アニメ『グリザイアの果実』第13話は
周防天音が風見雄二に、滝園学園マイクロバス転落事故で雄二の姉の風見一姫に会っていたことや、一姫やバスケ部の顧問や部員たちを森に置き去りにして自分だけ生き残ってしまったことを明かし、
一姫が生前に天音に残したメモから「一姫は生きている」と雄二が考えたので遭難現場に向かったエピソードの続きだった。
非常食の隠し場所の土を掘り返してみるとクーラーボックスがあり、開けてみると一姫からの手紙が入っていた。
「我が親友、周防天音へ。この手紙を読んでいるということは事故から数年が経過し、あなたも落ち着き始めた頃と存じます。あなたはここで何が起こったのかを知りたくてこの箱を開けたのだと思いますので、まずは結果をズバリと記載しておきます。全員病死です。原因は、皮膚疾患を発症した広岡さんによるものです。毒素を生成していたスープを食べた結果、皆は急性内臓疾患を発症。全員が死に至った。無論、肉に手を出さなかったあなたは助かった。結果としてあなたをほんとうの意味で助けたのは広岡さんなのかもしれないわね。でも、きっとあなたのことだから『私が助かったのは身を挺して助けてくれた大親友・風見一姫のおかげだよ』…と、涙ながらに感謝していることでしょう。そこで命の恩人の私からあなたにお願いがあります。もし私の弟が苦しんでいたら、助けてやって欲しいのです。弟の雄二は臆病で泣き虫で、とりえといえば優しい子ぐらいのダメな子です。私にとっては可愛い弟でたった一つの心残りなのです。できることなら私の弟を見守ってくれることを願います。では、生きていたらまたいつかどこかでお会いしましょう。―― あなたの人生最大の親友、風見一姫」
…『一姫は結局どうなったか』は天音も雄二にもわからなかった。
けれども雄二は
「実に一姫らしい手紙だ。」と言っていた。
「そう…だね…。
やっぱり一姫にはかなわないわ…。」
天音はこう言って、泣き出してしまった…。
慰霊碑でお参りをした天音はこう思っていた。
「今も正直、みんなのことが怖いよ…でも、逃げてるだけじゃどうしようもないから、あたし、もう、逃げるのはやめるね。私だけ残って『許して』なんて言えない…。許されると思うこと自体が図々しいってわかってる…。だからもう、謝らない。その代わり、これからはずっとお礼を言うよ。『みんな、ありがとう…』」
…この時雄二は「坂下」という名前がひっかかっていた。
天音が花を買っている時に天音のファンを名乗る「坂下」という名の男性に会っていたから…。
・・・車に戻った天音と雄二に入巣蒔菜から電話が。
けれども出たのは蒔菜ではなく男。
雄二もまた小嶺幸から電話を受けていて、電話の声は天音にかかってきたのと同じ男だった。
その男は坂下…坂下啓二で、
私立美浜学園の生徒たち…幸、蒔菜、榊由美子、松嶋みちるの4人の生徒を人質にとっていたのだ…!
―― ジンニク,タベチャッタノ!? (CV:久保◯リカ) ――
顧問の越智義彦先生が持ってきたという鹿の肉。
一姫の手紙からその正体は広岡たまきのアレだったのか…( ゚д゚)
作中の週刊誌でバラバラ死体がどうとか言っていたのはそれもひとつの原因!?
結局『グリザイアの果実』では滝園学園マイクロバス転落事故の真相は不明だったが、
続編では一姫の生死や、天音が脱出後に一姫や他の人達が本当はどうなったのかも明かされそう。
…それにしても坂下啓二は天音や雄二の情報をどうやって仕入れたのだろうか…?
(※感想は後編に続く。)
(※参考
アニメ『グリザイアの果実』公式サイト
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グリザイアの果実 13話
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