「ボクの殺意が恋をした」最終回【暴かれる最後の秘密…全てが明らかに!】[終][解][字][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

「ボクの殺意が恋をした」最終回【暴かれる最後の秘密…全てが明らかに!】[終][解][字][デ]

【衝撃の最終回-絡み合う嘘と秘密…全てが明らかに】間が悪い殺し屋(中川大志)と、暗殺ターゲット(新木優子)がまさかの恋に!殺すのか…恋するのか…二人の運命は!?

出演者
男虎 柊…中川大志
葉山 葵…新木優子
八乙女流星(デスプリンス)…鈴木伸之
水瀬千景…田中みな実
風岡樹生…中尾明慶
江村隼也…永田崇人
皆川真希…小西はる
葉山京子…榊原郁恵
馬渕洋介…中丸新将
藤堂莉奈…松本穂香 
赤坂武尊…小池徹平 

綿谷詩織…水野美紀
男虎丈一郎…藤木直人
番組内容
柊(中川大志)と葵(新木優子)は、詩織(水野美紀)に追い詰められて絶体絶命の危機に。詩織は自らの過去を明かす。
武尊(小池徹平)が殺された経緯を知った葵は怒りをぶつけるが、詩織は「人を殺すことにも正義はある」と、邪悪な論理を主張。
一方、柊は、復讐のために鳴宮美月を殺そうとした自分を思い出して何も言えなくなってしまう…。
詩織が再び銃の引き金を引こうとしたその時、丈一郎(藤木直人)が現れるが…!?
監督・演出
【監督】星野和成
原作・脚本
【脚本】徳永友一
音楽
【音楽】大間々昂、田渕夏海
【主題歌】Vaundy「花占い」
制作
【チーフプロデューサー】岡本浩一
【プロデューサー】中間利彦、小島祥子、石田麻衣
【共同プロデューサー】三上絵里子
番組HP
【番組ホームページ】
https://www.ytv.co.jp/bokukoi/
番組公式SNS
【番組公式Twitter】@bokukoi_drama
【番組公式Instagram】@bokukoi_drama
【番組公式LINE】https://lin.ee/kniUOAg

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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キーワード出現数ベスト20

  1. 詩織
  2. 柊君
  3. ハァ
  4. SOS
  5. 自分
  6. お前
  7. ホント
  8. 丈一郎
  9. 風岡
  10. 銃声
  11. 絶対
  12. 莉奈
  13. 会見
  14. 正義
  15. 千景
  16. 大丈夫
  17. 気持
  18. 晴希
  19. 中止
  20. 本当

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(男虎 柊) 俺たちは
もう会わないほうがいいんだ。

(葉山 葵) 私を見るたびに
思い出すと思うんです。

私を殺そうとしたこと。

(男虎丈一郎)
鳴宮美月の引退会見を開く。

そこで 柊君の無実と
綿谷詩織の不正を暴露する。

(殴る音)

(詩織) 今すぐ会見を中止させて。

その会場には八乙女流星に
仕掛けさせた爆弾がある。

中止だ! 会見を中止してくれ!

ごめんね 柊君。

(詩織) もう どう あがいても
あなたたちの負けよ。

♬~

(銃声)

♬~

(薬きょうが転がる音)

ゴキブリ。

あなたたちは殺さない。

丈ちゃんが来るまでは。

丈ちゃんが来たら
みんな まとめて始末する。

待って。

何で?

何で柊君と丈一郎さんまで
殺さなきゃいけないの!?

2人は あなたにとって

家族同然なんじゃないの?

「SOS」のためよ。

こんなの おかしいって…。

何かの間違いだよね?

俺が知ってる詩織さんは
いつも優しくて…。

これが本当の私。

大丈夫。

あなたたちの死は
無駄にはならない。

あなたたちが死ぬことで
「SOS」が守られるんだから。

あなたたちは
正義のために死ねるの。

それは とても意味があることよ。

そんなわけないだろ。

何が正義だよ?

詩織さんにとっての正義って
何なんだよ?

私ね 子供がいたの。

でも 5歳の時に死んじゃった。

殺されちゃったのよ。

当時16歳だった少年に。

(詩織の声)
人を殺してみたかったんだって。

新聞をたたきつける音

(詩織の声)
そいつは少年法に守られて

大した刑事罰も与えられなかった。

そんなことがあったから

私は「SOS」に声を掛けられたの。

(詩織の声)
法で裁けない悪人を暗殺する。

これこそが本当の正義。

今の私に
ぴったりな仕事だと思った。

コロって死んじゃってさ
あのガキ

(詩織の声) 「SOS」で働きだして
数年 たった頃

偶然 あいつを見掛けたの。

あいつって?

私の息子… 晴希を殺した

水本雄馬。

(水本)
チョロいもんだよ ハハハ…

(詩織の声)
「人を殺すのなんて簡単だ。

日本の法律はチョロい」。

笑いながら そう話してた。

だから 私
その場で言ってやったの。

「あんたを絶対に殺す」って。

(水本)あぁ!

やめろよ やめてくれって!

銃声
あぁ! あぁ~!

何で
こうなってるのか分かる?

悪かった…
ホントに悪かったって!

銃声
(水本)あぁ~!

(詩織)もう遅い
(水本)ハァ ハァ…

晴希を思って 死になさい

これが あんたの贖罪よ

銃声

銃声

空撃ちの音

だけど 私に殺されることを
恐れていた あいつは

晴希の事件のことで
取材に来ていた

赤坂武尊に助けを求めていたの。

(レコーダー:詩織)
晴希を思って 死になさい

(レコーダー:詩織)
これが あんたの贖罪よ

(レコーダー)銃声

停止ボタンを押す音

(武尊)この声は綿谷詩織さん
あなたですよね?

バカ言わないで
何 言ってるの?

彼は銃殺されたにもかかわらず
自殺として処理をされた

私は
そこに疑問を持ったんです

ここに来るまで

あなたの周りを
入念に調べさせてもらいました

それで たどり着いたんです

警視庁に
秘密裏に存在する公的機関

「SOS」の存在に

あなたは
「SOS」を私的に利用して

水本雄馬を
自殺として処理させたんだ

悪いことは言わない

これ以上 足を突っ込まないで

僕は脅しには屈しません

この音声データを公開し

「SOS」の存在を
公の下にさらします

(詩織の声) あのまま放っておけば
「SOS」は解体されていた。

だから 処理したのよ。

♬~

(詩織) だけど 音声データが
なかなか見つからなくてね。

あなたのおかげで
やっと見つかった。

ありがとう。

ふざけないで。

「SOS」を守るためなら
何をしたっていいっていうの!?

そうよ。

だから 私は手を汚したの。

違う。

あなたがしてるのは
ただの人殺しでしょ!

あなたには分からないだけよ。

柊君なら分かってくれるわよね。

人殺しにも正義はあるって。

柊君は彼女を
本気で殺そうとしたもんね。

柊君が どれだけ苦しんで来たか
あなたには理解できない!

あなた ちょっと黙ってて!

「SOS」の活動は
もっと広く認められるべきなの。

法で裁けない悪人を暗殺して

更生の余地のない人間も
処理すべきなの。

それが 必ず
社会を守ることになるの。

認めない。

そんなの絶対に認めない。

どうぞ ご自由に。

あなた うるさいから
先に逝かせてあげる。

葵ちゃん!

(扉の開閉音)

(足音)

丈さん。

待ってた。

両手を頭の上に。

一瞬でも妙な動きをしたら
柊君を撃ち殺す。

何してるの? 早くして。

ありがとう 詩織ちゃん。

自供してくれて。

会見は中止になんて なってない。

会見は

今 この場で開かせてもらってた。

隠しカメラでね。

(ざわめき)

(風岡) 千景さん 大成功ですよ。

あとは任せた。

(千景) はい。
(リモコンのボタンを押す音)

マスコミの皆様
今 証言があった通り

警視庁には
秘密組織が存在しています。

言ったはずよ。

あの会場には爆弾が仕掛けてある
中止しないと…。

無駄だよ。

会場に仕掛けられた爆弾は
単なる おもちゃだ。

♬~

(八乙女流星)
だまして悪かったね。

(ボタンを押す音)

(ハリーの声)
ハリーアップ! 僕のひらめき。

(丈一郎)
昨日 彼から連絡があったんだ。

明日 綿谷詩織の指示で
会見場に爆弾を仕掛けます

それで?

また俺と 手を組みませんか?

葵を守るためならば
何だってする。

ひとを欺くこともね。

(丈一郎)
音声データが詩織ちゃんの手に
渡ってしまった今

どうしても欲しかったのは
詩織ちゃん自らが語る真実。

それを引き出したかった。

あの事務所が
盗聴されてることに感づいた。

だから 盗聴されてることを
逆手に取り

あえて 会見すると
あの事務所で話したんだ。

(丈一郎の声)
そうすれば 必ず詩織ちゃんが

邪魔しに現れると思ってた。

そこで 俺が詩織ちゃんを誘導し

全ての罪を自供させ

その映像を流す手はずだったんだ。

そして 万が一の時のために

莉奈ちゃんにもカメラを
仕込んでほしいと頼んでおいた。

♬~

(莉奈) もう あなたの
言いなりには なりません。

フフ…。

フフフフ…。

フフフ… フッ。

あ~あ!

全て 丈ちゃんの手のひらの上で
転がされてたわけだ。

知らなかったよ。

詩織ちゃんに子供がいたことも

悲しい過去があったことも。

苦しんでたことに
気付いてあげられなくて

すまなかった。

でも

どうして 俺や柊に
言ってくれなかったんだよ!?

やめて!

もういい もう終わり。

(丈一郎) やめろ! 詩織ちゃん!

変えたかった。

私なりの正義を貫くことが…。

晴希の生きた証に
なるはずだったの。

待てよ!

俺をずっと
だまして来たくせに…。

全部バレたからって
死んで終わらすのかよ!?

ふざけんなよ。

ふざけんなって。

そんなの汚ねぇよ!

ねぇ…。

どうして 俺に

復讐すること許したの?

そんなの決まってるじゃない。

柊君に信じ込ませるためよ。

丈ちゃんを殺したのが
鳴宮美月だって。

違うよ。

ホントは それだけじゃないよね?

俺 今なら分かるよ。

晴希君が殺されて

詩織さんが
ずっと引きずったように…

俺も この先

ずっと引きずると
思ったからじゃないの?

だから あの時

俺に復讐させてやりたいって
思ったんじゃないの?

おかげで 俺 分かったよ。

復讐をして 敵を討つだとか

そんなの
自分を正当化するための

言い訳にしか
すぎなかったんだって。

ホントは 自分が弱いから…。

弱くて
悲しみを背負い切れないから。

だから あんなバカなまねを…。

♬~

ねぇ 詩織さん。

その手で 復讐して楽になった?

銃声

当然じゃない。

悲しみは 少しでも癒えた?

♬~

もういいって。

♬~

来ないで。

(詩織) 私は あなたたちを
殺そうとしたのよ?

♬~

もう やめようよ。

一人で抱えないでよ。

俺と丈さんがいるよ。

♬~

♬~ いるから。

♬~

♬~ (泣き声)

♬~

♬~ (泣き声)

♬~

♬~ (泣き声)

♬~

♬~ (泣き声)

♬~

♬~ (詩織の泣き声)

♬~

(足音)

ごめん 待たせちゃって。

ううん。

詩織さん 自首したって。

もうすぐ家にも警察が。

そう。

あのさ…。

俺…。

あのさ…。

俺…。

葵ちゃんとは もう…。

分かってる。

私も 柊君と同じ気持ちだから。

うん。

いろいろ…。

ホント いろいろあったけどさ

楽しかったことも
たくさんあったよね。

うん。

あった。

ホント楽しかったからさ

最後も 笑ってお別れしよ。

うん。

ありがとね。

今まで

ず~~~っと。

ハハっ 長っ!
フフっ。

フフ…。

じゃあ 行くね。

うん 俺も。

バイバイ 柊君。

バイバイ 葵ちゃん。

♬~

♬~

葵ちゃんに何かあったら
絶対に助けるよ

爆発音

俺は 葵ちゃんの
ボディーガードだから

触るなよ

雷鳴
イヤっ!

おっ!

ちょっと

ハッ! ハァ…

ふぅ~

葵ちゃんは… 俺が守るから

♬~

ずっと 大好きだったよ。

♬~

♬~

柊君は…

ずっと私を助けてくれて来た

ありがとう 柊君

♬~

(清掃機の作動音)

柊。
ん?

ここ まだ汚れてるぞ。
ウソ?

あ~ ごめん ごめん ごめん。

しっかりしろ ったく もう…。

(キャスター)
ここで最新のニュースです。

警視庁に
暗殺組織があった件に関して

先ほど 馬渕副総監が
会見を開きました。

(馬渕) 警視庁にあったとされる
暗殺組織ですが

その後の調べで 本件は

生活安全課に勤務していた
綿谷詩織警部補が

個人的に結成した組織である
ということが判明いたしました。

(馬渕) 報道されております通り
綿谷詩織は

17年前に子供を亡くしており

それを機に 秘密暗殺組織
「Secret Operation Service」

「SOS」を結成いたしました。

(リモコンのボタンを押す音)

何だよ? これ
全部 責任押し付けて…。

(真希) 大丈夫ですよ
真実は 風岡さんが書き上げた

この記事に
書かれてるじゃないですか。

(風岡) いや これは

武尊君が取材したものを
掲載しただけだ。

いいえ
風岡さんがまとめたものよ。

同期だった武尊の遺志を
引き継いで…。

ありがとう。

いえ…。

(江村) この人
どうなっちゃうんですかね?

(千景) さぁね。

逮捕後 誰に何を指示して来たのか
結局 何も語らなかった。

全て
自分一人でやったことだって。

自分だけが泥をかぶった。

せめてもの贖罪ですかね。

(ドアが開く音)
≪戻りました≫

おかえりなさい。

買って来ました。
(真希:風岡) ありがとう。

いや~ 何か悪いなぁ。

買い出しなんて
下っ端みたいなこと…。

下っ端ですよ
新人アシスタントですから。

まぁね 俺もそうだったしね。

何 偉そうに。
(風岡) そうだよ。

君も まだまだ下っ端だろ?

はい。
はいはい。

食べたら また やるよ。
は~い。

千景さん お忙しいところ
すみませんが 私は これで…。

うん 分かってる。

明日 出発前に立ち寄ります
お疲れさまです。

で ヤバい ヤバい
どうしよう どうしよう

…って思ってたら 入ってたんだよ
ポケットに五千円札。

ハハっ 何だよ? それ。

いや ほら 丈さんに買い物
頼まれた時 あったじゃん?

あれのお釣りが入ってたんだよ
マジで助かった ホントに。

おい 柊。
ん?

大丈夫か? 時間。
ヤバっ もう こんな時間だ。

俺 先 行くわ。
行け。

(車のドアが閉まる音)

♬~

俺だ ちょっといいか?

(ラジコンカーの走行音)

デス・プリンス?

やぁ!

えっ 何?

君に話があってねぇ。

俺は ない
仕事中なんだ 帰ってくれ。

葵の話だと言ってもか?

♬~

(莉奈) ≪すみません!≫
(男性) ≪大丈夫…≫

(莉奈) すいません! あっ あっ!

あっ。

大丈夫?
すみません。

どうしたの? こんな所で。

あっ いえ…。

お話がありまして 柊君のことで。

柊君は ずっと 苦しんでいました。

葵さんを
殺そうとしてしまったことを。

分かってる。

だから 私は もう
柊君とは会わないって決めたから。

ごめん 急いでるから。

本当に それでよいのでしょうか!?

私は あなたたちを見ていると

腹立たしい気持ちになります。

柊君のことが好きでした。

初めは 詩織さんに命じられて
近づきましたが

柊君の 素直で
いつも誰にでも優しくて

ちょっと抜けているところが

好きでした。

だから 腹立たしいんです。

お互い 好きなのに

何で離れようとするんですか?

♬~

葵とは
本当に このまま別れるのか?

はぁ?

あの時 永遠の別れみたいな儀式を
やっていたじゃないか。

えっ 見てたのか?

もちろんだ!

ホント楽しかったからさ

最後も 笑ってお別れしよ

うん

最低だな… 何なんだよ。

俺の質問に答えろ
葵と別れるのか?

別に 俺たち
付き合ってたとかじゃないし。

それに
お前には関係のないことだ。

言い訳は うんざりだ!

お前は ただ 葵と
向き合うことから逃げてるだけだ。

はぁ?
葵は言ってた。

自分に銃を向けている
お前を見て

お前の苦しみが
痛いほど分かったと。

それなのに

自分は何もしてあげられないと。

葵は お前のことだけを
考えていた。

この先も 自分が一緒にいることで
お前は苦しむ。

だから 葵は お前から離れ…。

ほっといてくれよ!

これは

俺と葵ちゃんで
決めたことなんだよ。

そうか…。

じゃあ これも関係ない情報だな。

葵は 明日 東京を旅立つ。

葵と会って話せるリミットは
明日の11時までだ。

それまで葵は
あの仕事場にいるはずだ。

俺には関係ない。

そうか…。

邪魔したな。

♬~

♬~

♬~

(京子) 葵。

大丈夫?

何が?

ここ最近
ずっと浮かない顔してる。

何かあった?

ううん 何にもないよ。

うん…。

お母さんね
病院で薬もらって 帰る。

じゃあ 私も一緒に…。
ううん。

葵は もうちょっと ここにいて
お兄ちゃんに話してみたら?

お先にね ウフフ…。

諦める?
うん

もう漫画家は無理かなって

そっか…

まぁ

葵が自分で決めたことなら
俺は何でも応援するよ

ありがとう お兄ちゃん

でも…

自分の気持ちに
ウソはつくなよ

自分にウソをつくと
絶対に後悔するから

これでいいんだよね?

よかったんだよね?

♬~

(丈一郎) サボってんじゃねえぞ!

あっ ごめん! ごめんごめん…。

もういい 今日は帰れ。
えっ?

全然 仕事になってねえんだよ
ぼ~っとしやがって。

ごめん。

柊。

お前 亡くなった両親から

自分の名前の由来について
聞いたことあるか?

えっ?

いや ないけど…。

「柊」の花言葉は 「用心深さ」だ。

用心深く
一歩一歩 進んで行ってほしい。

そう願って
「柊」と名付けたそうだ。

だが お前は その真逆に育った。

とにかく 間が悪い 悪過ぎる!

何だよ? 急に。

でも そんな 間が悪いお前が

たった一つだけ
逃さなかったことがある。

葵ちゃんだ。

お前は葵ちゃんと出会って

一度は離れ離れになったが
再び会うことができた。

いや でも 葵ちゃんとは もう…。

何だ?

だから 俺は 葵ちゃんとは
もう会わないって決めたんだ。

カッコつけんじゃねえよ!

決めたことだから もう会わない?

別にいいじゃねえか
決めたこと破って 何が悪い?

どうしようもなくカッコ悪い

決めたことも守れねえ
弱い男だって

そう言って
会ってくりゃいいじゃねえか。

好きなんじゃないのか?
今でも ずっと。

伝えなくていいのか?
ホントの気持ち。

柊!

ハァ…。

♬~

♬~

♬~

ハァ ハァ ハァ…。

ハァ… ハァ…。

ハァ ハァ ハァ…。

ハァ ハァ ハァ…。

(ドアが開く音)

(ドアが閉まる音)

柊君…。

葵ちゃん…。

よかった…。

まだ ここにいたんだ。

えっ。

何で?

何で柊君が ここにいるの?

ごめん。

もう会わないって約束したのに。

俺 あの日…

葵ちゃんが引っ越しで
遠くに行っちゃうってなった時

ホントは

自分の気持ちを伝えるために
会いに行ったんだ。

葵ちゃん! 葵ちゃん!

(柊の声)
でも 結局 何も言えなかった。

葵ちゃん! 葵ちゃん!

(柊の声) ただ見送ることしか…。

ホント情けないよな。

俺…

葵ちゃんのことが好きだ。

大好きだ。

葵ちゃんにしてしまった
最低なこと

忘れられないと思う。

そんなこと もういいの。

違うんだ。

忘れちゃいけないんだ。

あの時

俺が葵ちゃんを殺そうとした時

葵ちゃん 目 つぶったよね。

殺してやる!

きっと

俺の苦しみを
理解してくれたから

それを受け止めようと
してくれたんだと思うんだ。

この先 何十年

いや…

何百年かけたって

そんなにも 俺のこと
思ってくれる人になんて

巡り会えない。

世界中 どこ探したって いないよ。

俺…

絶対に忘れないから。

あの時の葵ちゃんを

絶対に忘れない。

ありがとう。

♬~

えっと…。

それだけ
どうしても伝えたくて うん。

私もね…。

あの日…

引っ越しの日。

本当は

ずっと
柊君のこと待ってたんだよ。

えっ?

会って お別れなんて

つらくて 嫌だったけど…。

でも…

ずっと
柊君が来てくれるの待ってた。

今だって そう。

どこかで…。

柊君が来るの待ってた。

柊君のことが…

大好きだから。

葵ちゃん…。

♬~

♬~

♬~

(電子音)

えっ? 何?

あれ!

ラブ・カウントダウン。

スタート!

♬~

テン。

えっ?

ナイン。

エイト。

セブン。

シックス。

ファイブ。

何やってんだ? こいつら。

(2人) フォー。

スリー。

ツー。

柊君!
ん?

ワン!

えっ!?
えっ!?

ちょちょ… おっ!

(2人) ゼロ。

♬~

ん?

ラブ イズ オール。

ハッ!

(拍手)

ちょっと…。

うわ!

何やってんの?

えっ!?

全部 丈さんが頼んだの?

ああ お前が いつまでも
グジグジしてるからな。

ひと芝居
打ってもらうことにしたんだ。

俺だ ちょっといいか?

例の作戦 決行してくれ

了解… デス

待ってよ じゃあ

葵ちゃんが
東京を旅立つっていうのは…?

旅立つっていうか

私は ただ お母さんと
旅行に行くっていうだけだけど。

えっ?

葵の幸せのためならば
何だってする。

ひとを欺くこともね。

ふざけんなよ…。
(丈一郎) 柊。

「柊」の花言葉にはな
「保護」って意味もあるんだ。

周囲からの手助けのある人生を
送ってほしい

お前の名前には
そんな願いも込められてたんだ。

いい名前 付けてもらったな。

だからって
頼む相手を間違えてるから…。

(風岡) いや~ 楽しかったな~
ラブ・カウントダウン。

(千景) 仕込み 大変だったのよ
昨日 流星さんに頼まれて。

何がラブ・カウントダウンだよ
意味 分かんないし…。

(江村) あとで動画チェックしよ
これはバズるよ~!

あ~ でも 何か逆に
邪魔しちゃった感じでしたかね?

しただろう 完全に。
ホント 間が悪ぃからなぁ。

えっ? 俺のせい?

よし じゃあ 大成功ということで
乾杯しましょうか。

(丈一郎) おっ。
(千景) そうね。

莉奈! ほら 飲み物 取って。

(莉奈) はい 流星君。

(風岡) えっ えっ えっ
君たち まさか?

交際させていただいております。

あら おめでとう。
よかったな 莉奈ちゃん。

何か お似合いだもんな~。

(江村) あっ この動画も
アップしちゃおう。

いいな~ 私も交際したい…。

えっ いつから?

今度は 2人っきりの時に改めて

とびっきりの告白をするから。

もういい。
えっ?

柊君に
そういうの期待してないから。

いや ちょっ…。

クッソ~。

絶対 キュン死させてやるからな。

柊君。
ん?

♬~

♬~

キュン死した…。

(方正) ここのスタジオってさ
どの部屋も寒くない?