渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

貰いもん

2021年07月21日 | open


貰いもんの副賞のダンロップ新品が余って
たので、街乗り車に前後履かせてみたら
存外快調で感心した、との報告が身内から
あり。
公道で走った場所とかいろいろ聞いたら、
参考になった。なーる。
情報は参考になっても、奴の走り方は参考
にならないけど。本職さんは速すぎて(笑
これの前は、中古のコース廃棄タイヤ履か
てた。
そのケースは結構世の中多い。コースだと
ポイでも、公道ではまだまだ使えるという
は結構多い。もったないから公道の足と
して履き潰すまで使う。
このパターン、昔からスリックとレイン
以外では多かった。レース屋さん関係だと
その手のタイヤはいくらでも手に入った。
中には廃棄タイヤでF3本チャンぶっちぎり
というツワモノまで現実にいた。その人
筑波無敵。凄かった。NSR乗り。

モノヅクリって面白いよねえ。
ミシュランなどはエア圧を有効利用する
方向性に思えるし、ダンロップなどはサイ
ドウォールの剛性に工夫あり、みたいな
感じがする。乗ってみると。

レース屋さんでタイヤ交換してもらった
ら、昨日言われた。
「綺麗に使ってますねえ」と。
「ツルッパでしょ?」と言うと、「それは
そうですが、それより綺麗に使ってる」
と。
フロントは偏摩耗が激しくてステアにトラ
ブルが出たので私の代でコースおさがりの
新品同様の一年落ち中古ミシュランに換え
たが、リヤは前オーナーダンロップ300
のまま。
しかし、そのリヤはやはりど真ん中しか
減ってなくて、偏摩耗が激しかった。
それを丸い扁平になるような面圧のかけ
方、走り方を続けて偏摩耗を実走で除去
した。前輪もやったが、うまいように
いかずにステアトラブル発生になったの
で交換した。トラブルと言ってもごく僅か
な微細なものだが。
リヤの丸めはインチョロしないような面
圧のかけ方の乗り方で。特殊な乗り方。
タイヤの形作りの為に走り方変えるなん
てのは本末転倒なんだけどさ。
形が整ってからの残りゴムでのリヤのおい
しい期間は短かったが、滑りながらもよく
走ってくれた。そこはつるんとしていた、
になるまで。思い通りの特性を見せてくれ
ていた。
フロントのミシュランのサイドはもろに
ツルッパゲになった。それこそ、峰隆一郎
先生の時代小説登場シーンのように。
リヤは形が出来てからは、癖のない良い
タイヤだった。新品でも検討対象になる。
GPR300、以外とフロントのパワーRSと
相性が良かった。リヤは滑るけど。前が
しっかり食いついてるので、それでもい
い。

「最近、こういうように綺麗に使う人
本当に少ないんですよ」とレース屋さん
は更に言う。
へえ、そうなんだ。
てことは、今は俺みたいなのが普通では
ないんだ、へえ、とか思った。一瞬キョ
トンで。
どういう使い方してるんだろ。高速道路
ばっかりとかの減り方なのかなあ。
「それと、リヤブレーキパッドが全然減っ
ない」とも。
「リヤブレーキ、殆ど使わないんです」
と私が言うと「ああ〜」と納得して笑顔
見せていた。

あと二人、最近身内が足ゴム輪っかを換
えた。
そして、フィーリングを伝えてくれる。
こういうのが楽しい。勉強になる。
ゴムというけど、ほんとはタイヤのあれは
ゴムではないのよね(笑
いわゆる工業的な特殊樹脂。
大雑把にゴム。

タイヤを作る人、偉い。
世界初の完成されたスノータイヤも日本人
が作った。
恐れ入る。


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