これにて原作前の呉はおしまい
オリ設定
オリ展開
アンチヘイトになるの?
嫌いな人は読み飛ばし
なぁ。
「挨拶として将軍殿にお渡しした物品は
無事、お受け取り頂きました」
なぁって
「返礼として、堅殿を騎都尉、策殿には太中大夫、権殿には議郎職が与えられました!」
いや、だからな
「これにて我らが孫家は無位無冠の一郡の太守から、より1歩進むこととなりましょう」
周「まことに!まことにめでたい!おめでとうございますっ!!」
「「「「おめでとうございます!」」」」
あぁ、ありがとう。で、
「報告は以上です。儂等が不在の間、こちらは何か変わりはありませんかな?」
いや、こっちは特にはなかったが・・・
「・・・堅殿聞きたい事はわかります」
あ、コレ聞いて良いのか?
「はい、まぁ、とりあえず孫家の、
何をするにも茶化して脱線する癖を辞めろ。
私生活なら良いが、仕事中なら
やるべき仕事を終わらせてからにしろと、
お嬢様に説教受けましてな。」
((((・・・あぁ))))
「え、私?!」
「孫策様はともかくぅ私もですかぁ~?」
((((・・・・・・))))
「で、役職じゃの。コレは正直ありがたい。更に策殿と権殿の分まで貰えるとは、将軍殿も太っ腹よな・・・しかしなぁ黄蓋。お主何を差し出した?あの土産で、コレ程の返礼は正直貰いすぎじゃぞ?・・・そこの周瑜が何か関係しとるのか?」
何か凄い覚悟した顔だし
目に光が・・・ありすぎだよな。
韓遂が涼州から、いや、将軍殿から
離れることが出来たときの顔だな。
「さすがは堅殿、完璧な予測です」
当たっても嬉しくも何ともないのが
こう、何とも言えん。
「まぁ、分かりやすく言えば・・・実は心霊台を受けましてな」
「「「それは知ってた」」」
うん、皆の言う通りだな
引っ張るまでもないだろ。
「あ、いや、そうではなく、うん。なんと言えば良いのやら・・・そう選んだのですな」
選んだ?
「堅殿、五刻の地獄の奥地探索と三日三晩の地獄入口体験・・・どちらかを選べますか?」
・・・・・・・・・・・・選ばないとダメか?
「ちなみにそのときの周瑜は「少し・・・少しだけ時間をくれませんかっ!」と土下座しました」
・・・で?
「司馬殿がですな「師は暇ではないと言いましたよ?聞いてませんでしたか?」と耳元で、あの無表情で、語るのです」
(((うわぁ)))
「で、将軍殿がですな「落ち着け弟子よ。暗黒将軍は十数えるくらい待てんと言われても困るぞ」と・・・あの目で語るのです」
((((うわぁ))))
どこから十秒が・・・
「愕然とした我らに、「少しだけだろう?」と言われまして」
少しだけってそういう・・・いや、あのお二人に
そんなことを言ったんだ、仕方ないか
「母様!冥、周瑜をこんな目に遭わされて仕方ないって!」
「良いのだ策、私は後悔などしていない」
「「「「周瑜(様)っ」」」」
「・・・続けますぞ「弟子よ、数えてあげなさい」と言われた司馬殿は徐に足を踏み出し」
踏み出し?
「「ひとぉ~つ。ふたぁ~つ。みぃ~っつ」と・・・アレは夢に出てきますな。それで」
「単体で、単体でお願いしますっっ!」
「と、まぁ自分の意思で地獄の奥地を探索に逝きましてな。ソコに何があったのかは知れませんが・・・」
「私は孫家に光を見たのだ」
「・・・こんな感じですな」
((((周瑜(様)っ!))))
いや、そもそも、周瑜は一体何をしたんだ?なぜ後悔をしていない?何かお前も怒ってるようには見えんし。
「そうよ!将軍だからって理由もなく、仁の星のもとに生きてる人みたいにされてたまるもんですか!!」
「あぁ、策殿。むろん理由は有ります」
「納得出来るモノなんでしょうね!!」
「無論ですな。むしろ儂等は感謝せねばなりませぬよ」
・・・感謝?家臣に地獄を見せられて感謝か・・・
相変わらずあのお二人は我らとは
生きてる世界が違うな。
「同じ場に居ても違うと思いますからな」
「祭っ!!!」
「策(殿)、落ち着け(きなされ)」
「母様っ張昭っっ!!」
気付けよこれくらい。
黄蓋はわざと焦らしているんだ
「えっ!?」
黄蓋、洛陽で学んだか?
「はい、今の策殿には忍耐が足りませぬ」
「っっ!」
「目の前に欲しいものがあるからといって、ソレしか見えないのでは困ります。我慢できずに飛び付かれても困ります。それ以前に、目の前にあるものを欲しがってる事を隠せないと困ります。」
司馬殿ならいや、他の誰でも罠を仕掛けるだろうな。
「罠なんて!!」
食い破るか?一万で50万を殲滅した者の張る罠を?
食い破れるか?戦わずに二万の軍勢を殺し、三万を従えた者の張った罠を?
「・・・」
いい加減覚えろ。貴様は兵の命を、民の命を背負うんだぞ。罠に掛からない事を第一に考えろ。
「・・・わかった・・・直ぐには難しいかも知れないけど」
お前は皆の命を背負うが、一人じゃない。
後ろを歩く者や背負ってる奴の声を聞いても良いんだ。
「ふっそう言うことだ。孫家の光はそこにある」
「「「「お前が言うなっ!」」」」
で?
「端的に言えばこの阿呆、病を患ってましてな」
「・・・えっ?」
「「「「はぁっ?!」」」」
「肺の病で、なにもしなければ持って三年だったとか」
「・・・えぇ?」
甘寧っ!!!!
「知りませんでした!!申し訳ございませんっ!!」
周泰っっ!!!!
「私もですっ申し訳ございませんっ!!!」
「黄蓋よ・・・周瑜のこの様子なら本当のことなんじゃろうが」
あぁ、将軍殿はどうやってその情報を掴んだっ!
「流石に全容は教えてはくれませんでしたがな、何でもこの阿呆が、咳の薬を我らに内密に仕入れていたとか」
薬・・・
「洛陽からも仕入れていたらしく、将軍殿の諜報網にかかったわけで。」
娘も奴の諜報は組織だと言っていたな
「はい、それで阿呆がどんな状態なのか、確認し必要なら治すと、お嬢様にとっても大事な人間だから一度だけ選択の機会をやると言われまして。あぁ、ちなみにその際の選択肢と詳細は・・・・・・」
なるほどな、それで五刻の地獄と三日三晩の地獄だったと
「そう言うことですな、死病の回復の為の選択です。策殿、将軍殿を恨みますか?」
「無理に決まってるじゃないっ!アナタが言ったみたいに感謝しかないわよっ!」
「策よ、泣くな」
「「「今はお前は黙ってろ!」」」
それならば策を焦らしたのは良い勉強になったな。そう思わんか?張昭。
「そうですな、事実を知れば正反対の結果になる。まことに良い教材でしたわい。」
冷静さと観察力。忍耐力と洞察力。全て人の力だ
野生に身を任せて居るだけでは得られんモノだ。
勘に頼るな、最終的に頼ることはあっても。
最初から最後まで勘頼りではな。
それは頼りにしているのではなく、すがっているんだ。
そんなモノに家臣や民を巻き込むな。
人の力を磨け。権も他人事ではないぞ。
「「はいっ」」
で、黄蓋。周瑜はずっと・・・こうか?
「いやアレは現実逃避の一環なのでアレを上回る痛みや衝撃を与えたり、時間で忘れたり、薬で忘れたりすれば、問題はないそうです」
時間以外全部不安なんだが・・・
「何せ死病の回復ですからな」
で、対価だが
「そうですなぁその話でしたわい。黄蓋、ここは単刀直入に聞こう、役職と阿呆の命。申請書類の認可にお嬢様の育成・・・対価はなんじゃ?」
「無い」
無い?あぁそう言うことか
「堅殿には何か心当たりでも?」
いや、どーせ今のアタシらにはヤツが望むモノは稼げないんだ、だから今は貸しだってんだろ?
「全く持ってその通りじゃよ!全く、さっきまで軍議の場で皆に見せていた、あの大人びた態度も悪くはないがな、やっぱり孫堅文台の本質は炎じゃ!いい歳こいて、少しは落ち着いたらどうじゃ?」
はっ落ち着いたアタシなんざアタシじゃないね。アタシは将軍殿を見て知ったのさ!
「ほぉ?何を知った??儂も興味があるの。なんたってまだ一度も言葉を交わしとらんからの、予想もできぬわ」
炎はね、馬鹿正直に真っ赤に燃えるだけじゃない。体の中で燃える青い炎もあるってね!
「なるほどのぉ~道理よな。ならばついでにもうひとつ堅殿の炎に油を注いでやるわい」
油?
「将軍殿曰く、「今は己等に支払いなど求めては居ない。だからせめてつまらない生き様だけは晒してくれるな」じゃとよ、確かに伝えたぞ?」
くっっハハハハハハハハ
確かに聞いた、貴様もつまらん死に様を晒したら許さんぞ!
眼鏡に属性追加 仁の星 盲目 逆立ちして蹴り
けど絶対領域が仕事して見えないっっ!!!
つまりは チ ラ リ ☆
呉強化フラグ(今更)
原作アンチってお話
李儒くんは生き様に
孫堅は死に様に
この辺が視野の違いですな
書き貯め?そんなもん、もとからねーよ。
ちくせう