AKBグループでアイドルとして活動していた梅澤愛優香さん(24)が、自身が経営するラーメン店をめぐって、SNSで中傷やウソの書き込みを繰り返されたとして、50代の男性を提訴した。

男性は、9月8日夜取材に応じ「そこまでひどいことは書いていない」と開き直った。

元AKBはラーメン店主 突然、取引先に”中傷”メッセージが 

AKB48の派生ユニット「バイトAKB」で活動していた、元アイドルの梅澤愛優香さんは、都内に1店舗、神奈川県内に2店舗のラーメン店を経営する実業家。

梅澤さんによると、8月、取引先に対して、あるメッセージが送られてきたという。

元アイドルの梅澤さんは現在、3つのラーメン店を経営する実業家
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「先々トラブルに巻き込まれないか心配でメッセージさせていただきました」
「裏に反社がいるのは事実なようです」

反社とは、暴力団などの反社会勢力のこと。これらのメッセージを送ったのは都内に住む50代の男性で、この他にも自身のツイッターに、梅澤さんに対する中傷とも受け取れる文言を書き込んでいた。

梅澤さんは、男性のアカウントをブロックしたが、男性はそれでも書き込みを止めず。このため、梅澤さんは、8日、220万円の損害賠償を求めて男性を提訴。さらに、神奈川県警大和警察署にも相談を持ち込んでいる。

”中傷”男性を直撃 反省の態度も「そんなにひどいかな」と開き直り

記者は、8日夜、”中傷”メッセージを送った男性を直撃した(都内)

記者は、8日夜、中傷メッセージを書き込んだ都内の50代の男性を直撃した。

男性:
又聞きした内容を鵜呑み
にして、私は善意でやりとりしただけ。(梅澤さんの取引先に)反社と付き合いがあるから気を付けた方がいいですよって、個人メッセージをしただけですよ

記者:
話が大きくなっているが?

男性:
なんでこんなに大きくならないといけないんですか。ツイッターで誹謗中傷したけど、そんなに深刻なことはつぶやいていない

記者:
悪いことをしてしまったという意識は?

男性:
それはあります。そこまでひどいかなって感じ

取材に対して男性は、”中傷”メッセージを送ったことなどについて認め、反省の態度を見せたが、「そこまでひどいことは書いていない」と開き直ったのだった。

梅澤さん「悲しいを通り越して怒りです」

取材に対して梅澤さんは「頭が真っ白、許せない気持ち」と怒りをにじませた。

その後、取材に応じた梅澤さんは「頭が真っ白になりました、怒りもそうですけど、許せない気持ちになりました」と怒りをにじませた。

また、男性が反省の態度を見せていたことを伝えると「それだけで許せることではないです」「来てくれているお客さんが傷つけられているのが、悲しいを通り超して怒りですね」と淡々と訴えた

さらにSNSでの中傷について「私と同じ中傷の被害に遭っている方がたくさんいますが、今回私が行動したことを見本にして励みにしていただけたらと思っています」と呼びかけた。
(画像提供:沙羅善」)

(フジテレビ社会部・神奈川県警担当 魚住菫)