

  1. 01.で準備したいちごから水分が出てきたら、なべを火にかけ、ゆっくりと弱火で徐々に加熱していきます。
  2. 全体が沸騰してきたら、いちごが膨らむので、火を弱めて、いちごの中の空気を追い出します。
  3. そのまま弱火で5分ぐらい煮込みます。

沸騰してから5分くらい弱火で煮込みます。

ワンポイント!

いちごの中の空気をゆっくりと追い出してやらないと吹きこぼれるほどになりますので注意してください。

03.煮詰める

  1. いちごが白っぽく軟らかくなったら、残りの砂糖を入れ、沸騰したら火を弱め、さらに5分ぐらい煮詰めます。

弱火にして、5分ぐらい煮詰めます。

ワンポイント!

  • 砂糖が固まりになっていたり、底に残っていると、カラメルのように焦げてしまうので、よく溶かしてください。

  • いちごの中に糖分が入ると白っぽく透明になってきます。

  • 木杓子ですくって、少しとろみがでたくらいで火をとめます。

04.容器を温める

  1. 10~15分放置し、いちごに糖分を浸透させます。

    ※浸透:あら熱を取り、10~15分放置します。

  2. 浸透時間を利用して、熱湯で容器のビンとキャップを温めておきます。

ワンポイント!

糖分が浸透するまで、果実は浮いた状態です。時間をおくことにより、糖分が浸透し、均一な状態になっていきます。

05.仕上げをする

  1. 強火で加熱し、沸騰しはじめたらレモン果汁を入れます。
  2. とろっとした粘度になったら火をとめ、表面に浮いている泡を取り除きます。

強火で、3~5分加熱します。

ワンポイント!

  • 必ず沸騰させて殺菌してください。

  • 沸騰により中の泡が上に押し上げられ、見た目もキレイなジャムができます。

06.ビンに詰める

  1. ジャムが冷めると扱いづらくなります。熱いうちに、手早くビンに詰めましょう。
  2. 詰める際は04で温めたビンとキャップを使います。

ワンポイント!

  • ビンの口より、5~10mm下の位置までジャムを入れます。

  • ビン口に付いたジャムは、キレイに拭き取ってください。そのままキャップをすると、密封性が損なわれ、微生物が繁殖する原因となります。

  • 冷めないうちに手早く(5分以内)行います。

07.キャップをする

  1. キャップを軽く締め、少しゆらすと、上部の空気が暖められます。
  2. いったんキャップを弛め(シュッと音がします)、素早く締め直します。

冷めないうちに手早く(3分以内)行います。

ワンポイント!

  • 上部の空気を暖めて追い出すことで、酸化を防いだり、保存性を高めることができます。

  • キャップはあまり強く締めすぎないように注意しましょう。

08.容器を殺菌し冷却する

  1. ビンに詰めたジャムを、約90℃のお湯に浸け、10分間殺菌します。
  2. 次に、約50℃のお湯に5分ほど浸け、あら熱を取ります。
  3. 最後に、水で約1時間冷却します。

ワンポイント!

  • 熱いので気を付けてください。急激な温度差を加えると、ビンが割れてしまうので注意しましょう。

  • 冷えると、ジャムは固まりだします。ビンはまっすぐに置いてください。

09.出来上がり

召し上がる前に

  • ジャムはゆっくりと固まります。次の日まで待ちましょう。

  • 開封後は、必ず冷蔵庫(10℃以下)に入れ、清潔なスプーン等を用いて、3週間を目安にお早めにお召し上がりください。

  • 未開封なら、常温で1年間もちますが、保管場所は冷蔵庫がベスト。ただし、時間が経つと、色や香味が落ちてきてしまいます。

次の日まで待ってお召し上がりください。