ヤオヨロズ

Last-modified: 2021-09-14 (火) 09:04:26
  • 株式会社ヤオヨロズとは、かつて存在したアニメーション制作会社。代表取締役は寺井禎浩。
    • 東京都港区に本社を置く芸能事務所「株式会社ジャストプロ」のアニメーション事業部であり、主要株主にジャストプロ、つばさエンターテインメントの名前が存在した。
      • ジャストプロは現在に至るまでKFPの構成企業の一つである。
    • 2013年8月に寺井氏と石ダテコー太郎(退社、現在バウンスィ所属)、取締役となる福原慶匡が「ザルゴザール」の名でとして立ち上げた。2014年「ヤオヨロズ」に改称。
      • 設立当初は石ダテコー太郎が過去作「gdgd妖精's」で試験的に採用していたMikuMikuDanceを全面的に採用することによる、低予算かつ短期スケジュールでのアニメ制作を目玉にしており、当時のキャッチコピーは某牛丼チェーンをもじった「早い、安い、上手い」だった。
    • 取締役の福原氏曰く「たつきが不自由なく製作活動を行える会社がコンセプト」とされている
      • ただし、ザルゴザール時代の作品である「直球表題ロボットアニメ」にたつきの名はなく、ヤオヨロズへの改称後に手がけた「てさぐれ!部活もの」がヤオヨロズにおけるたつきの初参加作品となる。
      • 「てさぐれ~」と同時期のヤオヨロズ作品「みならいディーバ(※生アニメ)」にもたつきの名はない。
        また、付属の声優・俳優養成機関として「ヤオヨロズボイスラボ」という養成所が設置されていた。所長は声優・音響監督である長崎行男。

ヤオヨロズボイスラボにてけものフレンズへの出演を約束したけものフレンズ声優オーディションを開催。

その後理由は公開されないまま、ヤオヨロズオーディションに名前が変更した。

  • 2020年3月31日に解散。
    • 覇権アニメと称され高い売り上げを記録したとされるケムリクサや、たつきのネームバリューとブランドイメージをを持っていたにも関わらず、突然の解散告知がなされたことでたつきファンは大きな衝撃を受けた。一方でたつきは解散について、一切話題に上げず沈黙を貫いた。
    • 後に福原氏より「解散ではなく8millionへの精神的業務移管」とする説明Tweetが入り、大多数のたつきファンはそれを評価する動きを見せた。しかしながら、解散の事実は官報により上げられたものである。*1
    • また、移管先とされた株式会社8millionの業務内容にはアニメ制作が含まれておらず、2021年9月現在まで同社が携わったアニメ作品は存在しない。このことから、肝心のたつきが現在どこの企業に所属しているかが一切わからなくなった。
  • なお、ヤオヨロズボイスラボも「ボイスラボトーキョー」と改称し、ヤオヨロズの名は完全に消滅した。

上記の通り、ヤオヨロズにはケムリクサ等で得た利益やこれまで積み上げてきたブランドイメージが存在するため、突然解散する理由が不可解である。

上記ツイートの通り、8millionへの移管を行っただけであり、解散ではないとする説。
だが、ヤオヨロズのネームバリューを捨てるのはあまりにも惜しいとも考えられている。
当然ながら、官報の解散公告は虚偽ということにしなければならない。

たつき監督降板事件以降、ヤオヨロズにはプラスだけではなくマイナスイメージや評判がついてしまい、それらを払拭するために一時的な改称を行なったとする説。

ヤオヨロズが携わったケムリクサは、DVD等が他作品と比較して単価が非常に安い点が特徴である。このような価格設定となった理由は不明だが、この販売形態では利益を黒字化するために大量に売る必要が生じる。以上を踏まえて、ケムリクサのDVD等の実際の販売数では今後の運営資金を賄えなかったのではないかとする説。
また、これらをケムリクサの自社買い疑惑に結びつけ、自社買いの結果資金不足に陥ったと考える者もいる。

ジャストプロ及びヤオヨロズの代表取締役である寺井氏が、福原氏のけものフレンズ及びケムリクサでの不手際を受けて、福原氏のジャストプロ内での権限を縮小させるためにヤオヨロズを解散させたという説。
理由としては以下の点が考えられる。

  • ヤオヨロズはジャストプロと住所を同じくするペーパーカンパニーであり、それは後継の8millionも同様である。会社が解散しようが休眠しようが、機材や人材の物理的な移動は起こらず書類手続きのみで済んでしまうため、わざわざ解散させるメリットが薄い。さらに、8millionにヤオヨロズと同じく業務が統合されたエスターセブンは解散ではなく合併となっている。*2
  • ただし、HPでは合併と記載されているもののエスターセブンの法人番号はまだ存在しており、ジャストプロと同一の住所である。ちなみに、ヤオヨロズは閉鎖となっている。
    • 以上のことから、ヤオヨロズを解散させること自体に何らかの象徴的な意味が含まれていると考えることもできる。
  • ヤオヨロズの代表取締役は寺井氏であり、ジャストプロの代表取締役も兼任している。そして、解散公告および代表清算人も寺井氏名で出されており、これらの公的文書の中に福原氏の名前はない。福原氏がヤオヨロズの解散を決めたという根拠がどこにもなく、会社の序列的にも公的資料にも寺井氏がヤオヨロズを解散をしたことになる。
  • 何よりヤオヨロズ解散で最もイメージが下がるのは福原氏であり、ヤオヨロズの顔としてインタビューを受けたり、今後のヤオヨロズの未来について各種媒体で多くを語っている。アニメプロデューサーとしての書籍も出版しているにもかかわらず肝心の制作会社が存在しないとなると、これまでの発言の説得力が大幅に低下してしまうのは避けられない。また、休眠会社としてヤオヨロズの名を残す道がありながらも、その選択ができなかったのは不可解である。

よって、ヤオヨロズ解散は「寺井氏が主導し、福原氏の仕事の権限を縮小させるために解散を決断した」という推測が成り立つ。
実際に、8millionでは肝心のアニメ制作の業務はなく、反対にヤオヨロズでは行っていなかったオンラインサロン運営がメインとなっている。
このような判断をした理由としては、少なくともたつき監督降板騒動はジャストプロにさしたる利益を与えず、続けてケムリクサの商標拒絶問題により今後の利益が見込まれなくなったことから、これ以上のアニメ制作を続けるのは困難だと寺井氏が判断したのではないのか?という見方がある。