イスラム過激思想を持つテロリストたち。
テロリストと言われる人も、私達と同じ人間です。
思想が過激になると人を殺せるのが恐ろしい。
フランスでは、イスラム教のことで大きく揺れました。
2015年には『シャルリー・エブド』という風刺週刊紙の編集部が襲撃に遇い、17名が亡くなられました。
その後パリは、レストランや劇場が同時テロに遭い、130人もの犠牲者を出したりもしました。
2020年10月には、中学校の男性教師が「言論の自由を教えるための教材」として『シャルリー・エブド』事件を生徒達に見せていたのをイスラム教徒に知られ、男性教師は首を切断されて殺害されてしまったのです。
偶像崇拝を禁じているイスラム教。
ムハマンドを描くことは認められていません。
イスラム教の預言者ムハマンドの風刺画を生徒達に見せたことも、男性教師殺害のひとつの理由だったのでしょう。
日本とは違い、フランスではユダヤ教徒も、イスラム教徒も、キリスト教徒も暮らしています。
日本人は宗教については自由です。
神社で手を合わせますし、寺院でも手を合わせます。
教会に行っても手を合わせますし、他の宗教に対しても大切に思っている人が多いと私は思います。
日本人は、偉大な神々や宗教についても寛大と申しますか、人々がすがる神々に対して心を寄せたくなると申しますか、○○教に対しての反感があまりない気もします。
フランスに於いての悲惨な事件で思うことは、「表現の自由」の難しさでした。