死者の尊厳冒涜批判の「人体の不思議展」打ち切り 事務局「目的達成」 | 戦車兵のブログ

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戦車兵のブログ 「死者の尊厳冒涜批判の「人体の不思議展」打ち切り 事務局「目的達成」



中国の政治犯は処刑されれば臓器は売られるか、人体の不思議展の標本となって世界中で「見世物」として展示される。
以下産経ニュースより転載


 人体を特殊加工した標本を有料展示する「人体の不思議展」をめぐり、運営主体の同展事務局が今年3月に解散し、公式ホームページ(HP)上で閉幕を宣言していたことが10日、関係者への取材で分かった。人体展をめぐっては、人体の商業的利用などとの批判が数年前から各地で高まり、生命倫理上の問題が多いとの指摘もあった。


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 関係者によると今年3月、同展の公式HP上に「人間の仕組みと働きを理解し、健康で豊かな生活を送っていただくことを主旨として行ってまいりました。私どもの目的を達成出来たと自負しております」と明記し、「本年をもちまして閉幕とさせていただきます」と宣言、HPもすぐに閉鎖された。


 同展はプラストミックと呼ばれる技術で特殊加工した全身標本や臓器、器官などを展示する企画展として平成14年以降各地で開催され、同展事務局によれば約650万人が来場。当初は日本医師会や著名な医学者らも後押ししたが、批判が高まるにつれ、相次いで後援をとりやめた。


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 京都府と石川県では、医療団体などが昨年2月、県や政令指定市の許可なく遺体を保存したとして死体解剖保存法違反容疑で主催者側を刑事告発したが、その後不起訴処分(嫌疑不十分)となった。


 一方、日本医師会は今年3月、「遺体の扱いにおいて人の尊厳に反し、倫理的に認められない」とする生命倫理懇談会(座長・高久史麿日本医学会長)の見解を発表。死後の人体の扱いについて「尊厳を冒すのはどのような場合か明確なルールを定める新たな立法を考える必要がある」と指摘した。

 同展を主催した東京都港区のイベント会社は、産経新聞の取材に対し「開催から10年という区切りで閉幕することを決めており、事務局も突然解散したわけではない」と回答した。



 人体展の問題に詳しい福島県立医大の末永恵子講師の話「教育的展示とふれこんだ人体展は、死者の尊厳を冒涜(ぼうとく)しているとの批判が高まると、後援団体も昨年の京都展では皆無となり、いわば後ろ盾を完全に失った形となった。閉幕宣言は、日本における死体の商業展示の断念を意味する。日本の社会は同展と決別する方向に舵を切ったと言える」

(産経ニュース)
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前回、この人体の不思議展の記事を書いたらアメーバーより削除された。


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