2019年度 社員総会シンポジウム「子宮頸がん~検診とワクチン」

開催日時・場所

日  時
2019年5月19日(日)
会  場
シンポジウム:13:00~16:30 持田製薬ルークホール(持田製薬株式会社 本社ビル 2F)
懇親会:17:00~19:00 純広東家料理 嘉賓(シンポジウム会場から徒歩1分)
参 加 費
シンポジウム:当会会員:2,000円/一般:3,000円/学生1,000円(学生証の提示が必要です。)
懇親会:5,000円

講演概要

日本における子宮頸がん検診受診率は、2013(平成25)年の厚生労働省「国民生活基礎調査」によると42.1%となっています。2015年のOECD(経済協力開発機構)Health Data 2015による「20~69歳の子宮頸がん検診受診割合の国際比較」でも37.7%(2013年)とされ、OECD加盟30カ国の中で、アメリカ 85.0%(2012年)、イギリス 78.1%(2013年)などに大きく水をあけられ最下位となっています。また、2013年4月に定期接種化されたHPVワクチンも「副反応」への懸念から、同年6月に厚生労働省から「積極的勧奨を中止」されていまだに撤回されない状況にあります。このような状況から、日本は検診とワクチンという子宮頸がん予防に有効な手段を持ちながら、それを有効利用できていないということを指摘できます。

一方、日々現場で子宮頸がん患者と向き合う医療者は、この病の苦しみを見ています。予防できる方法があるのだから予防して欲しいというのが現場の思いです。しかしながら社会に目を向けると、子宮頸がんの検診率は上がらず、ワクチンの積極的推奨も復活しません。それはなぜなのでしょうか。そして検診率を上げ、ワクチンの接種が再び推奨されるためには何が必要なのでしょうか。本シンポジウムでは、女性検診改善プロジェクトのメンバーから、子宮頸がんをめぐる日本の現状と自身の研究について講演を行います。その知見をもとに、フロアの参加者を交えてどうすれば子宮頸がんを予防できるのかを考えます。

プログラム

ナビゲーター
江夏 亜希子(四季レディースクリニック 院長) 、鈴木 幸子(埼玉県立大学看護学科 学科長)
13:00~13:10
開会挨拶
13:10~14:00
『看護職によるスメアテイカー養成プログラムの検討~子宮頸がん受診率を上げるために~』
工藤 里香(富山県立大学看護学部)
14:00~14:50
『日本におけるワクチンの有効性・安全性評価と今後の普及』
八木麻未(大阪大学大学院医学系研究科産科学婦人科学 特任助教)
※演者が変更となりました。(2019/5/15) 
14:50~15:10
休憩
15:10~15:50
『日本における子宮頸がん予防の現状と課題』
宮城 悦子(横浜市立大学医学部産婦人科 主任教授)
15:50~16:30
ディスカッション
16:30~16:40
総括
17:00~19:00
懇親会

開催概要

日時 2019年05月19日(13:00~16:30)
開催場所持田製薬ルークホール
(東京都新宿四ツ谷1丁目7番地)
参加費3,000円(税込)
定員120人(先着順)
申し込み開始2019年03月01日 00時00分から
申し込み終了2019年05月17日 23時59分まで
懇親会 17:00~19:00
懇親会場所純広東家料理 嘉賓
(東京都新宿区四谷1丁目 第3鹿倉ビル 2F)
→地図を開く
懇親会費5,000円(税込)
懇親会定員40人(先着順)
主催 一般社団法人 性と健康を考える女性専門家の会

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