渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

経営者が代わったカフェ

2021年09月14日 | open

以前、グリーンピットというカフェ
が都内西部にあった。
メシがうまいので人気あった。

今は経営者が代わり、別な店になっ
た。
しかし、別店舗になっても、食事の
うまいカフェで人気らしい。
カフェは飲み物だけでは絶対に経営
は行き詰まる。客側も飲み物を飲ん
で、そこで食事して落ち着ける場所
を求めている。また、事業経営的に
サイドメニューこそが収益の要に
る構造が飲食店舗経営にはある。


グリーンピットは1970年代の漫画
「750(ナナハン)ライダー」に出て
くる喫茶店「ピットイン」に外見の
雰囲気が似ていた。






高校の時、嫌いな漫画だった。
最初はハードボイルド路線だった
が、それが途中からいかんともしが
たい日共代々木チックなほのぼの系
赤旗祭りのような作品タッチになっ
たからだ。
狭い世界の小市民的「幸せ」を狭い
仲間内のみでほくほくして喜んで、
社会で現実的に起きている熾烈な事
案から意識性を遮断するようなしょ
っぱい感覚。
私だけでなく、高校時代の同学年の
バイク仲間たちは、本作に対して
「くそダセえ」と言っていた。
毒にも薬にもならないグダグダした
ほのぼの路線の漫画だったからだ。
いかにもメルヘンちゃんが好みそう
な。




ただ、「ピットイン」のような店が
あったら行きたいねとは学年の二輪
乗りたちは誰もが言っていた。
喫茶店は中学生や高校生にとって
定番の行きつけの店だったからだ。
事実、実際にかなり喫茶店には行き
まくった。何が何でもまずサテン。
多分、マックなどのファストフード
の店がまだ普及していなかった為だ
ろう。喫茶店は、中学生から大学生
や社会人までもが実に多く利用して
いた形態の寛ぎの場所だった。
モーニングというシステムなどは、
日本独自のカフェスタイルではな
かろうか。
メシの定番はナポリタンにピザトー
スト、あとカレーライスにサンド
ッチだ。
私は高校の時から、サンドを頼む時
には食パンの耳をカットしないでと
お店に頼んでいた。パンの耳、美味
いし。
高校の時バイトしていた神田神保町
の喫茶店の賄い食でも、自分で作る
特製サンドでは耳を付けていた。

世の中、面白い人もいるもので漫画
「750ライダー」の喫茶店ピットイン
の店内見取り図を考察している方が
いる。建築関係からの視点での掘り
起こしのようだ。



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