変態途中だ!尻尾卒業間近のカエル 小学校で発見
岐阜県美濃加茂市加茂野町今泉の加茂野小学校で、尻尾のあるカエルが見つかり、教員が捕獲して飼育しながら観察している。
カエルは体長約4センチ。児童用玄関の脇にいたところを女性教員が見つけた。玄関から約10メートル付近には天乳(あまち)池があり、池にいたカエルとみられる。
カエルは卵からふ化してオタマジャクシ(幼生)となり水中で生きるが、手足が生えて尻尾が縮んで成体のカエルになると、生息地が陸上に変わる。
野生の生き物の生態に詳しい美濃加茂自然史研究会の安藤志郎事務局長=同市=は、写真から在来種のヌマガエルと推測。暖かい地方のカエルで、飛騨地方には生息していないという。「産卵期は4~8月で、成体になるには2カ月程度かかる。今の時期に変態途中のカエルがいても不思議ではない」と説明する。
同校は、通常授業が再開する13日にこのカエルを児童に紹介するという。