ネット裁判総括

週刊Hサイト恐喝及び恐喝未遂事件が終わった。
ショボコイ事件であるが、ネット報道世界では大騒ぎでして、
過去の事件まであぶり出て、こういう事件の波紋は続くでしょう。

1 第一事件、第二事件。
500万円の恐喝既遂。
実行犯 石坂幸久 共謀共同正犯 S,F,N
被害者 弁護士田邊勝己
これが第一事件
3億5千万恐喝の未遂事件
実行犯 石坂幸久及びF 共同正犯 S,N

2 判決
石坂のみが分離で、S,F,Nに先立ち公判があり、
猶予判決。(3年5年)
S,F,Nについては、
最初の認否で一同が同じ期日であつまり、
(これが共犯事件の通常)
そのうえで、主張が違うということで、各自の分離裁判。
Sは起訴事実認めて執行猶予(3年5年)
Fは起訴事実を認めて20万の受領は餅代の趣旨でみとめ、
執行猶予(2年3年)
Nは起訴事実を否認して
執行猶予(3年4年)
但し、事件記録によると、
調べ段階では全面的に自供している。
このNの供述があればこそほかの事件も立件できたでしょう。
Nは、公判では否認したが、それは対外的なものであり
執行猶予が付けば上出来といえる。

3 番外当事者
Yジャーナリについて、10万円の金銭を
500万のうちからSが渡したと陳述。
N,Fの陳述を聴くともっと多額かもしれない。
ただし真偽は不明である。
10万円でも喝取金と知りつつ受領していたら共犯であろう。
その動機もあるでしょう。
ただ、そのことは社会的事実としてはわからない。
このことに対して、
「執行猶予をとるため虚偽を述べた」と
Yジャーナリは報道する。それはYジャーナリの意見である。
そしてYジャーナリは取り屋でないという世間的立場をとっている。
つまり、「真実正義の詩ね朝日新聞」と同じ立場です。

Yジャーナリ、Nと同じ媒体で報道していたO氏は調べを拒否。

Yジャーナリと親密といわれている、O氏報道でニューヤクザと
名指された、M氏が傍聴に来ていて、N氏らと打ち合わせていた。

4 被害者田邊勝己弁護士。
恐喝された金は被害弁償され経済的には無害であった。
ただ、弁護士ビジネス以外のビジネスで
上記の者らの報道で差支えはあるようである。
私見によれば、
かような事件があると、二次三次的に事件は続くものである。
例えば、大森記念病院の後に日興コーディアル相場操縦事件がある。
そのような事件について弁護人が、
選挙で落選したり、巨額脱税事件で巨額着手金をとったりするのであります。
そして更なる重大事件が明らかになってゆく。
これを、人を呪わば穴二つ事象という。
現在、大穴は二つあいているが、だれが埋まるかで内部抗争があるようである。
穴は大小を問わずあき続けるでしょう。

5 事件が終わって。
大山鳴動ネズミ一匹もでない。
こういう感じでありました。

昨日も傍聴に行きましたら、
スパコン補助金詐欺判決があった。
S被告事件、傍聴券事件。執行猶予(マスコミ報道された)。
これは聴きませんでしたが、

となりの法廷で事件があった。
いや、将来的重大事件のショボコイとばっちり事件です。

ネット報道も大マスコミ報道も
事実を持たずに、あるいは事実を曲げて、あるいはポジショントークだけ、
こういうのはダメダメですね。

安倍政権批判も2年になろうとしている。
ここまでくるといい続けるしかないのでしょう。
どういう権力でも腐敗する。
だから野党が必要です。

上記スパコン補助金詐欺も同じ現象の一部。
だが、私学補助金や研究費不正取得の事案も多々ある。
東京医大贈収賄事件で職務権限を言い募ることもできるでしょう。
これは、田中角栄事件を想起させる
だが、外為法で有罪とされ、金銭受領を認めた田中側は政治的に終了です。
外国から金を得た政治家はトップになれない。
東京医大に便宜を与えたという文科省。
そのことを職務権限で否認する法理論はある。
だが、検察が裏口リストを出す。
私学だから裏口も構わないのであると思うが、
これが官費を受けて初めて成り立つ大学である。
裏口君が職務権限で争う。
これは政治的社会的に負けているのに、法廷で争うということです。
まあ、事実で負けているから、ダメでしょう。
ビーチ前川事務次官が裁かれているようなこと。

皆さん暑さにお気をつけて、当ブログも取材に集中して、
秋口から、事実報道に努めます。

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