コロナ感染者の職場、学校関係者ら2855人が陰性/台湾
2021/09/04 18:40
(桃園中央社)エバー(長栄)航空の操縦士とその子供が新型コロナウイルスに感染した問題で、北部・桃園市の鄭文燦(ていぶんさん)市長は4日、感染者の職場、学校関係者などにPCR検査を実施し、これまでに計2855人の陰性が確認されたと明らかにした。
陰性が確認されたのは、エバー航空のシカゴ拠点などを訪れた乗組員ら55人と、感染者が通う学校の生徒・職員2656人、隔離措置の対象となった同じクラスに在籍する生徒や教員、その家族など144人。桃園市政府によると、検査は完了しておらず、検査を必要とする人の数は状況を見て調整するとしている。
鄭市長は、隔離措置中の人に対しては規定の時期に簡易検査と2回目のPCR検査を実施するとし、航空会社の乗組員が再び乗務を伴う勤務をする場合、会社側が検査を手配しなければならないと語った。また、このほかに感染者と接触があったとされる約120人が隔離されているとし、引き続き検査の状況を見守るとした。
中央感染症指揮センターは同日、8月13日から9月2日までの期間に感染者と接触したり同じ時間帯に同じ場所を訪れた約110万人にショートメッセージサービス(SMS)でアラートを送信し、警戒を呼び掛けた。
(陳婕翎、張茗喧、葉臻/編集:齊藤啓介)