8月25日
酸素なしでほぼ生活できる。動くと息が切れ咳、痰があるが、以前ほどではない。
なんかうれしくなる。
入浴する。妙に息苦しいのでナースコールを押そうとして気が付いた。不織布マスクをしたまんま頭と顔を洗っていたのだ。窒息するかと思ったぜ。
肝機能は落ち着かない。なんでこんなことになったのだろうか。アルコールは一切取らないのに。
後遺症として残るのなら嫌な感じだ。
というのも、5年前に肝臓と近い部位の大腸がんをやっているからである。
切除したが、医者は肝臓への転移をいつも気にしていたし、年一回のechoでも必ず肝臓を調べている。なので、今年のechoは肝臓に異常アリと出るんだろうな。仕方ない。
翌日、大部屋へ移動する。そして退院の話が出る。肝臓と肺の状態次第で今週退院とのこと。急に力がみなぎる。
返ったらあれをしよう、これをしよう。妄想は肥大化してやまない。
午後採血、そしてCT 。
しかしALTが200越えで、いくらなんでも高すぎるとのこと。
退院の話はいったんお預けに。
最終的にエサをもらい損ねたパブロフの犬だな。
味覚がいきなり戻ってきた。臭覚もだ。御飯がおいしい。食欲が戻る。
お腹が妙に減りだす。
廊下を試しに歩いてみる。ふらふらしてまともに歩けない。脚を見ると、なんじゃこりゃ。自分の足じゃないほどに細くなっている。筋肉はあっという間に落ちるとは聞いたが1週間以上ほとんど寝ていたつけが来ているのか。
さらに息切れも激しい。階段なんてとてもじゃないが上がれないぞこりゃ。
8月27日
窓際にいるハチが気になって仕方がない。アシナが系だが、こんなぼろくそ状態のおれに襲い掛かるなんてよしとくれよ。
泣きっ面にハチじゃ済まないぜ。窓を開けて逃がしてやりたいが、この部屋の窓は十センチもあかないのだ。精神科の閉鎖病棟かよ!!
肺炎がほぼ治って来たとのこと。特に左肺はきれいらしい。
右肺は多少まだらが残っているので抗生剤に切り替えて様子を見るとのこと。
よって、点滴ステロイドが終わる。
話すと咳がもれなくついてきてうまく話せない。
夜間ツイッターでからんくる馬鹿がいた。適当にいなす。今はSNSだけが日々の娯楽である。
知識も教養も礼節もない馬鹿丸出し
。醜さもろ出し。死ね。